知人の結婚式に二次会から呼ばれたけど、ドレスコードが分からずに困ってしまうことってありますよね。日本は西洋に比べてドレスコードが決まっている場所に出かけることが少ないので、いざという時に何を着てよいか分からないという人は多いようです。
そもそもドレスコードとは、その場にふさわしい服装の基準、規定のこと。正しいドレスコードを知らないと、会場で浮いてしまうばかりか、常識がないと思われて恥をかいてしまう可能性があります。
そこで今回は、「二次会のドレスコードって、とりあえずスーツじゃだめなの?」「カジュアルな会場の場合はどんな服装がよい?」「とにかく何を着ていけばよいか知りたい」という方のために、知っておくべき二次会のドレスコードを分かりやすくお伝えします。
二次会のドレスコードとは?
男性ゲスト編
「平服」の意味を間違えないようにしよう
招待状には二次会のドレスコードとして「平服でお越しください」など書かれていることがありますが、若いうちは祝い事への参加経験も少なく「平服」の意味が分からないという方も多くいらっしゃいます。
「平服」とは、改まった場所に出ていっても恥ずかしくない格好のことを言います。タキシードなどの正装ほどではない服装のことで、「略礼装」と言われることもあります。
まれに、「平服」のことを「普段着」の意味と勘違いしている方もいらっしゃいますが、もしフォーマルな会場に普段着で行ってしまったらとても恥ずかしい思いをしてしまうので注意しましょう。
ドレスコードは会場の雰囲気で変わる
一言で二次会といっても、会場の雰囲気によってゲストの服装も違ってきます。例えば、結婚式場に備え付けの会場でしたら「フォーマル」な服装が求められますし、レストランで着席型の場合は「セミフォーマル」な服装、パーティー会場やカラオケ店を貸し切っての場合は「カジュアル」な服装が一般的です。
二次会のドレスコードの程度を知るには、招待状に記載されている「会場」をインターネットなどで会場の規模や雰囲気を調べると良いでしょう。会場の雰囲気が事前に分からない場合は、会費から会場の雰囲気を察することもできますので、次の表を参考にしてみてください。
会費が8,000~10,000:フォーマルな会場
会費が5,000~ 7,000:セミフォーマルな会場
会費が2,000~ 4,000:カジュアルな会場
「フォーマル」な会場は品の良いスーツで
フォーマルな会場の場合、結婚式・披露宴から続けて行われる二次会の可能性があります。その場合、結婚式・披露宴から続けて参加しているゲストも多く、二次会のドレスコードもそれなりにフォーマルなものになりますので、浮いた服装にならないよう注意しましょう。
フォーマルな会場では、落ち着いたスーツ、またはシャツにジャケットを着用するのが基本です。スーツだけでは何となく味気ない、という方はスーツの胸ポケットをチーフで飾るのも良いでしょう。
ネクタイは白が基本ですが、ノーネクタイでもおかしくはありません。ノーネクタイの場合はカジュアルになり過ぎないようにしましょう。念のため白のネクタイを持参し、他のゲストの服装を見てつけるという方もいらっしゃいます。また、蝶ネクタイなどで遊び心を加えるのもおしゃれで良いですね。
シャツはスーツに合っていればカラーシャツでもかまいません。ジャケットもカジュアル過ぎないものであれば大丈夫です。
「セミフォーマル」な会場はジャケットで
セミフォーマルな会場の場合、フォーマルほどかしこまる必要はありませんが、カジュアルよりは品良くきれいな服装になるようにしましょう。スーツである必要はありませんが、上着は必要です。
セミフォーマルな二次会のドレスコードとしては、きれいめのジャケットスタイルがオススメです。おしゃれにこだわりたい場合は、ジャケットをベルベット素材にしたり、ネクタイをアスコットタイにしたりしても良いでしょう。
おしゃれ心は大切ですが、あまりに派手だったり、個性的過ぎたりするのもいけません。主役は新郎・新婦ですので、主役よりも目立つ服装は避けましょう。派手ではないけれども、よく見るとセンスが光る服装がベストです。
「カジュアル」な会場はちょっとよそ行きの服で
カジュアルな会場の場合、フォーマルなスーツは逆に浮いてしまいます。とはいえ、Tシャツにサンダルなど、あまりに普段着過ぎるのもいけません。少し高めのレストランにデートで出かける時など、普段着より少し品の良い服装を意識するとコーディネートがしやすくなります。
ちなみに、カジュアルな服装でも避けたほうが良いものもあります。上でも書いたTシャツのほか、カジュアルすぎるジーンズ、短パン、スニーカー、サンダルはNGです。レザー素材や毛皮などのファー素材も避けるのが無難でしょう。
また、二次会のドレスコードでは「白」の服は新郎・新婦の色と言われていますので、白以外の服装で参加しましょう。全身白のスーツはもちろんNGです。
いかがでしたか。今回は男性ゲストの知っておくべき二次会のドレスコードについてご説明しました。男性は女性に比べると服装の色やデザインが限られるので、ついついファッションがワンパターンになりがちです。しかし、だからこそちょっとしたおしゃれ心を加えると、ワンランク上のファッションを楽しむことができます。
結婚式の二次会といえば、新郎新婦を祝福する場であるのはもちろんですが、独身の男女にとって素敵な出会いの場にもなっています。新郎新婦の友人が一同に集まる場ですから、あなたに魅力を感じている女性がいる可能性も大いにあります。今回ご説明した二次会のドレスコードを守って、二次会をおしゃれにかっこよく楽しみましょう。
まとめ
「会場別の二次会ドレスコードとは?」
・「平服」の意味を間違えないようにしよう
・ドレスコードは会場の雰囲気で変わる
・「フォーマル」な会場は品の良いスーツで
・「セミフォーマル」な会場はジャケットで
・「カジュアル」な会場はちょっとよそ行きの服で