集団面接マナーで差がつく!企業が見るチェックポイント

集団面接マナーは個人面接とはポイントが違います。就職活動で、志望者が多い企業で行なわれる選考の一つである「集団面接」。みなさんは経験されたことがありますか?

集団面接マナーは、一番気を付けなければいけない事項。もちろん個人面接の時も基本的なマナーを守らなければならないのですが、集団面接はマナーをより守らないと、企業の面接官のみならず、周りの就職活動をされている方達にも迷惑をかけてしまい、選考の通過も非常に難しくなってしまいます。

その様にならないためにも、必ず集団面接のマナーを守る必要があるのです。そこで今回は、就職活動における集団面接のマナーに焦点を当てて解説します。

自分自身では無いと思っていても、無意識のうちにマナー違反をしてしまっているケースも多いです。最大のマナーは「明るく、元気よく、ハキハキと」です。ぜひ参考にして下さい。

 

集団面接マナーで差がつく!
企業が見るチェックポイント

 

企業が集団面接を行う理由

時間が無いために効率的に多くの人数をさばいていかなければならず、短時間で効率的に大人数を見ることができるのが集団面接です。

【 企業が集団面接を行う理由 】

★ なぜ企業が集団面接を行なうかというと「時間が無いため」です。

・ 集団面接は、初めの1次~2次面接段階に行なわれ「この人を採用したい」より「人数を減していく」ため、絞るのが目的です。

集団面接は企業によって様々ですが、時間にして30分程度で3~5人ぐらいで見る場合が多いので、一人の時間はたったの数分しかないのです。

では、この数分の間で面接官はどこを見ているのでしょうか。

【 集団面接マナーのポイント 】

★ 簡単に言うと「人として基本ができているか、という人格」です。

・ 「身だしなみはしっかりしているか」
・ 「きっちりとあいさつができているか」
・ 「元気に言葉を発しているか」

★ そしてそれらができていて「次の面接でまた話しを聞きたいと思わせてくれるか」です。

わずかな時間でまた次に会いたいと思わせるためにも、まずは人として基本を徹底することが非常に大切です。リラックスして明るく元気よくが集団面接での好印象です。

 

自己紹介の指定時間などは必ず守る

集団面接では「まず最初に自己紹介を1分程度でお願いします」と時間指定を行ない、回答を求めることがよくあります。この決められた時間を必ず守るようにして下さい。

【 集団面接マナーのポイント① 】

★ 指定時間を守る

時間厳守にしなければならない理由は主に2つです。

【 集団面接マナー:時間厳守を徹底する理由① 】

★ 1つは他の集団面接との兼ね合いです。

・ 1グループに与えられている時間は非常に限られてます。それにも関わらず一人で長い時間を費やしてしまうと、面接官が他の方に聞くための時間が無くなってしまうことになります。

それは自分勝手な行為と判断されますので、面接官への評価イメージをかなり下げてしまいます。

【 集団面接マナー:時間厳守を徹底する理由② 】

★ もう1つは、長い時間をかけての回答は面接官に評価されない

・ 長々と自己アピールをしてもポイントロスになり、その後にどのような質問をしたらいいか、判断できなくなってしまうことも考えられます。

時間を多く使っても印象を悪くしてしまいますので、簡潔に要点をまとめ、起承転結のある回答をすることが大切です。面接前の予習として時間を計りながら1分間の自己紹介の練習をして、いい印象を与えるように心掛けて下さい。

 

他の人の話しもしっかり聞く

他の人が「この企業に採用されたい」と精一杯に話しをしているにもかかわらず、気の抜けた態度をとるのは、見ていて必ずしも気持ちのいいものではありませんし、場合によっては面接官が顔の表情を見て協調性に欠けていると判断してしまうかもしれません。

【 集団面接マナーのポイント② 】

★ 2つ目のマナーは、他の人が話をしている時もしっかり聞くということです。

・ あまりに自分のことだけを気にし過ぎて、他の人が話をしている時に違うことを考えたりしているとそれはマナー違反行為です。

自分が話をする時以外でも、緊張感を持って話を聞くようにして下さい。相槌を打ったり、体を向けて話を聞くだけでも印象は違います。普通に自然な対応を心掛けるのも、集団面接のマナーです。

 

入退出・荷物のマナーをきっちり守る

集団面接における第一印象は、まず面接会場に入室する時からすでに始まってます。

【 集団面接マナー:入退室 】

・ 入室するときはドアを3回叩く。

・ 面接官に座る様に促される前に着席はしない様にする。

などなど…。

基本的な入室のマナーは個人面接・集団面接関係なくきっちり守るようにして下さい。また、鞄やコートなどの荷物のマナーも忘れてはいけません。

【 集団面接マナー:荷物の扱い 】

・ コートをただ丸めてしまわない

・ 鞄を寝かして煩雑に置いたりしない

このような荷物の扱いは、粗雑な悪い印象を面接官に与えてしまいがちです。集団面接マナーでも、入退室や荷物のマナー違反は、個人面接の時よりも目立たないと考えている人が多いです。

けれども、実際は周りの人がマナーを守れば、それだけ自分自身だけが良い印象を与えられずマナー違反が目立ってしまいます。決して油断せずに集団面接マナーを守ることが大切です。

 

いかがでしたでしょうか。集団面接は言葉としてあまり良くないですが、企業にとっては「振り落とし」です。自分が仮に面接官だと考えて、集団面接マナーを守ってください。

「どんな人を振り落としたくなるだろう…。」自分だったら一緒に仕事をしたくない人であったり、上司に合わせたくない人なら…。もちろん採用はしないはずです。

面接官だって私たちと同じ人間です。落ち着いてゆっくりお話をして、そして謙虚に話も聞いてくれる、いくら経験や学歴があったとしても絡みにくい相手より、コミュニケーションが非常に取りやすい人が良いものです。

集団面接では、自分のアピールする時間が個人面接より少ないです。プラスの印象を与えることも大事ですが、マイナスな印象を面接官に与えないように集団面接時のマナーはしっかりと覚え、効果的な自己アピールを実現して下さい!

 

まとめ

集団面接で企業が見るのは、まずは人としての基本

・集団面接は「人数を減らしていく」作業
・自己紹介の指定時間などは必ず守る
・他の人の話しもしっかり聞く
・入退出・荷物のマナーをきっちり守る


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