残暑見舞いの書き方☆目上の人に伝える7つの言葉遣い

残暑見舞いの書き方☆目上の人に伝える7つの言葉遣い

残暑見舞いの書き方は、とくに目上の人に送る時に気をつけたいものです。立秋を過ぎてから8月末ころまでに送る残暑の季節の挨拶状ですから、残暑見舞いの書き方のマナーは基本的な内容をおさえるべきなのですが、特に目上の人には挨拶状という場で、失礼のないようにしなければいけません。

しかし、目上の人と言っても、会社の上司や先輩など仕事関連の関係で立場が上の人から、子供の頃や学生時代にお世話になった恩師、また、親戚の人まで、その距離感は様々でしょう。

親しい関係性ならば仰々しすぎる残暑見舞いの書き方は逆に不自然です。逆に礼儀をわきまえなければいけない目上の人には、正しい残暑見舞いの書き方を意識しないといけません。ケース別に目上の人に贈る残暑見舞いの書き方を7つお伝えします。

 

残暑見舞いの書き方☆
目上の人に伝える7つの言葉遣い

 

一般的な残暑見舞いの構成

☆ 残暑見舞いの書き方で必ず守りたいのは、構成です。

残暑見舞いは、3つの要素から構成されます。一つ目は季節のご挨拶、2つ目は相手の健康や体を気遣う文章、3つ目が日付です。

この構成は目上の人に残暑見舞いを送るときには、最低限意識すべきです。また、これらの基本構成の文面を印刷で済ませるならば、真心を伝える一工夫があると喜ばれます。

☆ 一言を手書きで書くと心がこもります。

 

毎日会っている上司への挨拶

職場でお世話になっている上司に残暑見舞いを送る時は、一般的な残暑見舞いの書き方の挨拶をそのまま送ってしまうと、不自然だと感じられることがあります。

☆ 相手の健康のことを気遣う様な文面

毎日会っているのになぜそんなことを聞くのかと思われますし、定型文で書いているようで心がこもっていないと思われます。

そこで、毎日会う上司への残暑見舞いの書き方では、冒頭に一筆、オリジナル文面があるといいでしょう。

(例)

毎日お顔を拝見しておりますが、

改めてご挨拶をさせて頂きたく筆をとりました」

 

休暇をとった時の残暑見舞い

休暇をとって旅先から残暑見舞いを、職場の上司や先輩に送るという人は多くいます。旅先で購入したポストカードや切手を利用して送るなど工夫したりするものですが、それだけでは目上の人への配慮に欠けます。

【 休暇をとった時の、残暑見舞いの書き方 】

・ 必ず、休暇を頂いたことへの感謝の気持ちを記入してください。

(例)

「このたびは休暇を頂戴いたしまして、心より感謝致します」

このように、丁寧さに気を使って自分の言葉で書いてください。

 

久しく会っていない目上の人への残暑見舞い

以前にお世話になったものの、遠方に住んでいてしばらく会っていない。そんな目上の人に送る残暑見舞いの書き方で、一言入れたい言葉があります。

☆「ご無沙汰しております」という一言です。

季節のあいさつをして、次の段落で「平素はご無沙汰をしており、申し訳ございません」という文面を入れておけば、丁寧です。

 

体を気遣う言葉遣い

学生時代にお世話になった恩師など、年齢を重ねた目上の方に送る残暑見舞いの書き方で特に気をつけたい言葉遣いがあります。

【体を気遣う、残暑見舞いの書き方】

☆ 「暑い日が続いておりますが」という言葉の後…。

・ 「お変わりなくお過ごしでしょうか」
・ 「いかがお過ごしでしょうか」

などの言葉を添えましょう。

残暑見舞いとは、残暑がまだ続く季節に相手の様子を伺うという意味も含まれていますから、忘れてはいけない内容です。

 

親しい目上の親戚への残暑見舞い

目上の人と言っても、親しい親戚や個人的に交友のある目上の人など、かしこまり過ぎると逆に相手に不自然に思われそうな人には、丁寧すぎない言葉遣いの残暑見舞いの書き方の方が良い場合もあります。

【 親しい親戚への、残暑見舞いの書き方】

☆ 相手の近況を尋ねる文面と、自分の近況を報告する文面を入れる。

親しい間柄だからこそ、具体的な近況報告は相手にとって嬉しいものなのです。

(例)

・ 「春から就職した職場にも慣れてきました」
・ 「最近始めた趣味のマラソンで大会に出ました」

などなど。

 

「お見舞い」を「お伺い」に言い換える

残暑見舞いの書き方で、書き出しの部分にあたる季節のあいさつ文にも、目上の人に送る時に使うとより丁寧に使う言葉遣いがあります。

【 より丁寧な残暑見舞いの書き方 】

☆ 「残暑お見舞い申し上げます」を「残暑お伺い申し上げます」に入れ替える。

「お伺いする」という言葉遣いを使うことで、自分を相手より下げることが出来るので、覚えておくといい表現です。

 

いかがでしたでしょうか。残暑見舞いの書き方は、目上の人に送るときも、基本的な構成は一般的なルールと同じです。1つ目の季節のあいさつ、2つ目の相手の体や健康を伺う文、3つ目の日付、以上の3つからなっています。

目上の人に残暑見舞いを書く時に肝となるのが2つ目の要素となる、健康を伺う文のところです。この要素では、健康をお伺いするのはもちろんですが、相手と自分の関係性に応じてその内容にオリジナリティを加えたり、差し替えることが出来るのです。

また、相手側の単語には「お」や「ご」をつけて丁寧にしたり、相手の動詞は尊敬語に、自分の動詞には自分を下げる役割を果たす謙譲語を使って、語尾や細かな言葉遣いにも十分に気を使ってくださいね。

 

まとめ

目上の人に送る残暑見舞いで、気をつけるポイント

・一般的な構成はマナーとして必ず守ろう
・毎日会っている上司には改めてご挨拶をしたい旨を書こう
・休暇をとった時には職場の先輩や上司にお礼の一言を入れよう
・久しく会っていない目上の人にはご無沙汰の言葉を添える
・お世話になった恩師には体を気遣う言葉を入れよう
・目上の親戚にはかしこまり過ぎない文面で近況報告を
・「お見舞い」を「お伺い」にするだけでより丁寧になる


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