「引っ越したい!」と思うこと、誰にでも一度はあるものですよね。新しい街で、新しいことを始めてイキイキと暮らせたら、こんなに良いことはありません。
ただ、一度でも引っ越し経験のある方ならおわかりかと思いますが、引っ越しをするには心身とも膨大なエネルギーを費やすことになります。
心身だけではなく、どんなに切り詰めてもある程度のお金はかかりますし、手続きや不要品の処分などで時間も費やします。そして引っ越し後の新しい生活も、軌道に乗るまでが大変だったりします。
などとややネガティブなことを述べてしまいましたが、そこまで様々なものを費やすのですから、覚悟を決めればその分新しい物事が流れ込み人生が好転する、よいきっかけになるかもしれません。
スムーズな新生活のスタートを切るために、スムーズな引越しは不可欠!そこで今回は、「引っ越したい!」と思ったらまず試したい、7つのステップをお伝えします。
引っ越したい!と思ったら☆
まず最初に行う7つのステップ
「引っ越したい理由」を突き詰めてみる
進学や就職、結婚などライフスタイルの変化で引っ越しが必要となる時以外は、自分の今持っている「引っ越したい」という気持ちが本物かどうか、突き詰めてみる必要があります。
冒頭でも述べた通り、引っ越しは心身ともエネルギーを使いますし、費用も時間もかかるもの。
【 引っ越したい!と思ったら☆理由を検証 】
★ まずは引っ越しが今の自分にとって、本当に実用なことかどうかをじっくり考えることが大切です。
・ 「今の住環境に不満がある(部屋の立地条件や騒音の問題など)」
・ 「通勤・通学に時間がかかりすぎている」
・ 「今の状態をリセットして、気分一新したい」…などなど、引っ越したい理由を紙に書き出してみるのは良いアイデア!
自分の「本気度」もわかりやすくなるので、ともかく、そこから始めてみてはいかがでしょうか。
不要なものをざっと処分する
引っ越したい気持ちが少しでもあるなら、部屋の中を一度スッキリ整理!いざ引っ越すと決まったら、多くの場合は不要なものを処分することになりますから、荷造りしやすい状態にしておけば、作業がぐっと減るはず。
【 引っ越したい!と思ったら☆断捨離 】
★ また、部屋がスッキリと片付け不要なものを処分すると、意外とそこで「気分一新」ができるかもしれません。
・ そのまま模様替えをして、同じ場所に住み続けるのも、もちろんOK!どちらに転んでもいいようにしておくのも、ひとつの方法です。
住みたい街の候補を絞ってみる
部屋を片付けると同時に、住みたい街の候補を絞るのも、引っ越したいと思ったらやっておきたいことのひとつ。通勤・通学に便利だったり、医療機関や店がたくさんある、などなど、まずは客観的に住みたい街の様々な状況を調べるのいかがでしょうか。
なお、例えば「買い物に行って楽しかった」「おしゃれなカフェがある」という理由で街を選んでもいいのですが、実際に住んでみると「夜遅くまでうるさい」「治安が悪い」など、思わぬ問題が発生していることも…。
【 引っ越したい!と思ったら☆優先順位を決める 】
★ そのためにも「どんな条件を最優先とするのか」をしっかりと決め、あくまでも客観的に候補地を絞っていくことをおすすめします。
・ その中で「やっぱり引っ越したい」「今のままここで暮らしていこう」という気持ちがハッキリするかもしれません。
物件情報をいろいろと見てみる
街の候補が絞られてきたら、実際に物件情報を閲覧!不動産の店舗に出向かなくても、ネットでおおよそのことを捉えることができるので、様々な情報をキャッチできるはず。
【 引っ越したい!と思ったら☆物件情報 】
★ これらの物件情報を得ると、
・ 「今引っ越しても、引っ越し代や家賃等を含め、きちんと生活していけるだけのお金を出せるのか」
・ 「住みたい街を他にも検討した方が良いのではないか」
などなど、より具体的な自分の状況が見えてくるのがメリット。
この時点で「ぜひ引っ越したい!」と思うのなら、それは「引っ越したい」という気持ちが相当本気であるということ。次の段階に向かって進むのもアリかもしれません。
いつ引っ越すのかを具体的に考える
物件情報に載っている物件は、もちろんずっと空部屋という訳ではありません。
【 引っ越したい!と思ったら☆引っ越し時期 】
★ 空部屋であり続ける可能性は、おおよそ2か月。半年後も空いているということはない、と考えるのが妥当です。
・ したがって、これぞと思う物件が見つかったら、「引っ越したい」から切り替えて「いつ引っ越すのか」を具体的に考えることが大切です。
費用が実際に出せる状態か確認
賃貸の部屋に引っ越す場合、まず初めに部屋代としてかかるのは、家賃の6か月分が一般的な相場。
【 引っ越したい!と思ったら☆初期費用 】
★ 管理会社が提示する条件によっても基準が変わりますが、この内訳はだいたい、
・ 敷金2か月分
・ 礼金1か月分
・ 仲介手数料
・ 前家賃
・ 火災保険料等…この計算で行くと、例えば家賃が1か月8万円とするなら、まずは48万円が必要。
もちろん引っ越しには、引っ越し費用や家電や家具・生活用品の購入もあり、他にも様々な費用もかかるもの。そのことも計算に入れて具体的に検討してみてください。
実際に物件を見に行ってみる
ここまで来たら、いよいよ実際に気になる物件見学!不動産の店舗に出向くことになりますが、その際には電話予約をしておくと、話がスムーズ。
【 引っ越したい!と思ったら☆物件見学 】
★ なお、ネットに載っている物件情報が全てではなく、ほとんどの場合、不動産の店舗は、それ以外にも物件を扱っているもの。
・ それらの中に良い物件がある場合も多いので、これだけは譲れない条件(駅への近さや静かな環境・収納の多さや日当たりの状況など)を、しっかりと決めておくと便利です。
いかがでしたでしょうか、今回は引っ越したい!と思った時に、一度冷静になって判断するためのポイントと、具体的に引っ越しするための第一歩をお伝えしました。
「引っ越したくなくても、引っ越さなければならない。」と言うケースも、人生では何度かあるもの。例えば、故郷から遠く離れた街で一から生活を始めるとなれば、慣れないために確かに大変ですが、その街の文化に触れたり、仲間を作るという大きな経験ができるのもメリット。
引っ越しは、こんなにも、人生を変えるだけの大きな力があります。だからこそ、勢いで引っ越して、「ああ、前のところの方がよかったなぁ。」、…という結果で終わらせたくはないもの。
もちろん世の中には、引っ越しが趣味という方もいますが、必要に迫られていない引っ越しのならば、「今の住処が良いのか、新しい住処に移ったほうがいいのか」と言うこまで、慎重に考えてから動くことをおすすめします。
まとめ
引っ越したい時に、まずしたいこと
・引っ越したい理由を、ノートに書く
・部屋の中を整理、不要なものを処分する
・住みたい街の候補を絞る
・物件情報をいろいろと閲覧する
・いつ引っ越すのかを、具体的に考える
・引っ越しに伴う費用があるかどうかを確認
・実際に物件を見に行く