一周忌法要に参列する。準備から押さえるマナーと基本

一周忌法要に参列する。準備から押さえるマナーと基本
一周忌とは言え、大切な人がこの世からいなくなることは、心も体も大きなダメージを受けますよね。一緒に暮らしてきた家族はもちろん、かけがえのない時間を共に過ごした友人、同僚など、心の整理がつかない方もいるのではないでしょうか。

一方で一周忌には少しずつ心の傷が癒え、新たな気持ちで前向きに生活をしている人も多いかもしれません。そんななかで故人の一周忌法要がおこなわれます。

お通夜や告別式とは違う法事とは言え、まだまだ一周忌までは施主や遺族の気持ちも十分に察しながら、マナーに十分に配慮した態度で参列したいもの。しかしながら、一周忌法要は頻繁にあるものでも有りませんので、マナーや基本知識が全く分からないという人も少なくありませんよね。

そこで今回は、一周忌法要に参列する時に役立つ準備や、マナーの基本の知識をお伝えします。ぜひ参考にして、心ある参列をしてください。



 

一周忌法要に参列する。
準備から押さえるマナーと基本

 

一周忌法要とは


故人が無事に成仏出来るように、亡くなってから四十九日までは七日ごとに法要が営まれ、最期に故人が逝去した日から、ちょうど1年経った日に「一周忌法要」が、執り行われるのが、一周忌法要。

【 一周忌法要の様子 】

■ 一周忌法要には、親族だけではなく知人や友人も列席することが多く、祥月命日(しょうつきめいにち)と呼ばれる一周忌の日が平日の場合は、列席者の都合に合わせて土日のずらすことがほとんど。

・ 僧侶により読経、焼香があり、最後にみんなで食事をしながら故人を偲ぶお斎がもてなされるのです。

 

一周忌法要に準備するもの


また、一周忌にはどのようなものを準備すれば良いのか、迷う方々も多いです。これは、遺族と列席者で準備するものが違いますので、ここで確認してください。

【 一周忌の準備:遺族の場合 】

■ 遺族の方は、返礼品(香典返しの意味を含んでいる)、僧侶へのお布施(地域やお寺との関係性によって、金額は変わる)を準備します。

一周忌を自宅で営む際には、僧侶のお車代も忘れないように!ちなみに列席者の方は、御供物料を準備してください。詳しくは後ほどお伝えします。

 

一周忌法要。服装・準備品は?


遺族の服装は三回忌までは喪服、七回忌を過ぎれば黒やグレーの服装となりますので、一周忌は略式喪服で大丈夫です。列席者についても、一周忌は黒やグレーの服装にしてください。

【 一周忌でのネクタイ 】

■ ただし、ネクタイは原則的に黒!

・ 学生の場合は制服で参列し、幼児は上は白いシャツやブラウス、下は黒・グレー・紺色のスカートやズボンを着用させるようにして下さい。

列席者の方で当日のお手伝いを頼まれた場合は、派手な色のエプロンではなく白や黒のエプロンを持参することをオススメします。

 

一周忌で聞く、お斎とは?


【 お斎(おとき)とは 】

★ 一周忌法要の後に親族・参列者でおこなわれる食事会のこと。

・ 基本的には精進料理とされていますが、最近では仕出し弁当やホテルでのコース料理などこだわらなくなってきました。

お斎はもちろん故人との思い出を語りながら、楽しい時間を過ごすのが最大の目的ですが、遺族の列席者に対する感謝の気持ちが込められていることも忘れないように、参加してください。

遺族は列席者と僧侶を存分にもてなして、列席者はその気持ちを有難く受け取り、食事を楽しむのがお斎(おとき)なのです。

 

一周忌法要の流れ


一周忌法要に参列する前に、しっかりと流れを確認して行きたいもの。

【 一周忌法要の流れ 】

① まずは、僧侶が入場します。

・ この時遺族に限って、故人との関係性が深い人ほど前に座るようにして下さい。

② 施主による一周忌の挨拶

③ 僧侶の読経から、焼香と進んでいきます。

・ 焼香は施主からはじめて、前に座っている参列者から次々と行っていくのが、基本の順番です。

④ 僧侶が法話をお話してから退場します。

⑤ 僧侶が退場した後に、施主による一周忌の挨拶(締め)を行います。

この流れで、一周忌法要は終了。その後、お墓が近くにある場合は親族のみ、お墓参りを行うこともあります。

 

一周忌法要、のし袋について


列席者は一周忌法要の際に、香典を持参することになります。まず、仏式・神式・キリスト教式によって、のし袋の表書きが異なりますので、間違えないように!「一周忌」という呼び方は仏式に限られたこと。神式は「一年祭」、キリスト教に関しては年忌は無いのです。

■ 仏式での、のし袋の表書き

・ 「御仏前(もしくは御佛前・御供物料)」と書きます。

■ 神式での、のし袋の表書き

・ 「御神前(もしくは御玉串料)」となります。

包む金額は故人との関係性で変わってきますが、一般的な相場としては5,000円か10,000円を包むため、この相場を参考に金額を選択すれば、失礼には当たりません。お斎(おとき)に参加する時は、その分もプラスして決定すると、尚、配慮が行き届いています。

 

のし袋にお金を入れる作法


のし袋にお金を入れれば、それで良いというわけではなく、お札の向きにも気を遣う必要があります。ただ、お札の向きについては、考え方の違いも見受けられます。

【 のし袋のお金の入れ方 】

■ 基本的には顔の印刷がある方を表に、封側になるよう入れます。

・ ただ、前述した事柄もあるため、お札の向きをバラバラに入れたり、しわくちゃのお札を入れるなど常識を外れた行為をしなければ、それほど気にする必要はないかもしれません。

故人に対する気持ちの表れですから、失礼の内容に対応していくことが大切。ちなみにお札4枚や9枚は、死や苦しみを連想させてしまうので、遺族にも故人に対しても失礼ですから、気を付けて下さい。

 

いかがでしたでしょうか、今回は一周忌法要に参列する際に、失礼のないように準備ができる、基本的な作法と知識を厳選してお伝えしました。大切な人が亡くなって1年という節目に行われる、とても大切な儀式。

列席者の方は遺族に失礼のないよう、きちんと準備をして参列するようにしたいもの。服装は黒かグレーの目立たぬ色を着用し、のし袋の表書きも仏式・神式によって違いますので注意が必要です。

服装・のし袋・お金の入れ方などをしっかり準備するということは、故人へ失礼のない態度を取っているということになりますから、天国から温かな目で見守っていてくれるはずです。

今回の記事を納得のいくまで確認していただき、一周忌法要の列席者として、ふさわしい行動を心掛けて、大切な故人を偲んでください。

まとめ

一周忌法要の基本的な作法

・故人が亡くなってから一年後の法要が、一周忌
・施主は香典返しや、僧侶へ渡すお布施の準備をする
・一周忌法要で男性は、光沢のない黒いネクタイを着ける
・一周忌法要の後に行われる食事の会を、お斎(おさい)と言う
・法要では施主の挨拶、僧侶の読経中に焼香と進んでいく
・お香典の表書きは、宗旨宗派によって違う
・お金の入れ方は考え方が様々なので、最低限の気配りで入れる