退職の挨拶マナー☆ビジネスマンとして、7つの基本


退職の挨拶は、人生の大きなターニングポイントになる、大事な節目で必要なマナーですよね。しっかり退職の挨拶をすれば、気持ちよく次のスタートを切ることができます。

もちろん、お世話になった感謝を伝えるのは、一人の社会人としてとても大切なこと!また、立つ鳥跡を濁さず、ということわざがあるように、良い印象を残して退社したいものです。

退職の挨拶は事前に考えておいて、当日に臨んでください。とはいえ、いざ考えると何を言えばよいのか…、かなり悩むことも多いもの。

また、感極まって泣いてしまって、退職の挨拶どころではなくなるのではないか…、と不安になったり、きちんと退職の挨拶をして有終の美を飾れるかと、心配になることも多いですよね。

そこで今回は、退職の挨拶に関して、ビジネスマンとして押さえておくべき、基本マナーをお伝えします。

 

退職の挨拶マナー☆
ビジネスマンとして、7つの基本

 

内容をまとめておく

当日になって退職の挨拶を考えても、すぐには良いフレーズは出てきません。何日も前から準備するのは基本中の基本!短すぎて素っ気ない退職の挨拶にならないよう、逆に長すぎて飽きられるような退職の挨拶にならないよう、よく準備してください。

【 退職の挨拶☆内容をまとめる 】

★ 大体、1-2分でまとめるのがGOOD。

・ 1分で話せるのは文字数にして300字程度だそうなので、600字くらいの挨拶文を考えておくということ。意外に多いと感じるか、逆に少ないと感じるかは人それぞれ…。

文字にすると多いように感じますが、声に出してみるとかなり短かかったりするので、何度か実践して時間を計るのも、おすすめです。

 

退職の理由を話す必要はない

退職の挨拶では、「一身上の都合で」と伝えるのが一般的。あえて退職の理由を話す必要はありません。

【 退職の挨拶☆退職理由 】

★ もちろん、話してはいけないわけではないのですが、気をつけて話さないと、自慢や嫌味に聞こえてしまう事も…。

・ ちょっと繊細な部分なので、それぞれの価値観を尊重し配慮を示すなら、「一身上の都合」としておくのが無難なのです。

 

ネガティブな言葉を避ける


立つ鳥跡を濁さず
、を心がけるのは鉄則!わざわざ退職の挨拶で不満などを話して、変な雰囲気でお別れするようなことになってしまうのは、やはりNG。

【 退職の挨拶☆気持ち良く 】

★ 「もう皆に会うのは最後なのだから、この際言いたいことを言ってから、お別れしよう!」などとは考えない方が、スマートな終わり方。

・ 皆が引いてしまうのはもちろんですし、自分の不快な気持ちを増幅させることになってしまうのも問題。

むしろ、お互いに気持ちよくお別れすることに、思いを集中してください。

 

感謝の気持ちを述べる

【 退職の挨拶☆感謝を伝える 】

★ やはり、お世話になった感謝の言葉を伝えることこそ、退職の挨拶の醍醐味!

・ 印象に残ったエピソードを入れると、より気持ちのこもった退職の挨拶になります。

そして、この退職の挨拶の場を設けてもらったことへの感謝も忘れないようにしてください。

 

今後の活躍を祈る旨を述べる

【 退職の挨拶☆今後の活躍 】

★ 最後は、今までお世話になった方々への気遣いを示してください。

・ お礼と共に、皆さんの今後の活躍を祈る旨を話します。

お互いに気持ちよくお別れするために、これは大切です。結局自分のことばっかり話していたというイメージを持たれないようにしたいものです。

 

ゆっくりはっきり話す

退職の挨拶をするシチュエーションが朝礼の時であったりすると、始業前なわけですから時間が迫ってくきて焦りそうですが、焦らずしっかり話したいところ。

【 退職の挨拶☆話し方 】

★ せっかくの退職の挨拶がよく聞き取れなかった、なんてことになるのもとても残念!

・ 感極まって声が震えてしまう時もあるかもしれませんが、慌てず気持ちが落ち着くのを待って、ゆっくり話し出してください。

そのためにも最初にお伝えしたように、準備が大切!短く気持ちを伝えれる文章を準備するのが、堂々とスムーズに話せるコツです。

 

あいさつの品を準備しておく

これは明確な決まりではありませんが、職場によって暗黙のルールがあったりするはず。プチギフトを用意したり、お菓子を配ったりするケースも多いもの…。

【 退職の挨拶☆あいさつの品 】

★ 自分の職場ではどのようなルールがあるかリサーチが必要!これは、普段から職場での出来事をしっかり観察、分析しているかが活きてきます。

・ 何を選ぶかも悩むところですが、ハンカチなどのちょっとしたものでOK。それぞれの喜ぶものが分かっていれば、一人一人違うものにするのも喜ばれるに違いありません。

そして渡すタイミングですが、終業時間の15分前くらいから、一人一人を回って手渡せすと良さそうです。

 

いかがでしたでしょうか、退職の挨拶はスマートに決めたいもの。退職の理由は様々ですので感情もいろいろですが、後に尾を引かないように、気持ちよく会社を去ることができればスマート。

特に定年退職となると、長年勤めあげた達成感や苦労がこみ上げてくることもあるのではないでしょうか。去るにあたって伝えたいことも山ほどあるに違いありません。

話し始めると次から次へと思いがこみ上げ、収拾がつかなくなるケースもあるかもしれません。自分にとっては、退職の挨拶の時間は極めて重要!でも、周囲の気持ちも十分に意識したスマートな挨拶をしたいところ…。

そういう周りへの配慮も欠かさないようにするのが、スマートな退職の挨拶のコツ。そして、自分にとっても新たな1ページの始まりであることを意識してください。今後の人生の期待も込めて、前向きな内容が好ましいはず。

本記事を参考にしながら、よく準備して退職の挨拶に臨み、さわやかに会社を去り、新たな人生のスタートを気持ちよく切っていきましょう!

まとめ

退職の挨拶のマナー、7つの基本

・内容をよく準備して臨む
・退職の理由をあえて述べる必要はない
・ネガティブな言葉、考えは話さない
・今までの感謝を伝える
・今後の皆の活躍を願う
・ゆっくりハッキリ話せるよう、よく準備する
・あいさつ品を渡す


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