のし袋の書き方、冠婚葬祭で超常識の7つのマナー

のし袋の書き方、冠婚葬祭で超常識の7つのマナー

冠婚葬祭でのご祝儀・お香典、それを包む「のし袋」。

ただ現金を包んで・入れて・渡せばいい・・・というものではありません。のし袋は、お祝いごと用は祝儀袋・忌みごと用は不祝儀袋といわれ、その書き方には実は様々なマナーがあります。

現代は、キラキラのカラーペンなどでのし袋を記入する若い人もいると聞きます。華やかな雰囲気にはなりますが、大人として・・・と問われるとギモンが残りますよね。

ここでは、特に冠婚葬祭時ののし袋の書き方について「超常識の7つのマナー」と題し、大人として最低限知っておきたいことを7つのポイントに絞ってご紹介致します。

のし袋のマナー、まずは、その書き方から注目してみましょう。



 

のし袋の書き方、
冠婚葬祭で超常識の7つのマナー

 

のし袋について知っておきましょう


まず、のし袋の種類をご紹介しておきましょう。のし袋は大きく分けて2種類あります。慶事(結婚式など)の祝儀袋と弔事(お葬式など)の不祝儀袋です。見た目にもその違いはすぐに分かります。

まず、のし袋の色ですが、一般的には祝儀袋は「赤・金・白」ですが、現在は、特に婚礼用祝儀袋などは多くのデザインが販売されていますので、色もピンクやブルーなど様々です。

不祝儀袋は「黒・銀・白」(地方によっては黄色)が使われています。また、包む金額に比例して、のし袋の装飾も選びましょう。(少額にも関わらず、見た目の華やかさに惹かれて「袋だけ豪華」にならないように・・・)

 

文字の色に気をつけましょう


のし袋に文字を記入する時のインクの色にも気をつけましょう。

記入する際は、筆ペンやサインペンを使うと思いますが、お祝いごと全般は「黒のインク」で書きます。

しかし、通夜・葬儀の際には「グレーのインク」を使います。これは、墨をすって文字を書いていた時代の名残りで「訃報に涙で墨も薄まってしまいました」「あまりに突然のことで墨をする時間も惜しく、急ぎ駆けつけました」という思いが込められているといわれています。

今は、黒とグレーが1本のペンになっている慶弔両用タイプもあるので、予め用意しておくと便利でしょう。

 

表書きの書き方を知っておきましょう


のし袋にかけられているリボンのようなものを「水引き(みずひき)」と言います。のし袋の表面で水引きを境に上段・下段とします。上段中央には名目を書きます。

〇結婚式 → 寿・御結婚祝 など
〇お祝いごと・出産・入学 → 御祝・御出産祝・御入学祝 など
〇通夜・葬式 → 御霊前・御香典 など

※但し、故人・葬家が浄土真宗の場合には「御仏前」「御佛前」「御香典」としましょう。これは、亡くなった人が「すぐに仏様になる」と考えられている為と言われています。葬儀の際は、予め、宗派も確認すると良いでしょう。

 

贈り主の書き方を知っておきましょう


のし袋の水引きの結び目の下段中央には自分の名前をフルネームで書きます。

代理で出席する時には、本来の出席者の名前を記入し、その左下に「代」と書き添えます。夫の代理の場合は、夫の名前の左下に「内」と書きます。

夫婦連名の場合には、まず夫のみフルネームで書き、その左横に妻の名前のみを書きます。もしくは、水引きの下の中央に、まず、苗字のみを書き、苗字の下の右側部分に夫の名前・左側に妻の名前を書きます。

 

連名3名までの書き方を知っておきましょう


3名までの連名の場合は、一番上位の人の名前を水引きの下の中央にあたるところに書き、その左側に次の人たちの名前を書いてゆきます。

この書き方の場合、贈り主の3名分の名前が左側による形になる為、バランスが悪く感じられる時は①中央に最上位、②その右側に二番目の人、③最後の人は①の人の左側に名前を書きます。

こうすると贈り主3名の名前の配置のバランスがよくなります。

ちなみに、序列がつけにくい場合は氏名の50音順で書いてゆくと良いでしょう。

 

団体や会社名での書き方を知っておきましょう


4名以上の連名の場合、のし袋表面に書ききれない為、まず、代表者の名前を水引き中央下に書き、その左下に少し小さめの字で「外一同」と書き添えます。

そして、のし袋の中に贈り主の名前を全員分書いた奉書紙(和紙などもOK)を入れます。奉書紙に連名で記入する場合には、右から左へ、上位から下位へ書き連ねてゆきます。

会社名・団体名で贈る場合にも、水引き下の中央に、まず、会社名などを書き、社名の左側に少し小さめの字で「〇〇部一同」などと書き加えます。

 

金額は正式な漢数字で記入しましょう


のし袋の内袋や裏側に包んだ金額の記入欄があります。この記入欄には漢数字の大字(だいじ)と呼ばれる正式な数字を使います。

例:一→壱、二→弐、三→参、五→伍、七→漆、十→拾、千→仟、万→萬、円→圓
記入例:五千円→金伍仟圓、一万円→金壱萬圓、三万円→金参萬圓、五万円→金伍萬圓、十万円→金拾萬圓
※金額の前に「金」と付けます。「圓」は「円」でもOK。

婚礼の際には「割り切れない=奇数」の金額を入れます。葬儀などの際は「四(死)」「九(苦)」は避けます。また、住所も一緒に記入しましょう。(番地は通常の数字でOK)

 

いかがでしたか。冠婚葬祭の場では本当に様々なマナーの常識がありますが、ここでは、特に「のし袋の書き方」についてご紹介しました。

今は、のし袋のデザイン自体はバリエーションも豊富に市販されていますが、その書き方は古式にのっとり、心を込めて記入しましょう。

特に冠婚葬祭のマナーは、相手の状況を共に喜び祝う、もしくは、ともに悼む気持ちを表すものとされています。少々、面倒なこともあるかもしれませんが、その手間を踏まえるのも大切な方への心遣い=大人のマナーといえるでしょう。

 

まとめ

のし袋の書き方、冠婚葬祭で超常識の7つのマナー

・のし袋について知っておきましょう
・文字の色に気をつけましょう
・表書きの書き方を知っておきましょう
・贈り主の書き方を知っておきましょう
・連名3名までの書き方を知っておきましょう
・団体や会社名での書き方を知っておきましょう
・金額は正式な漢数字で記入しましょう