結婚式の席次表マナー☆気になる並びや作成手順を確認!


結婚式の席次表というのは、結婚式にきてくれたゲストに席の案内をするためだけのものではなく、一人ずつを紹介することができないゲストの紹介も兼ねているものなので、失礼があってはならないですよね。

この結婚式で配られる席次表には決まった並び方があり、どの人が席次表を見ても、新郎新婦にとってどのような繋がりがあるのかが分かりやすく記載されています。また、最近では、席次表に新郎新婦のプロフィールを載せることで、式が始まるまでにゲストに楽しんでもらうというおもてなしにもなっています

結婚式には新郎新婦の職場の人・友人・親戚の人など多くの人が出席しますが、席次表で失礼があってしまうと、新郎新婦だけではなく相手の方にも迷惑をかけてしまいます。

結婚式という晴れの日に、席次表で失敗してしまうことがないよう、作る時には入念にチェックをしたいものです。でも、いざ席次表を作成するときは、どのような手順で進めていけばよいのか、どのように配置をするとよいのか迷うことでしょう。

そこで今回は、結婚式の席次表のマナーとして、並び順や作成手順についてお伝えします。

 

結婚式の席次表マナー☆
気になる並びや作成手順を確認!

 

席の並び方について知ろう

結婚式の招待状の返事が出揃うと、席次表の作成に入りますが、その際に、誰をどこの席にするのかは悩む人も多いことでしょう。

1つのテーブルの席の配置は新郎新婦の、ゲストの繋がりを考慮して並べていくことになりますが、そのテーブル自体の配置については決まっています

まず、新郎・新婦がそれぞれ座っている側に自分たちのゲストを配置します。席次表を広げると、左が新郎側、右が新婦側です。

新郎新婦のいる上座に一番近いところに、主賓、職場の人たちの席を設けます。その後、友人、親戚、両親という順番で配置していきます。

この席の配置はどの披露宴も同じですので、ゲストの人はその配置を見て、ここのあたりは職場の人、ここのあたりは友人かな、と言う具合に、大体の繋がりを知ることができます。

 

席次表に肩書きを付けるかどうかを検討しよう

結婚式の席次表を見ると、先に話した通り、だいたいの配置で新郎新婦とどのような繋がりがあるのかは分かりますが、さらに肩書きを添えておくと尚分かりやすくなります

しかし、近年ではあえてその肩書きを省略するという傾向も見られます。例えば、新婦の招待客の方が新郎の招待客より多い場合、会社の人を呼ばない(上司を呼ばないなど)場合、少人数の場合などは、あえて肩書を外すという選択肢を取られています。

結婚式では親族が挨拶に回る姿をよく見かけますよね。親族は受付で渡される席次表を見ながら、ゲストに挨拶に回るということもありますので、なるべく肩書を付けておくことをオススメします。

肩書き(敬称)を付ける場合は、ゲストは「様」「先生」となり、新郎新婦の親族には「様」は付けないので、そこにも気を付けます。親族と言っても、姓が異なる家族の場合は「様」は必要になりますし、小学生以下のお子さんには「くん」「ちゃん」を付けておきます。

 

席次表を作る前に気を付けておきたいこと

席次表はゲストの名前自体にも失礼がないように気を配らなくてはいけません

漢字の間違いが多い例をいくつか挙げていきます。

「渡辺」と「渡邊」と「渡邉」。「高」と「髙」。「崎」と「﨑」。「国」と「國」。「富」と「冨」。などは特に注意が必要です。

ゲスト本人からすると、きちんと正しい漢字表記がされているととても嬉しいですし、簡易省略されていると残念な気持ちになってしまいます。名前は間違いがないよう、細心の注意を払いたいところです。

 

席次表の作成手順とは

結婚式の席次表を手作りしたいという新郎新婦も多いものです。席次表は作成手順をきちんと踏んでいきましょう。

①ゲストの人数を決める

結婚式に出席するゲストの人数が確定しないことには席次表を作れません。期日が過ぎても返事が来ない場合は、こちらから連絡をして伺ってみましょう。

②ゲストの肩書を決める

肩書きは、その人が新郎新婦にとってどのような繋がりのある人なのかが一目でわかる大切な物です。間違いのないように確認しましょう。

③席のレイアウトを決めよう

席に座る順番は先にお伝えした通りです。結婚式場でよく円卓がたくさん並んでいる光景を目にしますが、この並びを「ちらし型」と呼びます。また、長机を並べるのは「くし型」と呼びます。

どちらの型にするのかを決めて、それから配置を考えます。

小さなお子さんやお年を召した方はなるべく入口に近い席になるように配慮をしておくと良いでしょう。

④プロフィール欄を作ろう

席次表のみのシンプルな物から、コース料理の流れを載せたもの、また新郎新婦のプロフィールを載せたものなど、席次表と言っても様々なパターンがあります。

オリジナリティー溢れる席次表を作りたいと思っているならば、プロフィールと写真を載せると良いでしょう。

相手の第一印象や趣味など、少しおもしろおかしく表現してみるのも楽しいですね。

 

いかがでしたか。結婚式の席次表の作成はきちんと押さえておくべきポイントがいくつかあります。結婚式という大きな晴れの舞台を、ゲストの人にも気持ちよく楽しんでいただくために、席次表という最初のスタートで嫌な思いをさせるわけにはいきませんよね。

今はプランナーさんと一緒になって作る場合がありますので、間違いがあればその都度指摘してくれますが、自分たちで手作りする場合は、特に注意が必要です。一度、両親に目を通してもらい、第3者の意見を聞くことも必要です。

また、結婚式の席次表は記念だからときちんと保存している人もいるものです。それを思うとより強く、気持ちを込めて作成したいと思うことでしょう。

結婚式の席次表でマナーある新郎新婦であるということを表すためにも、気を抜かずに、入念にチェックを重ねて作成していきましょう。

まとめ

結婚式の席次表のマナーと作成ポイントは

・ゲストの人数を確定して、そこから作成に取り掛かろう
・席順は上座から主賓・会社の人・友人・親族の順番になるようにしよう
・小さい子やお年を召した方には入口に近い席に案内しよう
・肩書きや漢字の書き方に注意しよう
・プロフィール欄を楽しもう


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