送別会の挨拶マニュアル!送る側が気を付ける3つの事

送別会の挨拶マニュアル!送る側が気を付ける3つの事
送別会でお世話になった人を見送るのはとても心寂しいものですが、これからの新しいスタートを迎える方のためにも、心を込めた挨拶を贈りたいですよね。送別会での挨拶は、会社またはその部署を代表する言葉になります。そう思うと一層、身が引き締まりますが、いざどのような挨拶をするとよいのか戸惑うことでしょう。

みんなの想いも乗せて、送別会での挨拶を是非とも成功させるためにも、送られる人に寄り添えるような気持ちを持って挨拶はしたいものです。送別会で挨拶をするということは、個人的なお礼も兼ねられるという利点もあります。みんなの気持ちを代弁しつつ、自分自身の感謝の気持ちも込めていけるとよいですね。

そこで今回は、送別会の挨拶マニュアルとして、送る側が気を付けたい3つの事についてお伝えします。

 

送別会の挨拶マニュアル!
送る側が気を付ける3つの事

 

挨拶は簡潔にまとめよう

どのスピーチでも同じですが、長々と話されると「何が言いたいの?」となってしまいます。何を伝えたいのかを整理しておくとよいでしょう。

送別会の挨拶の一般的な時間は2~3分と言われています。「お礼→労い→エピソード→活躍や健康の祈り」の順に、長くなりすぎず短くなりすぎないように書き上げていきます。

【後輩や部下の場合】
・これから期待する人材だっただけに残念だという想い
・一緒に乗り越えてきたこと
・その人の頑張りや成果

【同僚の場合】
・一緒に乗り越えてきたこと
・相談に乗ってもらったこと
・同僚ならではの絆

【上司の場合】
・これまで指導してきてくれたこと
・怒られたことで芽生えた向上心
・親身になってくれたこと

退職者との今までのエピソードは、面白いことから失敗したことまでたくさんあることでしょう。そのエピソードからどのような気持ちが生まれたのか、という感謝の気持ちを伝えられるとよいですね。

送別会だからと言って、挨拶はしんみりとしないといけないわけではありません。栄転や定年退職など、これから新しいスタートが待っている人にとっては寂しいながらも明るい別れです。残念な気持ちを伝えるのもよいですが、あまりしんみりとなりすぎないように気を付けます

 

自分のことを話すのではなくて退職をする相手のことについて話そう

送別会の挨拶をしていく中でのエピソードが、なんだか自分のことばかりになっているということはありがちです。「○○さんのお陰で私は~になって~になって~になれました。」という風ではなく、「私が~になれたことも、○○さんが責任感が強く、相手の気持ちを第一にしている姿を見てきたからです。」のように、自分本位ではなく、相手の立場にたっての文章に変えていきます

主役はあくまでも今回退職をする人ですので、その人にスポットを当てて話すことがマナーになります。

送別会の挨拶の内容がだいたい固まってきたら、幹事をする人とも打ち合わせをしておきましょう。幹事の人も挨拶をしますので、話す内容が重ならないことにも注意を払いたいですね。

 

前向きな気持ちを伝えよう

送別会というとどうしても雰囲気がしんみりしがちですよね。そして挨拶も「寂しい」「悲しい」「残念」と後ろ向きな言葉が増えてしまいます。「○○さんがいなくなるのは寂しいです。」と終わってしまうと、ただただ寂しさが残ってしまいます。これだと送られる側も心残りであり、申し訳ない気持ちになってしまいます。「○○さんがいないと寂しいですが、○○さんのようにみんなに元気を与えられるようにします!」のように、前向きな言葉を付け加えて言葉を終えるようにしましょう

なるべく明るい話になるように、言葉を選んでいくのも大事です。

 

いかがでしたか。送別会の挨拶では、送る人を前向きな気持ちで明るく見送る言葉が必要だということが分かりました。これまで色々なことを乗り越えてきた、仕事の仲間です。それが上司であっても同僚であっても後輩であっても、同じ会社の目標を持った人同士です。今回退職する人の想いをこれから残った人たちで引き継いでいく!という熱い思いを感謝の気持ちと共に伝えられるとよいですね。

当日は、暗記していて何も見ずに挨拶ができればよいですが、別れの悲しみと緊張のあまり言葉が飛んでしまうこともあるでしょう。言葉が飛んでしまうと、何か話さないといけないという焦りから要点のまとまらない長々とした挨拶になってしまいますので、送別会の挨拶はきちんと清書したものをポケットに忍ばせておきましょう。どうしても覚えるのが難しい、途中で見てしまいそうだ、という場合は堂々と紙を広げて読んでください。

また、当日までに家で声に出して練習してみたり、挨拶の時間を計ってみたりするとさらによいですね。

送別会での挨拶で最も大切なのは、「相手への感謝と敬意」です。贈る言葉をもらった側は、その贈られた言葉で、今まで勤めてきたこの会社での辛かったことや嬉しかったこと、悲しかったことなど、いろいろな思いが締めくくられます。言葉は色あせない大切な思い出です。

送別会の挨拶をするというプレッシャーはありますが、心を込めて自分の気持ち、みんなの気持ちをしっかりと伝えて気持ちよく見送りましょう。

まとめ

送別会の挨拶で気を付けたいこととは

・挨拶が長くなりすぎないように、話の要点をまとめよう
・おもしろかったこと、つらかったこと、それによってどうだったかのエピソードを盛り込もう
・主役である退職する人にスポットを当てた話し方をしよう
・感謝の気持ちと敬意をきちんと伝えよう


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