会社の飲み会での幹事は大変ですよね。いろんな段取りが求められますが、誰かがしなければ会社の飲み会は成立しません。日取りを決めるだけでも大変ですし、そこからの取りまとめも必要です。
上司には気を遣いますし、後輩たちがしらけてしまわないようにも配慮したり、気を配る相手やポイント、こなさなければならない事柄がたくさんあります。
ただ、それだけにひと肌脱いだ時には、皆から感謝される役割でもあるので、みんなの喜ぶ顔を見る、やりがいも感じられるのではないでしょうか。
さらに、会社の飲み会の幹事としての役目を上手くこなせば、信頼を得て、仕事上のメリットが出てくるかもしれません。そんな会社の飲み会の幹事は、老若男女、広い世代の方々が集まるため、スムーズに進めるためにはポイントを押さえた段取りが必要です。
そこで今回は、会社の飲み会で幹事として役目を果たすのに役立つ、失礼にならない段取りとポイントをお伝えします。ぜひ本記事を参考にしながら、飲み会の幹事と言う大役を、ぜひスマートに乗り越えてください。
会社の飲み会で幹事!
失礼にならない段取りとポイント
優先すべき人の好みを把握する
会社の飲み会には、主役になる人がいます。その人をしっかりもてなすことができるように、徹底的なリサーチは欠かせません。その人の好みをしっかり押さえてください。
【 会社の飲み会の幹事:好みを理解する 】
★ 主役となる人や、同時にそれ以外の優先すべき人として、上司の存在を忘れてはいけません。上司の好みも外さないよう、飲食店をリサーチしてください。
・ もちろん、上司や主役の好みだけで決めるのは偏ることもあるので、上手くバランスをとりながら決めるのが幹事の難しいところでもあります。
ただ、当日に料金を支払うのが上司となるケースも多く、やはり上司の好みも考慮したいところです。難しければ、上手に上司や同僚に相談しながら決めてしまうことがコツです。
みんなの健康に気を配る
「健康」という表現を使うと大げさですし、ヘルシーなものを追い求めると会社の飲み会は成立しない可能性が大きく、それぞれの健康志向をどこまで配慮するかは難しいところではないでしょうか。
【 会社の飲み会で気を配りたいところ 】
★ ただ、会社の飲み会の幹事になったら、健康志向とまでは行かなくても、アレルギーを持つ方々への配慮ができていると、皆が楽しく飲み会に参加できるのでおすすめです。
・ 「食べれるものが何もない…。」なんて事態になってしまったら本人がかわいそうですし、その流れや人数によっては、時には場がしらけてしまうことにも、なり兼ねません。
最近ではアレルギーを持つ方々も多いため、なんとも後味の悪い会社の飲み会になってしまった…、などの体験談もあるので、その時にみんなに聞きまわるよりも、事前に聞いておくとより安心です。
お店選び
お店選びは、幹事が最も頭を悩ませるところです。全員に喜んでもらうことは、なかなかできないものですが、できるだけ誰もが納得する決め方ができるような工夫をしてみると、その努力は理解してくれるはずです。
【 会社の飲み会、お店を選ぶ工夫 】
★ アンケートを取ってみる方法はいかがでしょうか。多数派の意見で決定することにはなりますが、「数が多いからそこに決定しました」と伝えて決めるのも、良い方法です。
・ その上で、よりバリエーションの広いお店を選ぶなど、少数派の意見もできる範囲で入れられれば、尚喜ばれます。
そして少数派の方には「○○のメニューもありますよ。」と希望していたジャンルのメニューを進めてみるのも、気が効いています。みんな幹事の大変さは分かっていますので、その店を選んだ理由さえお知らせすれば、納得して感謝してくれるに違いありません。
女性への配慮
会社の飲み会ですので、男性も女性もいる席が多いですよね。この場合、特に男性が幹事になった時には、女性への配慮ができることも大きなポイントです。
【 会社の飲み会での女性への気配り 】
★ 例えば、靴を脱ぐ必要があるかどうかは女性にとっては大切なことです。
