現金書留の書き方は、実際に送ってみないと分かりませんよね。利用したことのある人はそう多くはないですから、なかなか現金書留の書き方を知っている人は少ないです。
ほとんどの場合、お金を送るのはATMでの振り込みで行います。しかし、心を込めて送りたい場合は現金書留が便利です。
遠くにいる親戚や友人に入学祝いや出産祝いなどの気持ちをこめて贈る場合のために、現金書留の書き方を知っておくと役に立ちます。
それでも、現金を誰かの手を経由して送るというのは安全上、不安になる人も多いことでしょう。郵便局はそういう不安を少しでも払拭するために、対策してくれています。
そこで今回は、現金書留の書き方をお伝えすると共に、注意したい事についてお伝えします。
現金書留の封筒を購入する
現金書留の書き方云々の前に、まずは現金書留の封筒を購入しなければ、話は始まりません。
大きさは大小2種類あります。現金をそのまま入れるのか、ご祝儀袋を入れるのかで大きさが変わってきます。
宛名を書く
現金書留の書き方とはいえ、宛名に関しては基本的には普通の封筒と同じです。ただ、やはりここは現金を入れていますので、普通の封筒以上に丁寧に書きましょう。
豆知識ですが、現金を入れてから宛名を書くのは、書きにくいですし、お札に書き跡がついてしまうこともありますので、現金を入れる前に記入することをおススメします。
ご依頼主欄を書く
ご依頼主欄には、もちろん、送る本人の住所や氏名、電話番号を記入します。こちらも宛名と同様、省略したりせず、丁寧に書きましょう。
この丁寧さは、現金書留の書き方でも大切なところです。
書留・特定記録郵便受領証に記入する
現金書留と一緒に手渡される、「書留・特定記録郵便受領証」を記入します。これが、損害賠償のために必要な書類です。
現金を預けるわたしたちが不安なのはもちろんですが、郵便局側にとっても現金を預かることは重責であり、不安なのです。
この賠償制度についても理解を深めて、漏れなく欄を埋めることは現金書留の書き方として欠かせません。
封をする
全てを記入し、現金を入れたら、最後に封をします。普通の封筒なら、ピッと糊付けして終わり、ですが現金書留はそうはいきません。
そして、ここが現金書留の書き方として最後になりますが、割印を押します。上ふたを折ったら3か所、点線で円が描かれています。ここに割印を押してください。
割印はシャチハタではなく、三文判を使ってください。印鑑を忘れてしまっても大丈夫です。サインでもOKです。苗字だけを3か所にしっかり書けば、効力があります。
ここまでできたら、あとは出すだけです。切手を貼る必要はありません。窓口に持っていき、封筒と「書留・特定記録郵便受領証」を出してください。あとは局員の方の指示に従って行動すれば大丈夫です。
以上、現金書留の書き方についてお伝えしました。現金書留の書き方はあまり考えることはありませんが、知っているなら、いざという時に力を発揮してくれます。
現金書留の書き方自体は何も難しくありませんが、現金が関係するというのが難しくしている原因でしょう。預ける方も預かる方も不安ですので、決められていることをきっちりしておきたいものです。
大抵現金書留を送る時というのは、喜ばしい時だったりします。そんな喜ばしい時を邪魔されないためにも、丁寧に確実に記入するのが現金書留の書き方のミソです。
そして、現金を預かる郵便局側の気持ちにも配慮してください。中途半端に預かってしまうと何かあったときに後が大変なのです。
では、現金書留の書き方もマスターして、いつでも使えるように覚えておきましょう。
まとめ
現金書留の書き方で注意したいことは
・ 封筒を郵便局の窓口で購入する
・ 宛名を省略せずに丁寧に書く
・ ご依頼主様欄も漏れなく、丁寧に書く
・ 書留・特定記録郵便受領証に記入する
・ 封をして割印を押す