和食マナー、事前チェック!懐石料理も安心の基礎知識

和食マナー、事前チェック!懐石料理も安心の基礎知識
和食のマナーは学校ではなかなか学ぶ機会がありませんよね。小学校や中学校では、卒業の直前にテーブルマナーと称して、洋食のマナーを学ぶ企画があるケースがよくあります。

けれども実は、和食のマナーを学ぶという機会は少ないのです。しかし、日本人であれば、まずは和食のマナーをしっかりと学んでおきたいところです。

和食のマナーは、日本の文化では欠かせません。例えば、結婚前の結納や両家の顔合わせの時は、懐石料理屋さんで執り行うケースが多いですし、会社の重役の方を招いての接待などでも、懐石料理を囲むことがしばしばあります。

また、和食のマナーができていないと、育ちがわるいのかなと周囲に思われることもあるのです。そうなるとここでしっかり、おさらいしたいですよね。

そこで今回は、事前にチェックしておくべき、和食のマナーについて外せない6つのポイントを解説します。

 

和食マナー、事前チェック!
懐石料理も安心の基礎知識

 

箸は箸置きに置く

箸置きがない家で育った人にとって、箸は食器に立てかけるように置いたり、食器の上に置いたりするのが普通だという感覚があるはず。

【 和食マナー:箸置き 】

★ しかし、和食のマナーでは箸は箸置きに置くのが正しいマナーです。

・ ちょっとお茶を飲みたいとか、お酒を口に入れたいという時にお箸を茶碗や皿に乗せたままにするのは、マナー違反になりますから注意が必要です。

また、箸置きがない場合には、割りばしが入っていた箸袋を半分に折るなどして箸置きを自分で作って使います

 

蓋付きの食器の蓋を開けるタイミング

懐石料理で、お盆の上に何品も食事が並んでいる時に、汁物や茶わん蒸しなど、いくつか蓋がついている食器がある場合があります。このような時は、どうするのでしょうか?

【 和食マナー:蓋を開けるタイミング 】

★ 一度すべての蓋を取って、食べ始めるのが和食のマナーです。

・ 洋食では料理が一品ずつ運ばれてくるため、順番に食べていきますが、和食では一度すべての料理を見える状態にして、盛り付け方などを目で楽しむのです。

温かいものが冷めない様にと、自分が食べるギリギリまで蓋を開けたくないという人もいるかもしれませんが、和食マナー的には開けるのが正しいので注意が必要です。

 

持ち上げていい食器

自宅では茶碗を持ってご飯を食べますよね。しかし、フレンチなどの洋食のテーブルマナーでは、基本的に食器は持ち上げないのがマナーです。和食でもこのマナーが適用されると勘違いしがちですが、実際はどうなのでしょうか?

【 和食マナー:持ち上げていい食器 】

★ 和食においては小鉢やお椀は持ち上げてもOKです。

・ しかし、お皿や直径15センチを超えるような大きなお椀の場合には、持ち上げずに利き手の反対の手を食器に添えて、食べるのが和食マナーです。

 

食べ物は一口大に切る

和食のマナーでは、基本的に箸で食べ物を一口大の大きさにほぐして、口に運ぶのが美しい食べ方です。

【 和食マナー:食べ物は一口大に 】

★ さすがに大きな焼き魚をかじる人は少ないですが、大ぶりの具の煮物などは意識してください。

・ 山芋や里芋を一度に口に入れると、のどに詰まってしまう可能性がありますから、無理をせずに箸で一口大に切ってから食べます。

箸で割らずにかじったり口に入れようとしてやめるなどの行為は見た目にもきれいではありませんから、小さめにほぐしたり割ってから食べるのです。

 

食べ終わった後のマナー

食事が終了したら、箸は箸置きに置きます。箸袋に入っていた場合には、運ばれてきた時と同じように箸袋にしまって箸置きに置きます。

また、蓋つきの食器は、蓋を閉めます。よく、蓋を逆さにして閉めることで、食べ終わっというしるしにすると考えている人がいますが、これは間違いです。

【 和食マナー:食べ終り 】

★ 和食のマナーでは、料理が運ばれてきた状態と同じような状態を作って食事を終えるのがマナーです。

・ 蓋は元通りに閉め、箸は元通りにしまうのです。

また、魚の皮や骨、木の実の殻などがある場合には、食器の隅の方にきれいにまとめておくのが和食マナーです。

 

汚れは懐紙で拭く

レストランや居酒屋でおしぼりを出されると、なんでもそれで拭いてしまいたくなりますよね。顔を拭いたり、食べ物の汁やタレで手が汚れた時には、汚れを拭くためにおしぼりがあると考えるのが一般的です。しかし、和食のマナーでは違います

【 和食マナー:おしぼりの扱い 】

★ 和食のマナーでは、おしぼりは汚れを拭くものではありません

・ 口の周りの汚れや手の汚れは、「懐紙」という紙を持参して拭くのがマナーです。

「懐紙」というのは、二つ折りの和紙のことで、着物の懐に入れて持ち運ぶ紙のことを言いますが、現代では懐紙入れというケースに入れて持ってくるのが一般的です。

 

いかがでしたでしょうか。和食のマナーは、普段の生活の中では中々知りえないルールがたくさんあります。

日本人は、日頃自宅で和食を食べているため、和食のマナーはわざわざ学ばなくてもいいだろうと考えている人が多いのですが、和食のマナーは普段自宅で食べる食事の仕方とは異なる点も多々あるのです。

むしろ、フレンチやイングリッシュなどの欧米の食事マナーがクローズアップされることが多いため、洋食のテーブルマナーの知識が先行して和食のマナーにも間違って、それを適用してしまうということもあります。

しかし、日本人なら洋食のマナーより和食のマナーのほうが知っておくべきです。今回解説した和食マナーの6つのポイントをしっかりと頭に叩き込んで、フォーマルな場面で恥をかかないように準備しておきましょう!

 

まとめ

知っておくべき和食マナーとは

・箸は食器の上に置いたりせずに箸置きに都度戻す
・蓋付きの食器の料理はすべての蓋をまず開ける
・器を持ち上げていいのは直径15センチ以下の小鉢やお椀
・食べ物は一口大に箸でほぐしてから口に入れる
・食べ終わったら箸は箸置きに、蓋は閉める
・手や口の汚れはおしぼりを使わずに懐紙でふき取る


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