・ 会場を知らせる時には、座敷なのかテーブル席なのか、はたまた掘りごたつなのかという情報まで、一緒に伝えることをおすすめします。
ただこれは、座敷はNG、ということではありません。座敷でもいいのですが、事前に座敷だと知っていれば、靴を脱ぐことを想定して準備ができるので、女性にとっては助かる情報なのです。
また、基本的に女性は飲むよりもスウィーツの方に関心があることが多いので、ちょっと手の込んだデザートを用意するというのも、喜ばれます。
日程調整の方法
店選びと同様、日程調整も簡単にはいかないものですが、今はメールやLINEなどをフル活用すれば、とてもスムーズに進められることも多いです。
文章を作って、日にちの候補を挙げて、メーリングリストやLINEのグループで送って返事を待つと便利なのですが、デメリットもあるので、注意をして選んでください。
【 会社の飲み会はメールやLINEをフル活用する 】
★ メーリングリストだと、それぞれの返事が全員に知られてしまうため、返信が少ない体験談も多いのです。また、履歴を追わなければならないので、管理しにくくなります。
・ そこで、今は「日程調整ツール」を利用すると便利です。
お会計をする
前項のように、会社によっては上司が支払う雰囲気があるところもありますが、本来会計は先に支払う方が安心です。
【 会社の飲み会:当日に会費を集める場合 】
★ そのため、会費も飲み会を始める前に集めてください。会計を先に済ませておけば、解散時にとても楽に進行することができるのです。
・ また、酔いが回ればそれだけ収拾はつかなくなり、その状況で会費を集めることが大変になるケースも多いので、お金のことは先に、まだお酒を飲んでいない時に集めることをおすすめします。
さらに、会費を払ったことが分かるように、チェックリストを作成しておくと、後々のトラブルを避けることができて良いアイデアです。
最後のチェック
せっかく楽しく会社の飲み会になったなら、後々まで気持ちよく過ごせるように、最終チェックをしてみてください。
【 会社の飲み会、最終チェック 】
★ 特に、お店に忘れ物をしていないか確認しておくことをおすすめします。特に、お酒が入る席に慣れていないであろう方などは、お酒を久しぶりに飲むことで忘れがちです。忘れ物に後から気づき、周囲も待たせる状況もおきるかもしれません。
・ 特に財布やスマホなどを忘れると、騒ぎが大きくなる可能性があるので、注意して会場を見てから帰ってください。
本人は酔っていて覚えていないことも多いので、会社の飲み会の締めの挨拶で、ひと言、「財布や携帯(スマホ)の忘れ物にご注意ください。」などと伝えながら、自分も最後に確認しておくと、バッチリです。
いかがでしたでしょうか、会社の飲み会の幹事は大変な役割ですが、みんなに喜んでもらえることが、やりがいに繋がりるため、見方を変えれば楽しい機会でもあります。また、多くの人々を取りまとめる力量は、仕事のスキルとしても認められることが多いです。
いろいろ気を使わなければいけないものの、それだけ人の事を知るチャンスでもあります。会社の飲み会の時だけでなく、普段から上司や同僚に気遣いを示す訓練にもなり、必ず役立つ役回りです。
往々にして、仕事のできる人は、会社の飲み会の幹事という役割も上手にこなしています。ポイントを押さえて周りへの気配りができるという点が、共通している特徴ではないでしょうか。
つまり、会社の飲み会の幹事を上手にこなせば、仕事もできる人として評価が上がる可能性が大きいとも言えるのです!仕事に関係のないことのようで、実はさまざまなスキルが身に付くのが、会社の飲み会での幹事ではないでしょうか。
ぜひ、本記事を参考にしながら、幹事としてポイントを押さえて、会社の飲み会を成功させ、楽しいビジネスライフにつなげてください。
まとめ
会社の飲み会、幹事が押さえるポイント
・主役や上司の好みを把握する
・アレルギーのある人を見逃さない
・アンケートを取って上手にお店を選ぶ
・女性への配慮を忘れない
・上手に日程調整する
・会計は先に済ませる
・忘れ物のチェックを怠らない