就職面接の質問集☆採用側から見る解説と7つのポイント

就職面接質問への情報と、心構えは不可欠です。自身の将来を左右するといっても過言ではない、就職の面接。面接者自身が、企業の体制や姿勢を聞く場でもありますが、採用側から面接者に対してもありとあらゆる質問を問いかけてくるでしょう。

面接者としては緊張しますが、企業側もただ理由もなく職業面接質問をするわけではありません。採用側の立場に立ち、物事を冷静に見ることで、パラダイムシフト(考える立場が変わることで、世界が変わること)が起こり、思うよりもずっとリラックスして面接に望むことが出来ます。

ひとつひとつ、就職面接質問の裏には、隠された意図がある。このことを理解してその意図を知っておくことにより、自身のプラスの部分を企業に売り込むことができます。

そこで本記事では、就職面接の質問を企業側の立場に立って解説していきます。実際よく聞かれる就職面接質問と、なぜその質問をするのかという意図、そしてその返答を具体的にお伝えします。

 

就職面接の質問集☆
採用側から見る解説と7つのポイント

 

志望動機を知りたい!が就職面接質問の意図

同じような企業はたくさんある中、なぜあえて当社を選んだのかという質問は、就職面接質問でとてもよく聞かれています

★「他にも同じような会社がたくさんあるうち、なぜ当社を選んだのか」

【就職面接質問の意図】

・この意図は、『他社と比較したときの、会社の特徴や強みは何なのか。そして面接者は、どのような仕事を求めているのか』という点です。

【回答例】

・『御社だからこそ、自分のやりたい〇〇という仕事ができると信じている』と前向きに答えることをおすすめします。その企業への理解度、熱意が伝わるからです。

「有名だから」「憧れていたから」という内容は、志望動機としてはNGです。あくまでも自分が企業に入った後に、どのような戦力になるのか、企業側の立場に立った回答が望ましいです。

 

仕事に対する姿勢が問われる就職面接質問

★「あなたにとって仕事とはどのようなものでしょうか」

【就職面接質問の意図】

・この就職面接質問で面接官が聞きたいのは、仕事自体に対する意欲です。社会人として働きながら社会に奉仕することへの価値観が問われています。今回応募する企業の事業や、あなたの希望する仕事内容への意欲とは、少し赴きが異なります。

もちろん仕事をするのは、生活のためということが一番の理由かもしれません。しかし、企業側としては、もちろんやる気のある人に来てほしいですよね。

【回答例】

『目標を達成する喜びを感じるもの』や、『グループで一つのことを成し遂げることの素晴らしさを味わうもの』など、仕事に対してプラスになる、意欲的な姿勢をみせると、好感があります。

この質問をする企業は、あなたを会社のコマとしてだけ見るのではなく、一社会人として人間として、どのような価値観人生観を持っているのかも見てくれている企業と言えます。

 

会社に興味を持っているのか知りたい就職面接質問

企業側も本当に熱意のあるを会社に迎えたいのが本音です。ただ募集をしていたから面接を受けた人と、自分の企業に狙いを定めて受けた人では、できれば自分の企業を狙って来てくれた人を採用したいですよね。

★ 「当社のサービスや商品はご存知ですか」


【就職面接質問の意図】

・自分の企業についてしっかりと調べて、熱意を持って面接を受けているのかを見ています。しっかりと伝えるためにも、事前にサービスや商品などをホームページでざっくりと調べなければいけません。

【回答例】

・さらに失礼に当たらないような率直な意見や改善点なども答えられるよう、返答を考えておくとベターです。

もし調べていなかった際は、正直にその旨を伝えて内容を伺い、改めて自分の意見を述べると良いでしょう。

 

長く就業してもらえるかを見極めたい就職面接質問

どの会社も、一度採用したらできるだけ長く勤めて欲しいと思っています。

★「今後のキャリアプランはありますか」

【就職面接質問の意図】

・就職面接質問は、入社後すぐに辞めてしまわないかどうかを確かめるために、将来のビジョンを問いかけています。5年、10年後、どのようになっていたいかをざっくりと答えることになります。

