レディファーストが自然にできる男性は女性に人気がありますよね。デートの時や何気ないときでも男性がさりげなくエスコートしてくれると女性は嬉しく感じるものです。
レディファーストの意味や由来などは色々とあるようなのですが、入口を通る時や椅子に座る時などに、女性を尊重して優先する英語圏のマナーや習慣が一般的なレディファーストと捉えられています。
英語圏では当たり前のレディファーストですが、残念ながら今の日本の男性はまだまだ身についていない人が多いように見受けられます。なぜ日本ではレディファーストが一般的ではないのかと言いますと、亭主関白が今だに残っていることだったり、レディファーストが身につくような環境で育った男性が少ないことが大きな原因でしょう。そんな中で自然とレディファーストが出来る男性は、女性にとってとても魅力的な存在であるのは間違いありません。
そこで今回はレディファーストについての基本的な知識についてお伝えします。
女性目線でして欲しい!
レディファースト5つの基礎知識
室内でのレディファースト
まず室内に入るときは男性がサッと扉を開けて、女性を先に入れてあげましょう。この時に堂々と余裕を持って出来ると素敵です。コートなどを脱ぐシュチュエーションでは男性が女性のコートを脱がせてあげるか、脱いだコートを受け取ってハンガーやコート掛けに掛けてあげるのも忘れずに。
また、お食事に出かけた際にお店の方の案内があるときは、女性を先に通して、男性は後ろを歩くのがマナー。ただし、席への案内のないレストランでは、男性が先に進んで席を探してあげて下さい。ソファーと椅子が両方ある席では、女性には椅子ではなく、ソファー側の席を譲りましょう。
レストランでのレディファースト
レストランや喫茶店では注文も女性から先にさせてあげましょう。男性がオーダーをパパっと決めるところが男らしくて良いようなイメージかもしれませんが、男らしさよりも気遣いを前面に出すのがレディファーストです。注文時に「どうぞ」などと、ひと言掛けてあげられるとスマートですし女性も注文がしやすいでしょう。
そして、日本では女性が男性に料理を取り分けるのが当たり前のようになっていますが、レディファーストが浸透している海外では、男性が料理を取り分けるのがマナーとなっています。
屋外でのレディファースト
道路を歩く際は男性が車道側を歩き、女性を事故や引ったくりから守るというのは基本的なレディファーストです。これだけでも女性は「守ってくれている、大事にしてくれている」と感じるはず。それに雨の日は泥水や雨水のはねから守ってあげることにもなります。
そして階段の乗降の際、女性が足を踏み外した場合に男性が助けてあげられるように、上りは女性優先、下りは男性優先となります。ただ、女性がミニスカートの場合は、男性が一言「お先」と声をかけて先に上るのがマナーとされていますので臨機応変に対応をしましょう。
外出時のレディファースト
女性が少し大きめの荷物を持って重そうにしていたら、いち早く気づき、そしてひと言「持つよ」と声を掛けてあげましょう。ただし、貴重品が入っているハンドバッグまで持つ必要はありません。女性が困っているときにスッと助けに入ってくれる男性には品の良いカッコよさを感じるものです。多くの女性が荷物を持ってくれる男性のことを好意的にみることでしょう。
また、外出につきもののタクシーでは男性が先に乗り込むようにして下さい。先に女性をと思われがちですが、女性を先に乗せて万が一そのまま連れ去られてしまうと男性は助けてあげられないからです。それに、女性を先に乗せると奥まで横移動でシートに移り、降車時も横移動して出なければなりません。これはワンピースやスカートを着ている女性にとっては結構嫌な動作となります。
お会計は男性がするのもレディファースト
よく「おごられるのが当たり前と思っている女性は嫌だ」という男性の思いを耳にしますが、レディファーストでは支払いは男性がするのは当たり前。払いたくなければ女性と出かけるのはやめましょう。
デートで食事をしてお会計に行ったらすでに支払いが済んでたという気遣いはさりげなくて素敵です。女性が化粧室に行っている間にお会計を済ます、又は男性が化粧室に行ったフリをしてお会計を済ませておけばスマートですね。
いかがでしたか。これでレディファーストの基本がわかっていただけたことでしょう。落ち着きがあり、男らしく紳士的な姿を女性が好意的に思うことが多いのです。基本的には相手のことをどれだけ気遣えるかということ。レディファーストという言葉を意識するよりも、相手や周囲に対する気配りをすることを考えて行動すれば良いのです。そして何より女性が「守られている」「大事にされている」と感じるような行動をすることが大切。
素敵な女性がいたら男性は自然に重い荷物を持ったり、ドアを開けたりしたくなるはずです。男性へレディファーストを求めるばかりでなく、女性の方も男性にレディファーストをしたいと思われるような女子力を上げておくことも大切なことです。
まとめ
レディファーストの基本とは
・基本的に女性にすべて先を譲る
・料理も男性が取り分けるのが当たり前
・タクシーは男性が奥に座るのがマナー
・車道側は男性が歩き女性を危険から守る
・女性に気づかれないように支払いを済ませるとスマート