暑中お見舞いの文化は少しずつ薄れつつありますが、やはり日ごろからお世話になった方々へ、感謝の気持ちを表す、暑中お見舞いをしておくと安心ですよね。暑中お見舞いにはハガキで送るものと、ご挨拶に伺うものがあります。
本来は暑いさなかにお伺いを兼ねて、お中元を持参しながら暑中お見舞いをしたいもの…。けれども遠方であったり、忙しくて時間が取れない…、などの理由で訪ねられない場合に、体調などのお伺いとして、暑中お見舞いハガキを出すのが基本。
暑中お見舞いのハガキは専用のものも多く出回り、そのタイトルに合わせて一筆添えるだけで、気持ちが伝わるものになりました。けれどもちょっと迷いがちなのが、暑中お見舞いでの手土産となる、お中元ですよね。
そこで今回は、暑中お見舞いに持参する手土産を、喜ばれるものになるよう、人気ランキングからおすすめをお伝えします。
暑中お見舞い選びに迷ったら☆
参考にしたいランキング
暑中お見舞い、贈答品ランキング5位
暑中お見舞いで相手がどのようなものを好むのかが分からない時、やはり人気の品々を選ぶと安心。5位には暑い時期だからこその、飲み物がランクインしていました。
【 暑中お見舞い、5位 】
★ 第5位:ジュース・お茶・コーヒーなどの飲物
・ やっぱり暑い時期なので飲物を選ぶ方は多く、特にファミリー層(お子様)に送る場合にジュースを選ぶ傾向があります。
暑中お見舞い、贈答品ランキング4位
出産祝いや結婚祝い…、最近ではあらゆるお祝い事にも選ばれているのが、ギフトカード。確かにギフトカードなら、自分達で使い道を選ぶことができますし、現実的です。特に若い世代への暑中お見舞いには好評!
【 暑中お見舞い、4位 】
★ 第4位:商品券・ギフトカード
・ 下世話な話で皆やっぱり現金が一番嬉しいですが、あからさまもちょっと遠慮するところ。お二人住まいの方や、相手のことがよくわからない場合、金券に行き着く方が多いです。
暑中お見舞い、贈答品ランキング3位
暑中お見舞いを持参する際には、本来であれば風呂敷に品を包んで行くのが作法。お菓子などであれば、いわゆるお弁当包みですが、今回のランキングのような酒類なら、包み方も見ておくと丁寧な来訪ができるはずです。
【 暑中お見舞い、3位 】
★ 第3位:酒類
・ 上司や取引先の方など広く使えるお酒。特にプレミアムと付いたビールが人気!日頃発泡酒で我慢しているお父さん達にご褒美に。
暑中お見舞い、贈答品ランキング2位
暑中お見舞いではランキングのなかから選ぶと安心ではありますが、ランキングのなかから、相手の家族の様子をイメージして選びたいもの。その点、2位にランキングされている洋菓子類は、あらゆる家族構成に対応するので、おすすめ!
【 暑中お見舞い、2位 】
★ 第2位:洋菓子
・ 女性が喜ぶお菓子のランクイン!最近はお酒を飲まない男性もいるので、相手の好みに合わせた結果かもしれません。ほぼ女性の意見が反映される結果に。
暑中お見舞い、贈答品ランキング1位
人気の暑中お見舞い第1位となったのはカタログギフト。この結果を見ただけでも、ひと昔前と時代は変わった…、と感じる方も多いかもしれません。こちらも、ギフトカード同様、特に若い世代には喜ばれる選択です。
★ 第1位:カタログギフト
・ 結婚式の引き出物にもおなじみのカタログギフト。選ぶのが苦手、時間が無いなどの理由から、カタログギフトを選ぶ方が多いようです。
暑中お見舞いハガキの基本マナー
最後に実際に伺うことができない場合に送る、暑中お見舞いハガキの作法をお伝えします。まず「暑中お見舞い申し上げます。」から始まるのが特徴。そのため、「拝啓」や「敬具」と言った、手紙独特の作法は必要ありません。
【 暑中お見舞いハガキの基本 】
★ 季節のご挨拶を述べたら、相手の体調や近況を伺い、自分の近況を「簡単に」伝えてください。続いて相手の体を気遣う文章を書いたら、日にちではなく「盛夏」などの季語を添えればOK。
・ 暑中お見舞いは梅雨明けから立秋まで。立秋は意外に早く8月7日前後を目安にしてください。その後になると「残暑お見舞い」となります。
暑中お見舞いの時期なのに梅雨?
暑中お見舞いの時期が梅雨明け~立秋(8月7日前後)とお伝えしましたが、梅雨明けは地域によって違うもの。そんな場合には相手の地域に合わせて、タイミングを計ってください。
【 暑中お見舞いハガキ、梅雨が続いたら… 】
★ ただ、年によっては梅雨明け宣言がないまま、立秋の日を迎えてしまうことも…。
・ 「なかなか梅雨が明けない!」と言う場合には、立秋まで待ち、残暑お見舞いを出す方法が安心です。
いかがでしたでしょうか、今回は暑中見舞いのなかでも、お伺いするケースを想定し、手土産に準備したい人気の品々をランキングからお伝えしました。体調や近況を確認するために来てくれるだけでも嬉しいものですが、気の利いたお中元はより嬉しいはず!
最近の傾向として男性のために贈る物ではなく男性女性、双方が喜んでもらえる「お中元」「暑中お見舞い」を贈る傾向にあります。以前は調味料の詰め合わせや乾物、洗剤などが主流でしたが選択肢が広がり一般ではなくなりました。
昨今は洗剤も香り重視になってきているので、相手が好きな香りでないと迷惑になってしまいます。そう思うとカタログギフトが1位なのも納得です。本記事を参考にしながら、これから出向くご家族を想像し、自分なりの配慮を添えてはいかがでしょうか。
暑中お見舞いをきっかけに、より良い関係を築いてください。
まとめ
暑中お見舞いにおすすめの品とハガキマナー
・夏はドリンク類が人気
・分からないなら、ギフトカードが安心
・男性上司などには、ビールや酒類
・お子様がいる家庭には、洋菓子
・喜ばれる安心の、カタログギフト
・相手の体調を気遣うのが、暑中見舞いハガキ
・梅雨が続いたら、立秋後に残暑見舞いを出す