【回答例】

・このとき、あくまでも現実的に答えるのがポイントです。明らかに実現することが難しい内容である場合、逆に、面接者はそのポジションに相応しくないと判断されるため、注意が必要です。

 

即戦力になるかが判断される就職面接質問

★「当社にとってあなたに働いてもらうメリットは何ですか」

【就職面接質問の意図】

・この就職面接質問は、実際あなたがどのくらい即戦力になってくれるかどうかを判断するための質問です。

【回答例】

・新卒で面接を受ける場合は、企業の魅力、在学中に行なってきた活動を社会生活を営む上にあたって、どのように活かしていけるのかを述べます。実務でどのように役に立つのかが問われているので、具体的に答えると良いですよ。

もし転職されたのであれば、過去の自分の実績や評価を述べ、今後それを活かしていきたいことを伝えると好印象です。

 

現在の状況や評価を知りたい就職面接質問

★ 「当社以外に検討している企業はありますか」

【就職面接質問の意図】

・自身のやりたい事などが生かせる企業を探しており、それが一貫しているのか、また他の会社から面接者はどのように評価されているのかを判断するため、こちらの就職面接質問をされる企業が多いようです。

【回答例】

「就職できればどのような企業でも良い」と判断されがちな例が、面接を受けている会社の職種があまりにバラバラな場合です。自分の意思と能力を評価してもらえるよう、統一感のあるように答えてください。

★ しかし、『御社が第一希望です』と付け加えるのを忘れずに。

他に受けている会社が無い場合は、素直にその旨を伝えましょう。

 

本当に働く意欲があるのか再度確認したい就職面接質問

最後は、面接の最後に必ずといっていいほど聞かれる質問です。ついでのように思われがちですが、就職面接質問の中でもとても重要な質問です。

★「最後に質問はありますか」

【就職面接質問の意図】

もちろん疑問を解決するために、聞いているという点もあります。しかしその本音は、本人が本当に働く意欲があるのかどうかを見極めている場合が多いです。

【回答例】

『御社に入社するまでに勉強しておくべきことはありますか』など、意欲があることをアピールする質問を投げかけましょう。

★企業のホームページなど、ちょっと調べれば分かるようなことを聞くのはNGです。

この最後の質問で採用を決定した、と言う人事担当者の経験談もあるほど。もちろん他の就職面接質問で充分にアピールできれば申し分ないのですが、手ごたえが感じられないまま、この最後の就職面接質問まで来てしまったならば、ここで挽回を目指しましょう!

 

いかがでしたか。今回は面接のなかでも就職面接質問に着目し、企業側の立場に立って解説しました。企業側の立場に立つことで、見え方が随分変わったのではないでしょうか。一見すると、ただの質問に見えるものもありますが、そこには企業の意図が隠されていることが、よく分かります。

ここでさらに就職面接質問の返答について、お伝えしたい大切なことがあります。当たり前の事ですが、「落ち着いたハッキリとした口調で」話すことです。意外ですが元気すぎても問題なのです。

張りがありながら、穏やかなリズムを持ち、語尾をハッキリと伝えることです。多少不安があっても自信を持って伝えます。緊張して面接官の目を見ることが出来ない場合には、面接官の眉間を見ると、相手にとっては印象深いです。

企業側も、限られた時間の中で、精一杯面接者のことを理解したいという姿勢で就職面接質問をしています。そのため、できるだけプラスなイメージで自分をアピールするよう返答を工夫して、自分の意思と才能やスキルを充分にアピールしましょう。

 

まとめ

就職面接、模範回答に頼らず自分で返答するための企業の意図解説

・「なぜ当社を選んだのか」で自分の会社への愛情や理解度を図る
・「あなたにとって仕事とは」で仕事内容を超えた価値観を聴く
・「当社のサービスや商品はご存知ですか」で、熱意を知る
・「今後のキャリアプラン」は、入社後の働きぶりが想像できる
・「当社にとってのメリット」では率直に能力やスキルのアピールを見る
・「当社以外の企業」を聞いて、面接者の状況と統一性を把握
・「最後に質問はありますか」の反応で、本気度を図る


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