数珠の意味と組み合わせ☆買う前に抑える7つの基本

普段あまり使用することのない数珠、しかし葬儀などでは必ず必要になるものです。急に必要になり、家族に借りたり慌てて購入する方もいらっしゃることでしょう。

しかし数珠は、本来人に借りたりその場しのぎで持つものではなく、一人に一つその方に合うものを持つものだとされています。また、一つ持っておけば数十年も使用できるものもあります。急な時に慌てないよう、ご自身にぴったりなものを吟味して選ぶのが良いでしょう。

そしてあまり知られていないのが、数珠の意味や素材、組み合わせです。購入前にちょっと知っておくと、更にご自身に適した数珠を選ぶことができますよ。

そこで本記事では、購入前に知っておきたい数珠を使う意味と、石の組み合わせををご紹介します。今から数珠の購入を考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

 

数珠の意味と組み合わせ☆
買う前に抑える7つの基本

 

数珠本来の意味、それは「魔除け」

葬儀や法要などで手にする数珠、その意味は、身体に悪いものを取り込まないようにする「魔除け」の意味があります。ご自身を守ってくれる、お守りの役目というところですね。

ちなみに数珠は、合掌する際手に通しますが、これは仏の世界と今ご自身がいる世界を繋ぐとされています。そして、今ご自身が生かされている、命の尊さに感謝するための仏具なのです。このように数珠は、とても大切なものなのですね。

 

素材は「木の実」と「石」が主流

数珠の素材は、木の実から作られたものと石で作られたものがあります。この木の実は、仏教で神聖な意味を持つ菩提樹の実です。お釈迦様は菩提樹の木の下で悟りを開いたとされており、その木の実を数珠にしたというお話があります。

また、最近は石でできたものも数珠の主流となっています。菩提樹の木の実で作られた数珠は値段も張るため、石で出来たものだと種類も多く、今ではたくさんの方が石の数珠を持っていますね。筆者も石で出来た数珠を使用しています。

 

「宗派別」と「略式」それぞれの形態があることにご用心

仏教は、浄土真宗や臨済宗など多くの宗派があります。数珠もこの宗派によって形態がやや異なります。ご自身の宗派を確認した上で、購入されると良いでしょう。宗派をご存知ない方は、ご自身の家族に聞いてみると良いですよ。

しかし最近では、全ての宗派にとらわれず持つことができる「略式」の数珠が存在します。数珠にはさまざまな決まり事がありますが、略式の数珠はその基本となる形を守ったタイプなので、どなたでも使用することが可能です。現在では、数珠を購入する約70%の方が略式を購入するそうですよ。

 

色はお好みで選んで良し

数珠の色は、特にこの色でなくてはならないという決まりはありませんので、お好みの色を選んでください。ご自身のラッキーカラーを選んでも良いでしょう。

さまざまな色の数珠が存在しますが、ピンクやオレンジなどの暖色系は、温かく明るい印象を与えます。またブルーやグリーンなどの寒色は、落ち着いた印象を与えるでしょう。ご自身に合った色を選んでくださいね。

 

幸運を呼ぶなら「本水晶」の石を

もし石の素材に悩んでいるなら、「本水晶」がおススメです。クリスタルとも呼ばれている透明な石は、幸運を呼ぶと言われています。日本を象徴する石ともされている、「神聖」な意味を持つ石なのです。

無色透明な本水晶は、浄化作用があり、身に着けることで気分がリセットされたような清々しい気持ちになることでしょう。また白という色は清潔感があり、男性女性共に持つことができます。年齢も問わず使えるので、長く使用することが可能ですね。

 

心を落ち着かせる「オニキス」の石もおすすめ

オニキスは、格調高い黒い石です。装飾品によく使用されているオニキスは、邪念や災難を振り払ってくれるという意味を持つ石です。落ち着いた漆黒は、精神的な強さを持つのでお守りとしても効果があります。

こちらも男女共に長く使用できるので、おススメです。黒という色が重たすぎるという方は、数珠についている房を少し明るめにすると、異なった印象を与えてくれるでしょう。

 

つけすぎ注意!さまざまな石

数珠には、さまざまな石を使用することができますが、ブレスレットのようにたくさんの種類の石を混ぜて作ったり、いくつも身に着けるのはご法度です。

石にはそれぞれの効果や意味があります。そのため、一つの数珠にはなるべく異なる石を混ぜずに一つの石で作成するようにしましょう。特にパワーストーンなどで、数珠のブレスレットを身に着ける場合は、色はなるべく統一感のあるものにすると良いですよ。

 

以上が、これから数珠の購入を考えている皆様に基本的に抑えておきたいお話です。いかがでしたでしょうか。突然の時にいつでも身に付けられるよう、良い一品があるとマナーある人間として映るかもしれません。

7つの項目でも分かるように、数珠、そしてそれに使う石達は、意外と奥深い!ということが、お分かりいただけたかと存じます。最近では石自体が、数珠としての役割ではなく、「パワーストーン」と呼ばれるように、日々のその人を守る意味でも用いられるケースが多くなりました。

たくさんの種類がある数珠、色や素材を決めても、どれにしようか迷ってしまうこともあるかもしれません、そんなときは本記事でご紹介した内容をふまえて数珠の意味を理解した上、ご自身の直観で選ぶと良いでしょう。そして、一生使用することができる素敵な数珠を選んでくださいね。

 

まとめ

数珠の意味と組み合わせ☆買う前に抑える7つの基本

・数珠本来の意味、それは「魔除け」
・素材は「木の実」と「石」の2通り
・「宗派別」と「略式」それぞれの形態があることにご用心
・色はお好みで選んで良し
・幸運を呼ぶなら「本水晶」の石を
・心を落ち着かせる「オニキス」の石もおすすめ
・つけすぎ注意!さまざまな石


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