結婚披露宴の席で欠かせない席札メッセージを手作りしたいと考えている方は多いですよね。
近年では、披露宴の準備やプログラムのパターン、招待状やスライドショーなどのフォーマットも増え、個性的でオリジナリティーのある結婚式がより簡単にできるようになりました。でも、せっかく大切な人たちにお祝いしてもらえる結婚式ですから、全てをお任せするのではなく、何か1つくらいは自分たちで手作りしたいところです。
席札メッセージは、数ある披露宴の準備の中でも、自分たちで手作りしやすいものです。そして、ちょっと凝ったものを作る余裕がある方だけでなく、手先の器用さに自信がない方でも、きれいに仕上げることができます。そこで今回は、簡単で気持ちの伝わる席札メッセージの作り方をお伝えします。
席札メッセージを手作りで!
誰でも簡単に作れるアイデア
自分たちに合った席札メッセージのスタイルを選ぼう
席札メッセ―ジのスタイルは大きく分けて2通りです。紙を加工して作成するか、紙以外の素材を使うか、ということになります。
紙以外の素材としては、本物の葉っぱや花などの植物、あるいはキャンドルなどを使用することで、個性的でおしゃれな演出ができます。ただしこれらの場合、出席者の名前を入れるのにもテクニックが要りますから、100%「手作り」するのはなかなか難しく、インターネットなどで注文する形式がメインとなります。そこで、「ぜひ手作り」と考えている方へのおすすめは、紙を加工して作成するタイプのスタイルです。
どこまで凝れるか準備の時間を計算しよう
席札メッセージのデザインを考えるにあたって、「自分たちが席札メッセージ作成に割ける時間」と「作成のしやすさ」から考えていくとイメージが固まりやすくなります。
現在は、インターネット上で様々な席札メッセージのデザインが無料で公開されており、自宅用の印刷機も精度が上がっていますので、テンプレートをダウンロードして印刷するだけでもきれいに席札を仕上げることができます。また、同じデザインを印刷する場合でも、印刷する用紙の色や材質にこだわることで印象が変わります。
時間があまりとれない、あるいは出席者が多い場合にはシンプルなこの方法がおすすめです。
時間があればアレンジを加えよう
ネット上に公開されているテンプレートはとても種類が多いので、それらから選んでも誰かと被りにくいものではあります。それでも日本中の方が参考にしているものですから、それだけでは物足りないと感じる方もいるかもしれません。
そこで、時間がかからない順にアレンジのアイデアを挙げていきます。作成する時間に余裕のある方は、印刷した席札にこれらのアレンジを1つ以上加えることで、よりオリジナリティーのある席札メッセージが作れるでしょう。
・印刷した席札メッセージにワンポイントの飾りを付ける
飾りは高いものである必要はありません。リボンや小さな造花、立体タイプのシールなど、たった1つ貼り付けるだけで立体感が出てぐっと豪華に見えます。千代紙などを部分的に張り付けるのもおしゃれです。
・クラフトパンチを使用する
文房具店で売っていますが、最近は種類が増えました。とても短い時間で複雑で美しい飾り切りができますので、出席者数が多くてもあまり時間をかけずに作成することができます。
・用紙を二重にする
色の異なる2種類の紙を重ねるだけで、見た目をワンランクアップさせることができます。一方をクラフトパンチなどで加工しておくと、より豪華に見えます。
・席札メッセージの形を四角形ではないものにする
星やハートなどの形だと複雑になりますが、丸や平行四辺形などであれば比較的切りやすいです。
さらに自分たちだけのオリジナル感を出したい場合には、お互い猫好きならば猫のシルエットや足跡のシールを貼る、サッカー好きならサッカーボールの形に席札を切るなどすると、より個性が出ます。
メッセージを直筆で書こう
席札を手作りするのであれば、メッセージも直筆で書くと、出席者へ感謝の気持ちをより伝えやすくなります。
新郎新婦共に忙しく、また出席者の数が多いほど準備は大変です。しかし、すべての出席者に「ありがとうございます」と印刷されている場合と、たった一言でも一人ひとりに直筆で書いた場合とでは、気持ちの伝わり方に大きな差があります。
メッセージは、席札の裏側や内側に書くものですから、あまり字に自信がなくても問題ありません。ぜひ直筆で書き、出席者への感謝の気持ちを伝えましょう。
ただし出席者の名前については、統一感がなく、見づらいものだと本来の席札の役割が果たせません。字に自信の無い方は活字で印刷した方がよいでしょう。
いかがでしたか。一見、美しい席札メッセージを作成するのには手間がかかるように感じますが、最近は便利なグッズやおしゃれなデザインのテンプレートが増えてきましたので、簡単なテクニックで豪華に見せることができます。
また、少し形が崩れてしまったとしても、その方が「手作り」ということが出席者に伝わって、かえってよいものです。
披露宴のプログラムはぎっしりとつめ込まれていることが多く、当日は新郎新婦と出席者がゆっくりお話しをする機会はほとんどありませんよね。もちろん歓談や写真撮影などの時間はあり、ある程度コミュニケーションをとることはできますが、その時間の中で感謝の気持ちを伝えるのはなかなか難しいものです。
ですから、こちらからの感謝の気持ちを全面に伝える手段として、ぜひ気持ちを込めて席札メッセージを手作りしましょう。
まとめ
席札メッセージを手作りするなら
・自分たちに合った席札メッセージのスタイルを選ぼう
・どこまで凝れるか準備の時間を計算しよう
・時間があればアレンジを加えよう
・メッセージを直筆で書こう