彼からのプロポーズをうけて、いよいよ結婚することになったら嬉しくて仕方ありません。けれども結婚が決まったら、しなくてはならないことが沢山あります。わーいわーいと喜んでばかりはいられません。
何はともあれ、まずいちばん最初にしなければならないのは、お互いの両親への結婚の報告です。お互いの親に結婚の挨拶に行くのは、結婚式への第一歩でもあります。両親の理解は、二人の結婚式準備も、スムーズに進めてくれます。
でもこんな結婚の挨拶、もちろんみんな初めての経験のはず。しっかり予習しておかないとマナー違反をして、相手の両親にけげんな顔をされてしまうことも…。やはり不安は拭えません。
しっかりマナーを勉強してから、当日を迎えられたら安心です。そこで今回は、ご両親への挨拶の前に知っておきたい、相手のご両親に気に入ってもらえる、基本的な結婚の挨拶マナーをお伝えします。
結婚式への最初の一歩☆
ご両親への挨拶マナー
結婚の挨拶はまずは彼女の家からがマナー
彼からプロポーズをしてもらって結婚を決意したら、もちろん次は二人の両親に結婚の挨拶に行きますが、その時の「順番」は把握していますか?
★ 一般的には、彼女の親からがマナーです。
「順番なんて大したことない…。」と本人達は思いがちですが、順番を気にする人も多いので「先に自分の親のところに挨拶に行くなんて」と思われてしまうこともあります。
せっかく結婚を決めたのに、最初のご両親への挨拶でつまづいてしまうと、今後の二人の結婚準備だけでなく、結婚生活までにも暗雲がたちこめてしまうので注意が必要です。
挨拶の日時を伝える時のマナー
相手のご両親への結婚の挨拶の日程は、なるべく早く具体的な日にちを決めるようにしましょう。のんびりしているとあっという間に日にちが経過してしまい、結婚式を挙げたいという日取りまでにやるべきタスクが間に合わなくなってしまうことも。
★ 相手のご両親へは、2週間前までに日程を伝える。
「どのように伝えるか。」と悩む男性もいますが、基本的には「彼女を通して」ご両親に予定の確認をしてもらうのがマナーです。あまりに急な日程で伺うのは失礼なので気をつけて。
確かに結婚をする上で最も緊張し、ナーバスになる相手の両親への結婚の挨拶。けれども、まず最初にやるべきことが、結婚の挨拶でもあります。ここを超えなければ、どんどんこなすべき結婚式の準備もままなりません。
ここは思い切って、すぐに日にちを決めご挨拶に伺いましょう。
基本的な親情報は自分から相手に伝えて
相手のご両親への結婚の挨拶は、出来る限りスムーズに終わらせたいものですよね。当日まったくスムーズに話が出来ないのは、どうでしょうか?マナー違反とまでいかなくても、マイナスイメージになってしまいます。
★ 話の話題になりそうな共通点を伝えておく
自分の親と結婚相手のことをよく知るあなただからこそ、共通点となる話題や趣味を、予め伝えておいではいかがでしょうか。ちょっとした彼・彼女への心遣いです。
当日、本題に入る前にまったく無言になってしまい、会話がまったく進まないとやはり余計に言い出しにくくなってしまうもの。「この話題は間違いない」という話題を伝えておくと安心です。
好みにあった手土産を買って用意しよう
★ 相手のご両親が喜ぶ手土産を選ぶ
簡単に捉えがちですが、結婚式の挨拶マナーで、昔から意外と大切なポイントとされている、「手土産」。相手のご両親の好みに合わせた手土産選びも、ご両親への挨拶への大事なプロセスです。
【 例えばこんな失敗談が 】
・ 少人数の家族なのに大量の生物を持って行ってしまった!
