季節のお便り♪関係別に知りたい暑中見舞いの文例5選


暑中見舞いを出す相手は、親戚や友人、先生や恩師など様々ですから、関係別に暑中見舞いの文例を知っておくと便利ですよね。暑い夏に、相手の健康への気遣いを伝えたい季節のお便り、それが暑中見舞いです。どのような相手にも失礼のないように、暑中見舞い文例を参考にしてスムーズにお送りしたいものです。

暑中見舞いは、いずれの場合もまずは「暑中見舞い申し上げます」と目立つ文字で「季節の挨拶」をします。次に、季節を感じさせる「時候の挨拶」、「相手の安否を尋ねる言葉」と続き、「自分の近況報告」をします。そして最後に、「結びの挨拶」として相手の健康を気遣うことが基本の流れです。この流れを踏まえた上で、文例を参考にしながらぜひペンをとってみましょう。

そこで今回は、関係別に知りたい暑中見舞いの文例5選をお伝えします。

 

季節のお便り☆関係別に知りたい
暑中見舞いの文例5選

 

親戚へはお付き合いの深さも考慮して

親戚への「時候の挨拶」は、「風鈴の音に涼を感じる季節になりましたね。」「ひまわりの花が太陽に向かって咲き誇る季節となりましたね。」という一般的な季節を感じる挨拶がよいでしょう。

お盆やお正月などなかなか会う機会が少ない親戚や、月に一度や毎日のように会う親戚もいるでしょう。

なかなか会う機会のない親戚の場合は「いかがお過ごしでしょうか。私たち家族は夏バテすることもなく元気に過ごしています。」とし、たまに会うことのある親戚の場合は「その後お変りはありませんか。先日は素敵な時間をありがとうございました。娘にとってもとてもよい思い出が出来ました。」のように、「相手の安否を尋ねる言葉」と「自分の近況報告」をしましょう。

最後には「これからも暑い日が続くので無理をせずお過ごしください。平成○○年7月」という相手の健康を気遣う一般的な「結びの挨拶」をしましょう。

 

友人には少し砕けたナチュラルな文面を

友人への暑中見舞いの文例は、親戚よりも少し砕けたナチュラル文面がおすすめです。ただし、砕け過ぎてしまうことは親しき仲にも礼儀ありという言葉もあるように、注意が必要です。

友人への「時候の挨拶」と「相手の安否を尋ねる言葉」は、「○○ちゃんの大好きなアイスの季節がやってきましたね。元気にしていますか。」などとすると親しみがわきますね。

そして「自分の近況報告」も「私はプールや海にたくさん行って、肌もいい色に焼けてきました。」などと日常生活の少し細かい内容にしてもよいでしょう。

少し砕けた内容の友人への暑中見舞いといっても、「結びの挨拶」は忘れないようにしましょう。「まだまだ暑さが続きますので、しっかり栄養補給してお互い元気に夏を乗り越えましょう。平成○○年7月」という一緒に夏を乗り越えるイメージが友人としてとても嬉しい気持ちになります。

 

先生や恩師へは成長を感じる暑中見舞いに

お世話になった先生への暑中見舞いの「時候の挨拶」や「相手の安否を尋ねる言葉」は、親戚と同様で構いませんが、「自分の近況報告」は、成長を感じられるような暑中見舞いの文例がおすすめです。

「おかげさまで、社会人としての生活にも慣れてきました。」「新人研修もようやく終わり、現場でのお仕事が始まりました。」という内容は、先生にとってはとても嬉しい便りとなります。

児童が先生に贈る暑中見舞いの文例としては、「セミやかぶとむしをとるのがたのしいです。」などと夏を楽しんでいる様子は暑中見舞いとしてもほほえましいですね。

「結びの挨拶」「これからも暑さが続きますので、くれぐれもご自愛ください。平成○○年7月」などとすることで忙しい先生や恩師に向けたメッセージにもなります。

 

上司へは丁寧に失礼のないように心がけて

上司への暑中見舞いは少し緊張してしまいますが、基本の流れは同じです。

「季節の挨拶」をより丁寧に「暑中お伺い申し上げます。」とすることも礼儀のひとつとしてあります。

「時候の挨拶」「相手の安否を尋ねる言葉」は、「厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。」など、季節感を出すよりも、暑さを強調する暑中見舞いの文例が一般的です。

「自分の近況報告」は、「家族でゆっくりと休暇をとらさせていただいております。」「いつも色々と気にかけていただいてありがとうございます。」など、休暇に対するお礼やお世話になっていることへの感謝の気持ちを表現するとよいでしょう。

「結びの挨拶」は、先生や恩師と同様で構いません。暑中見舞いの基本である、相手を気遣う気持ちを忘れないようにしましょう。

 

取引先などビジネスは好印象を与えるように

取引先などのビジネスシーンでの暑中見舞いの文例は、「季節の挨拶」のあとに「毎々格別のお引き立てを賜り有り難く厚く御礼申し上げます。」という挨拶を加えたあとに、「連日の酷暑ですが、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。」のように、「時候の挨拶」「相手の安否を尋ねる言葉」を続けましょう。

お盆間の休業の案内も兼ねた暑中見舞いの場合は、この後に「さてこの度、夏季休暇のため以下の期間を休業とさせていただきます。大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。夏期休業:○月○日~○月○日」とするとよいですね。

「結びの挨拶」は、「暑さの厳しき折柄、皆様方のご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。」という一般的な挨拶で、相手の会社の皆様に向けてのメッセージを贈ることができると好印象を与えることができます。

 

いかがでしたか。暑中見舞いの文例は、基本の流れは同じですが、送る相手によって書き方が少し変わってくることがお分かりいただけたことでしょう。

暑中見舞いのデザインは夏を連想させるものを選ぶと喜ばれます。親戚や友人などの場合は、スイカやかき氷などの食べ物や、ひまわりやアサガオの花もいいですね。上司やビジネスシーンでは、海や風鈴などの涼しげな風景が素敵ですね。

暑中見舞いは、梅雨が明けた頃から、お盆に入るまでの間に出すのが礼儀です。立秋を過ぎた後に出すのは、残暑見舞いとなりますので注意しましょう。

形式にこだわりすぎず、相手に失礼にないように、関係別に暑中見舞いの文例に気を付けて、素敵な暑中見舞いを送りたいですね。

まとめ

関係別に暑中見舞いを送るには、

・親戚へはお付き合いの深さも考慮して記載しましょう
・友人には少し砕けたナチュラルな文面を意識しましょう
・先生や恩師へは成長を感じる暑中見舞いにすると喜ばれます
・上司へは丁寧に失礼のないように心がけましょう
・取引先などビジネスは好印象を与えるように意識しましょう


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