結婚式の余興を頼まれたら、楽しませることはもちろん感動もしてもらいたいですよね。しかし、人生で一度の結婚式にふさわしい余興を考え、更に感動させるとなると責任重大です。余興の内容が一部の人にしか通じない「うちわネタ」に偏ってしまっては、感動させることはできませんし、一方で感動を強要しすぎる演出になってもシラケてしまいます。会場全体が優しい笑いと、温かな感動に包まれる演出になることが理想です。
そこで今回は、結婚式の余興はコレ!絶対感動させる5つのアイデアをお伝えします。新郎新婦が自分たちの結婚式で余興を頼んでよかったと感動してもらえるようなアイデアを厳選してお伝えしますので、是非挑戦してください。
結婚式の余興はコレ!
絶対感動させる5つのアイデア
ダンスや演奏は完璧に練習を。新郎新婦の飛び入り参加もできるように
音楽系、ダンス系サークルや部活仲間が参加する結婚式の余興なら、これを活かして感動の演出をすれば完璧です。青春を一緒に過ごした仲間の姿を見てその頃に戻れたような感覚になるとともに、自分を祝福してくれる仲間がこんなにいるんだということを実感してもらえるでしょう。
但し、中途半端な状態で披露するのはNGです。間に合わせの演出のように見えてしまい、喜んで貰えても感動とまではいきません。新郎新婦は、自分たちのために友人が時間を割き、結婚式の余興のために練習してきてくれたことに感動します。また、見ている他の列席者にとっても中途半端な出し物は見苦しいもの。自分たちが今できる限りの精一杯で練習した姿を披露し、そんな友人に恵まれた新郎新婦をその他の列席者に紹介するくらいのつもりで頑張りましょう。
可能であれば、新郎新婦も踊れるもの、歌えるものを選んでおき、途中から一緒に参加してもらうというのも一興です。新郎新婦を巻き込むことで、結婚式会場に一体感がでて、余興が終わった時に一層の感動を呼ぶことでしょう。
映像系は面白さ半分、最後に感動のフィナーレを
ほとんどの結婚式場がプロジェクター完備なので、余興で感動の映像を用意するというのも一案です。定番は新郎新婦の生い立ちを音楽と共に紹介するものですが、そこにサプライズで用意した恩師やご両親の一言を最後に添えると尚素敵ですね。最後の感動を一層引き立てるためにも、新郎新婦の生い立ちでは失敗談やうっかり話を盛り込んであらかじめ会場に笑顔の雰囲気を作っておくことが大切です。
この他にも新郎新婦の簡単な紹介ムービーの後、友人からのメッセージとして海外の大物タレントの映画告知等インタビュー映像を差し込み、吹き替えをして新郎新婦へ祝辞を述べると会場もどっと沸くことでしょう。ハリウッドスターが「Hi!○○!結婚おめでとう!」と語りかける映像は、想像するだけで楽しそうですよね。この他、対談映像にアテレコをして、新郎や新婦のオモシロ話を海外スターから暴露させるような演出も楽しそうです。その後、最後はもっと大物から・・・と前ふりをして、ご両親や恩師の言葉をつなげれば、一気に結婚式の余興らしい感動が生まれます。
手間暇かかったパラパラ漫画で気持ちを伝える
もし絵や写真が得意なら、静止画をつなげてパラパラ漫画をつくっても面白いですよね。流してしまうと数秒で終わってしまう映像に、複数の静止画を準備する必要があるパラパラ漫画風の映像は膨大な準備期間が必要になります。一朝一夕に作れるものではないからこそ、結婚式の余興で披露すればその内容と労力に感動が生まれます。
制服を着る仕事であれば、その制服を活かした出し物を
制服といっても、会社のロゴが入ったシャツといったものではなく、CAや警察官、自衛隊、消防士など、誰もが一目でわかる職業を象徴する制服を指します。自衛官が制服で更新しながら登場し、「○○さん(新婦)を一生守ります」と言えば列席者も納得ですよね。CAが結婚生活をフライトに見立てて、アナウンスするという演出もよいでしょう。
仲間であることをより意識できる制服で登場すれば、大勢の仲間が自分たちの結婚式の余興のために一生懸命練習してきてくれたことにより一層感動してもらえるはずです。
仕事ではありませんが、もし中学や高校の友人ということならば、当時の制服を着てダンスやバンドを披露しても新郎新婦はうれしいはずです。ただし、制服がのこっていることと、サイズが大幅に変わっていないことが条件になります。
一体感は感動になる。年配の方も参加できるフラッシュモブ
フラッシュモブというと、周りが全部仕掛け人で急にダンスを始めるというイメージがありますよね。結婚式の余興で行えば、きっとすごいと感動してもらえるかもしれないけれど、自分たちには難しいと思っている人も多いかもしれません。しかし、フラッシュモブはダンスだけではありません。
例えば、余興として祝福の歌を歌います。初めは一人で歌っていたのに、一人増え、二人増え、最後は会場で大合唱という具合にすれば、年配の列席者でも参加できますよね。メインの仕掛け人だけで前半に歌やダンスをし、後半は会場全体で合唱したり、ペンライトを光らせてコンサートのようにしたりする演出も楽しそうです。
全体に周知することは難しいので、受付にて趣旨を説明した案内を用意し、どの合図で動き始めるかをわかりやすく指示しておきましょう。歌を歌う場合は歌詞カードを添えておくと親切です。新郎新婦を祝福するために駆け付けた列席者ですから、祝福していることは当たり前ですが、それが目に見えてわかる全体を巻き込んだフラッシュモブは、感動を誘うこと間違いなしですね。
いかがでしたか。結婚式の余興というと、何をすればよいかと難しく考えすぎてしまうかもしれませんが、余興をする側の祝福を新郎新婦に伝えることが、なにより一番の感動を生みます。手間をかけてくれたこと、時間をかけてくれたこと、覚えていてくれたこと、喜びを共有できたことは、新郎新婦にとって一番の思い出になります。そして、そんな余興を準備してくれた友人たちへの感謝となります。もちろん、感謝してほしくて余興をするわけではありませんが、折角結婚式で余興をするのですから、たくさん感動してもらいたいものですよね。今回お伝えした5つのアイデアから良いものをチョイスして、是非ご友人の結婚式でプレゼントしてあげましょう。
まとめ
結婚式の余興で感動させるには
・出し物は練習を完璧に。新郎新婦も参加できればベスト
・映像系は、最後に感動のフィナーレを用意する
・静止画を組み合わせた動画はかかった手間の分感動を生む
・象徴的な制服の仕事なら、制服を活かした出し物を
・年配の方も参加できるフラッシュモブで会場を一体化する