結婚式で乾杯の挨拶を頼まれた!まず押さえたい5つの基本


結婚式で乾杯の挨拶を頼まれたら、それはあなたが信頼されている証拠です。会場に集まった人達が一つになり、若い2人の門出を祝福する乾杯を演出して、その期待に答えてあげましょう。

とはいえ、新郎と新婦にとっては人生の晴れ舞台とも言える結婚式です。いつもの宴会のようにはいきません。また、司会者が紹介してくれたとしても、会場にはあなたを知らない人もたくさん来ています。そして、挨拶する以上、2人の門出を祝う言葉も贈らなければなりません。さらに、多くの参列者が居れば、タイミングを合わせやすく演出するのことも重要です。このように、気を配らなければならないことがたくさんあるのです。そこで今回は、結婚式で乾杯の挨拶を頼まれた際に、特に気を付けたい5つのことについてお伝えします。

 

結婚式で乾杯の挨拶を頼まれた!
まず押さえたい5つの基本

 

挨拶の時間を気にしよう

結婚式で乾杯の挨拶を頼まれたら、まず、気を付けたいのがスピーチの時間です。新郎と新婦の晴れ舞台ですから、2人を前に言っておきたいとこはたくさんでしょう。しかし、乾杯の挨拶の時間が長すぎると、せっかく式に集まってくださった人達に失礼です。かといって、あまりに簡単に済ませてしまっても、披露宴の雰囲気を台無しにしてしまうかもしれません。適度に短いものの、それでいて場の雰囲気が盛り上がるようなスピーチで、2人を祝う乾杯の挨拶としたいものです。

一般には、結婚式の乾杯の挨拶は、1分ちょっとが良いとされています。面白い話を短い時間にうまくまとめて、会場が1つになれるような乾杯を目指しましょう

 

話す基本を押さえよう

結婚式の乾杯の挨拶は、披露宴に参加している全員の注目を集めます。ですから、失礼にならないスピーチを心掛けなければなりません。そのためには、短い時間に意外と多くの話を詰め込むことになります。基本を押さえて、本番に失敗しないように準備しておきましょう。

結婚式の乾杯の挨拶で話す基本的な内容は次の6つです。司会の方が簡単に紹介してくれますが、まずは、自己紹介をしましょう。そして、新郎新婦とその家族へのお祝いの言葉が続きます。次がポイントで、自分と新郎または新婦との関係とエピソードを紹介します。このエピソードを、短い言葉で印象が残るように工夫しましょう。そうすると、会場が盛り上がります。そして、2人へのはなむけの言葉を贈り乾杯の発声で終わりです。基本を押さえれば、1分ちょっとの時間は簡単に過ぎてしまいます。

なお、説明が長くなるエピソードを無理に入れずに、印象的なはなむけの言葉と、その言葉を送りたい理由を簡単にまとめて話すのがおすすめです。

 

禁句を言わない

結婚式の乾杯の挨拶を含めて、スピーチをお願いされた際に気を付けたいのは、結婚式における禁句です。結婚式では、縁起の悪い言葉を口にしてはいけないのがマナーです。では、どういった言葉に気をつければよいのでしょうか。

それは、ずばり別れを連想させる、「別れる」「切る」「切れる」といった言葉です。また、「やり直す」「繰り返す」といった言葉もよくありません。これは、結婚式を2回行う、つまり、別れを連想させる言葉になるからです。さらに、不幸を連想させる言葉もよくありません。

普段、気にしないで使ってる言葉でも、結婚式の乾杯の挨拶にふさわしくない言葉もあります。事前に話す内容を書き出してみて、そういった言葉がないか、確認してから本番で話すようにしましょう。

 

はなむけの言葉を贈る

結婚式の乾杯の挨拶を依頼されたら、ぜひ、新郎と新婦に「はなむけの言葉」を贈りましょう。はなむけの言葉とは、激励や祝福の気持ちを込めて、自分が気に入っている一文を紹介することです。以前読んだ本や雑誌で気に入って覚えている文章、有名な作家や偉人の言葉、また、歌詞の一部でも構いません。短い、印象的な言葉がおすすめです。そして、有名な人が作った文章を借りて、自分の気持ちを伝えるのが大切です。

なお、自分が気に入っているからといって、結婚式での乾杯の挨拶にふさわしくない内容は避けてください。また、2人に何かをやってほしい、といった具体的な話も場がしらけてしまうことがあります。そういった話を避けて、ぜひ、印象的な良い言葉を2人に送ってあげましょう。

 

乾杯の発声をしっかりと

結婚式における乾杯の挨拶は、式前半のハイライトの1つとも言えるものです。そして、この乾杯は、会場に集まった人々が1つになって、2人の門出を祝う重要な演出です。ですから、結婚式の乾杯の挨拶を引き受けたら、会場の全員が気持ちよく乾杯できるように、気を配りましょう

乾杯の挨拶の気を付けたいのは、声の大きさです。全員が気持ちよく乾杯を言えるように、会場全体に通るような大きい声で「乾杯」と言いましょう。また、タイミングも重要です。会場に集まった人全員が合わせられるように、「皆様、ご唱和をお願いします。」と一言添えるのが一般的です。そう言ってから、合わせやすいように一拍おいて「乾杯」と発声するのをおすすめします。

 

いかがでしたか。結婚式で乾杯の挨拶を頼まれた際に、特に気を付けたいことについてお伝えしました。

結婚式は、人生最大の晴れ舞台と言っても過言ではありません。関係者なら2人の門出を祝って、思い出に残る結婚式にしてあげたいと思うものです。ましてや、そんな結婚式で乾杯の挨拶を頼まれたら、けっしておろそかにはできません。念入りに準備して、2人の印象に残る乾杯を演出してあげましょう。

そのためには、選んだ言葉を2人に語り掛けるように話してあげましょう。また、会場に集まった参列者にも最後まで聞いてもらい、会場が一つになった乾杯を演出してあげたいものです。そして、会場に響く気持ちよい乾杯で新郎と新婦の2人を祝福してあげましょう。

まとめ

結婚式で乾杯の挨拶を頼まれた際に、特に気を付けたいこととは

・結婚式で乾杯の挨拶は、1分ちょっとの時間に収める
・短い挨拶の時間に話す内容の基本を押さえる
・挨拶ではお祝いを台無しにする禁句を言わない
・新郎新婦のために、はなむけの言葉を贈る
・会場が1つになれる乾杯の音頭で式を盛り上げる


連記事