礼儀作法とは?社会人になる前に知っておきたい5つの基本


礼儀作法は社会人になってから新入社員研修やOJTなどで先輩から学べばよいと思われがちですが、社会人になる前に知っておくべきこともあります。大学や高校などの学校を卒業して企業に就職する場合、入社式を終えたらもう立派な社会人の一人です。

新入社員だろうが入社して間もない社員であろうが、職場やお客様から見れば他の先輩社員と何ら変わりはありませんから、礼儀がなっていないと信頼を得ることはできませんよね。とはいえ、いきなり社会人に必要な礼儀作法をマスターせよと言われても、何から始めればよいかわからないことでしょう。

そこで今回は、これから社会人デビューする人のために、社会人として会社で働き始める時に恥をかかないために知っておくべき5つの礼儀作法を具体的にお伝えします。

 

礼儀作法とは?社会人になる前に
知っておきたい5つの基本

 

時間を守る

社会人にまず必要なのは時間に厳しくあることです。社会人はたくさんの時間的制約を持っています。始業時間や朝礼の時間、会議の時間、お客様とのアポイントの時間など、1日のうちに守るべき時間がいくつもあるのです。

学生時代には、授業の開始時間や友達との待ち合わせなど時間の制約はありますが、どれも少し遅れたくらいでは許されることがほとんどですよね。遅刻は悪いことだとわかっていながらも謝れば許されるのが普通だと心のどこかで思ってしまっているものです。

しかし、社会人になったら時間を守るという礼儀は必須です。少しでも遅れればお客様からの信頼を失ったり、上司や先輩の貴重な時間を奪ってしまうことになってしまうためです。新入社員はとくに5分前、10分前行動を心がけるのが礼儀作法なのです。

 

メモを取る

仕事を始めたばかりの時は、学ぶことがたくさんありますよね。研修で座学で学ぶこともありますが、職場に配属されてからも先輩社員や上司から指導を受ける場面が多々あります。そんな時、メモを取りながら指導を受けるのは重要な礼儀です。

先輩社員や上司は自分の時間を割いて新人教育をしてくれているのですから、一度指導を受けた事を再び質問することは避けなければいけませんそこで必要なのがメモです。いくら記憶力に自信がある人でも、一度聞いたことを完璧に覚えて数か月に思い出すことは容易ではありません。ですから、常にメモを持ち歩く必要があるのです。

 

電話でメモを取る

新入社員として会社に入社をしたら欠かせない礼儀となるのが電話応対です。電話は新人に限らず、受電したらなるべく早めに取るのが社会人としての礼儀ですが、電話に出ることでその会社や組織の事やクライアントの事を理解することができるため、一般的には新人がとるとよいとされています

電話応対における礼儀は、言葉遣いはもちろんですが電話が鳴ったら即座に電話を取ることともれなく伝言を取ることです。伝言に漏れがあると伝言先の上司や同僚に迷惑をかけるだけでなく、会社への信用度自体も落としかねませんから、慣れるまでは丁寧にもれなく書き残すことが欠かせません

 

言い訳をしない

社会人になったら、自分の仕事や言動に責任を持たなければいけません。ですから、どんな理由があろうとも仕事で失敗をしたら、まず相手に謝罪をするのが礼儀です。学生時代は親や友人に何かを責められたり、追及された時、何か理由がある場合には訳を説明したり言い訳をしますよね。

しかし、仕事においては理由や経緯はどうあれ仕事で失敗をしたら、周囲の人たちに迷惑をかけるわけですから、まず謝罪をする必要があるのです。すぐに謝罪をするという行動は、社会人になりたての人は意外とできないものですので、意識をしなくてはいけません。

 

姿勢を正す

新入社員は職場でとくに注目を集めます。そのため、一挙手一投足に礼儀の配慮をする必要があります。例えば、考え事をする時にデスクに肘をついて頬杖を突くことってありますよね。しかし、頬杖は見方によってはやる気がないようにも見えます

また、仕事中にガムをかむのは良くありません。眠気覚ましや集中するためにガムをかむという人もいるかもしれませんが、特に年配の人からすると、仕事中にガムをかむなんてことは礼儀としてありえないと思われることもありますから、正しい姿勢で集中して仕事をするよう心がける必要があります。

 

いかがでしたでしょうか。礼儀作法とは、ビジネスマナーやテーブルマナー、冠婚葬祭の時にマナーなど様々なものがあります。この中でも大人になってまず身に付けなくてはいけないのは、ビジネスにおける礼儀作法です。会社では、礼儀作法がなっているかなっていないかでビジネスにおける評価も変わってきます。

会社に入社してから学ぶマナーもありますが、できれば社会人になる前に身に着けておいた方がよいマナーもあります。その代表的なものが今回お伝えした礼儀作法です。時間に遅れないとか、電話を早く取る、正しい姿勢で仕事をするなど、基本的なことばかりですが意外とできない人が多いのです。

礼儀がなっていない人が多いからこそ、基本的な礼儀作法をしっかりと身につけておくことが先輩や上司から信頼される重要なポイントになるのです。

まとめ

社会人になる前にしっておくべき礼儀とは

・始業時間やアポの時間は絶対に遅れない
・聞いたことや教えてもらったことはメモをとる
・電話対応はいち早く取りもれなく伝言を残す
・注意や指導を受けたらいいわけをしない
・仕事中はやる気がないとみられる行動をしない


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