結婚式の当日が近づいてくると、新郎の方は挨拶を考えるようになりますよね。結婚式というのは新婦が主役のように思われますが、新郎の挨拶というのも主役級の役割を果たします。
結婚式という一つの大きな節目のイベントで、お祝いにきてくれた人たちへ新郎が堂々とした挨拶をすると、これからの結婚生活も安泰だと周りの人を安心させることができます。しかしあまり堅苦しくなると、賑やかに楽しく進んできた披露宴の雰囲気が変わってしまいます。
結婚式で新郎が挨拶をする時間も限られています。その中で、いかにうまく色々な気持ちをまとめられるのかがポイントです。でもどのようにまとめると流れがスムーズになり、新郎としての役割を果たせるのか悩みますよね。
そこで今回は、結婚式での新郎挨拶を成功させるコツについてお伝えします。
必見!結婚式の新郎挨拶を絶対に成功させるコツ
新郎挨拶をする時に気を付けたいこと
結婚式をよい形で締めくくるためにも、新郎挨拶はとても大事な場面です。大勢の人の前で話すということはとても緊張することですが、挨拶をするにあたってここは抑えておきたいポイントをいくつか挙げてみます。
①自然な笑顔で背筋よく・・・緊張するからと顔がこわばっていては、よい印象を与えることができません。自然な笑顔で真っすぐに前を見て、背筋よく挨拶をしましょう。
②挨拶文をなるべく覚える・・・挨拶をする時にメモを手に忍ばせておいてもよいのですが、チラチラと手元を見るのはあまり良い光景ではありません。前もって練習をして、ある程度覚えておきましょう。どうしても不安という場合は、きれいに清書をし、堂々と読みましょう。
③濁す言葉を無駄に使わない・・・「あ~」「え~」など言葉を伸ばす間を作らないようにします。あまり言いすぎると頼りない印象が付いてしまいます。
④忌み言葉を使わないようにしよう・・・別れを連想する言葉や離婚を連想する言葉などは使わないようにします。「別れる」「終わる」「いろいろ」「度々」「くれぐれ」など。
⑤特定の人へのメッセージは避けよう・・・新郎の挨拶は来てくれた人みんなに向けるメッセージです。特定の人にだけ向けた挨拶にならないように気を付けます。
新郎挨拶の流れをおさえよう
結婚式での新郎挨拶の流れはほとんど定型化されています。ですが、定型すぎるとつまらないものになってしまうので、その流れにのっとり、間にオリジナル感を出していけるとよいでしょう。
①冒頭の挨拶
冒頭の挨拶は定型化されていますので、ここはそのまま定型文を使うほうがよいでしょう。
「本日はお忙しい中、私たちの結婚式にお集まりいただきましてありがとうございました。」「本日はあいにくの空模様の中、大勢の皆様に足をお運び頂き感謝の気持ちでいっぱいです。」
②ゲストに対して披露宴に出席してくれたことに対するお礼
出席してくれて人に改めて感謝の気持ちを伝え、祝辞や余興をしてくれた人たちにも別途感謝の気持ちを伝えられるとよいですね。
「私たちが今日の日を無事に迎えられたのも、たくさんの方のお力添えがあったからこそです。皆様から身に余るほどのご祝辞や励ましの言葉を頂きまして感動でいっぱいです。また、歌や余興で楽しく盛り上げてくださり、ありがとうございました。」
③今の心境やエピソード、新生活に向けた抱負
ちょっとしたエピソードを入れられると、オリジナル度が出てさらに良い挨拶になります。ここでは少し砕けた内容になっても構いません。
「私たちは大学で知り合って、6年という付き合いを経てこうやって夫婦となれたのですが、付き合いが長い分数多くのケンカも繰り返してきました。ケンカするほど仲が良いとはよく言ったもので、なんだかんだありますが私たちは最高に仲の良い夫婦になれると自負しています。これからもケンカをしながらお互いを尊重し、高めあって楽しく明るい家庭を築きたいと思います。」
④両親への感謝の気持ち
普段直接言うのは恥ずかしい感謝の気持ちを思い切って伝えてみましょう。
「この場をお借りしまして、両親への感謝の気持ちも伝えたいと思います。お父さんお母さん、私たちをここまで育ててくれたことはもちろんですが、今日に至るまで、全面的にサポートをしてくれて本当にありがとう。これからは2人で力を合わせて、お父さんお母さんのような温かい家庭を築いていきます。これからもよろしくお願いします。」
⑤これからの支援や指導をお願いする言葉
結婚式にきてくれたゲストの人のほとんどが、人生の先輩に当たります。これからもお力添えをいただけるように伝えましょう。
「なに分、未熟で世間知らずの二人ですので、これからも皆様にはご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、その時はよろしくご指導ご鞭撻をくださいますよう、宜しくお願い申し上げます。」
⑥お礼の言葉・結びの言葉
「みなさんの末永いご健康とご多幸をお祈り申し上げ、私のご挨拶をさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。」
このような流れで進んでいき、大体3分程度で終わるようにしましょう。5分を過ぎると聞く方がきつくなりますので、長くても5分以内には終わりましょう。
いかがでしたか。結婚式での新郎挨拶というのは、式に来てくれたゲストの人へのお礼を伝え、これからの新生活での抱負を述べるなど、とても前向きな明るい挨拶ということが分かりました。
しんみりと感動的な挨拶は新婦に任せて、新郎は堂々と男らしい挨拶をするという役割があります。しかし、挨拶の流れにありました④の時には一言二言の文章でも感極まって涙してしまうかもしれません。その時は是非とも堂々と男泣きをしてください。
結婚式で新郎が堂々とした挨拶をすれば、特に新婦の親族の方々はこれからの二人の門出を心からお祝いしよう!支えよう!という気持ちになることでしょう。新婦を任せてよかった!男らしい頼りがいのある人だ!と思ってもらえるように、文章をしっかりと流れに沿って作り、当日までに練習を重ねて、結婚式では立派な新郎挨拶で締めくくりましょう。
まとめ
結婚式の新郎挨拶を成功させるコツとは
・笑顔で背筋よくハキハキと話そう
・練習を前もってしておこう
・結婚式に来てくれた人へお礼を伝えよう
・新郎挨拶の場を借りて、両親への感謝の気持ちも伝えよう
・これからの新生活を温かく見守ってもらえる言葉を伝えよう