法事の服装を整える。ここだけは押さえたい基本マナー

法事の服装を整える。ここだけは押さえたい基本マナー
法事の服装マナーは、通夜や告別式のマナーと違って、意外と見落としてしまうことが多くありますよね。

葬儀の服装マナーは、故人が逝去された直後ということもあって「気を遣わなければいけない」と強く気にするものですが、逝去してから時間が経過した後に行われる法事の服装は、葬儀と比べると気を抜いてしまいがち

しかし、法事は葬儀と同じように、故人の冥福を祈る大切な供養のための儀式ですから、故人の死後どのくらいの時間が経過していようといようとも、軽く見ていいということはありません。ですから法事の服装についても、葬儀と同様に正しいマナーを守りたいですよね。

そこで今回は、法事には施主や家庭によって厳格に行うケースと、略式で行うケースがありますが、どちらの場合でも対応できる、法事の服装マナーについて6つのポイントをお伝えします。



 

法事の服装を整える。
ここだけは押さえたい基本マナー

 

女性の服装の基本


女性の法事の服装は、全身黒のスーツ、もしくはワンピースです。これは葬儀の時に着用する喪服と同じものでかまいません。

【 法事の服装:女性の注意点 】

■ 女性の法事の服装、注意点は、肌の露出

・ スカートの丈が膝より上だったり、ワンピースだけれども、肩の部分がノースリーブで露出面積が広い服装など、法事にはふさわしくありません。

夏で気温が高い時期でも、ワンピースの袖は七部丈のワンピースを選び、肌の露出は控えめになるよう注意が必要。また、ストッキングは黒のものを着用するのも、マナーです。

 

男性の服装の基本


男性の法事の服装は、黒のスーツに黒のネクタイ、シャツは白。この服装も葬儀の時に着用した喪服と、同じもので問題ありません。

【 法事の服装:男性の注意点 】

■ 法事だからと言って、ネクタイに柄がある物や黒以外の物を選んだり、シャツに柄物を着るのは相応しくありません。

・ また、靴下、ベルト、靴も黒色の物を身に付けるのがマナーです。ベルトの金具はシルバーの物を選んでください。

ゴールドの金具が使われているものや、ブランドのロゴが大きく入っているベルトは法事には不適切ですから、気を付けて準備をすると安心です。

 

女性の小物選び


女性は服以外にも小物を身に付けるもの。法事の服装では、この小物にもマナーがあります。法事はおしゃれをする場所ではありませんから、必要以上に髪型に凝る必要はない、と考えれば選びやすいのではないでしょうか。

【 法事の服装:女性の小物 】

■ 例えば、エアピンや髪の毛を束ねるゴムですが、これも黒の物が必須

・ また、ピアスやネックレスなどのアクセサリーは、結婚指輪以外は極力しないのが望ましいです。

確かに、パールのネックレスはいいとされていますが、宝石がついたものや大ぶりなアクセサリーはしないのがマナー。法事は故人を供養するための儀式であるということを念頭にいれて準備を進めてください。

 

平服での参加


法事の連絡を受けた時に、施主が「平服でおこしください」と言われることがあります。法事の服装マナーで間違えやすいのが、この「平服」の捉え方。「平服」を「私服」と勘違いして、いつも通りの服装で出席するのは大きな間違いなのです。

【 法事の服装:平服 】

■ 「平服で」と言われた場合でも、黒やグレーなどの仏事にふさわしい地味な色の服で参列するのがマナー。

・ 迷った場合には、施主に相談しておくと確実ですが、同じ法事に出席する参加者に参考までに聞いておくのもいい方法です。

 

NGな素材とアイテム


法事の服装で、男性はゴールドの金具を身に付けてはいけないとお伝えしましたが、これは女性についても同じです。

【 法事の服装:NG素材 】

■ 例えば、持参するバッグや靴は、原則、黒の布地の素材が好ましく、ゴールドの金具やファスナーがついているものは失礼に当たります。

・ また、男性の革靴以外で、皮革製品を持参したり、動物柄のものを持参するのもいけません。

仏教の教え上、不殺生と言って、動物の殺生を連想させるものはNGなのです。女性も男性も「基本は布地」と覚えて多くことをおすすめします。

 

三回忌以降の服装


法事は、一周忌、三回忌と始まり法要を繰り返し行います。一般的には、一周忌と三回忌までは、故人の友人や知人を含め行い、それ以降は親族のみでおこない、その法要の規模を縮小していくことが多いもの。

【 法事の服装:三回忌以降 】

■ そのため、法事の服装も三回忌以降は、正式な喪服ではなく平服でもいい、という風潮になってきています。

・ とは言え、平服でも派手な色や柄の服を着てよい、というものではありません

基本的には、黒、グレー、濃紺の色など、法事にふさわしい無地の色の服を着用するのが正しいマナーです。

 

いかがでしたでしょうか、法事の服装マナーは、葬儀と異なり、その法事が何回目の法要なのかとか、参列する人の故人とのつながりの範囲がどの辺までなのかなど、家によって微妙な違いはあるため判断が難しいもの。

しかし、法事の服装マナーには本来の正しいマナーが存在します。いくら普段各種の儀式に対してカジュアルな考え方の家柄であっても、法事の服装マナーについては、まず正しいマナーを守っておいた方が無難。

出席者の服装や雰囲気を見ながら、徐々に平服にシフトしていけば、周囲に不快に思われることはないのです。

また今回お伝えした通り、法事の服装は改めて用意する必要はありません。基本的には葬儀と同じ服装をしていれば問題ないのです。故人の供養をするために、失礼のない法事の服装マナーで、社会人として恥ずかしくないよう参列してください。

まとめ

基本となる法事の服装マナー

・女性の正式な服装は黒のスーツかワンピース
・男性の正式な服装は黒のスーツに白シャツ
・女性は小物も黒でアクセサリーは極力しない
・「平服で」と言われたときは施主に相談する
・金具や皮革は身に付けたり持参してはいけない
・三回忌以降の法事は地味な色デザインの平服でOK