・ まったく食べられないものを、持って行ってしまった。家族構成や状況が分からなかったとは言え、マナー違反と捉える家庭も。
予め相手にご両親の好みやお気に入りのものを聞いて、その手土産を自分で用意するようにしてください。手土産を気に入ってもらえれば、それが会話の糸口にもなるので、安易に選ばず慎重に選んでください。
出身地が違うご両親には、例えば東京からの手土産ならば「虎やの羊羹」などなど、誰もが知る老舗の味、ご当地の有名菓子なども好評です。
服装は清潔感を感じさせるシンプルなもの
当日の服装こそ、マナー違反になりやすいので注意が必要です。相手のご両親に結婚の挨拶に伺うのですから、服装はシンプルで清潔感のあるものを心がけましょう。
【 結婚の挨拶、服装のタブー 】
★ 女性の服装のタブー
・ 過度なマニキュアやネイル
・ 過度な露出スタイル
女性の場合の結婚の挨拶のイメージは、皇室スタイルが好ましいです。パステルカラーのスーツに髪はまとめ、生足は避けてベージュのストッキングにパンプスが基本。パンプスはオープントゥーやミュールはタブー。足元も適度に隠れるものを選びます。
★ 男性の身だしなみ
・ ヒゲは出来るだけ剃るようにすると安心。
男性の身だしなみで、チェックされがちな点はヒゲと髪型です。後は普段からスーツで働くビジネスマンであれば、基本的な身だしなみマナーは整っているはず。
★ だらしなく伸びた爪やボサボサの頭は完全なタブー。
きちんとした身だしなみは、相手への誠意の現れです。一生に一度の結婚の挨拶なのですから、きちんと身支度を整えて伺ってください。
当日はタイミングをみて本題を切り出そう
きちんと挨拶をしなくてはと思うあまりに、伺ってすぐに「お嬢さんを僕に下さい!」なんて挨拶をしてしまうのは、やはりマナー違反でしょう。「テレビの見過ぎ!」と思われてしまうかもしれません。
★ まずは世間話をして、人となりを分かってもらう
訪問の目的はわかっていても、まずは2、3個の話題を普通に話してから、本題を切り出すようにします。
相手の話の腰を折るようなタイミングになってしまわないように、話の流れにも十分注意して、自分が話すべきタイミングが来たなと思ったら切り出せばスムーズです。
帰宅は切り出すタイミングに注意しよう
★ 帰宅のタイミングの目安は1時間30分前後
ご両親への結婚の挨拶での訪問は、伺ってから1時間30分位経ったころが、退席のタイミングです。「今日はこのへんで」と切り出して、おいとまするようにします。
「用意してあるので良かったら食事を一緒に」と言われたら、反応を見て残るようにしても、大丈夫です。社交辞令で言っているのか、本当に用意して下さっているのかも、判断が難しいかもしれません。
ただ、本心で引き止めて下さっているのに、むげに断って退席する方がマナー違反になる場合もあります。ご好意に甘えて一緒に食事が出来るのも嬉しいことです。本心かどうか迷う場合には、それとなく彼・彼女に判断を委ねるケースもあります。
また、ご両親の性格を事前に聞いて、二人で確認してから挨拶に伺っても、迷うことが少なくなります。
いかがでしたでしょうか。ご両親への挨拶のマナーは、失礼のないように出来るだけ配慮し、自分の誠実な気持ちを表すもの。外見がボサボサでもだらしなくても、のちのちあなたの本質を見てもらえれば、きっと結婚には賛成してもらえるかもしれません。でも最初の印象を覆すには、時間と労力がかかるものなのです。
あなたにご両親を思いやり、相手に対して誠実な気持ちがあるのならば、この日位はきちんとそれを外見でも表してみることをおススメします。それがこれから結婚する相手への、優しさにも繋がるはず。
相手のご両親に一目で気に入ってもらえた、それは結婚相手にとっても嬉しい事です。心からの祝福を受けて結婚したカップルは、その後二人の間で様々なトラブルが起きた時にも、お互いの家庭から、適切なフォローやアドバイスがもらえて、幸せな家庭を築きやすいです。
家族みんなに祝福されて、幸せな結婚式が迎えられるように、気持ちよい挨拶をしましょう!
まとめ
緊張するご両親への結婚挨拶!おさえるべき7つのマナー
・男性より女性の家から結婚の挨拶に行こう
・あまりに突然の挨拶の訪問はNGマナー
・何も情報なく行くと会話が続かないことも
・人間性が出る手土産は好みを聞いて選ぶ
・清潔感ある服装で誠実さと真剣さを伝える
・結婚の挨拶は会話をいくつかしてから
・帰るタイミングは最初から決めておこう