面接の入室マナーをおさらい!面接官のチェックポイント


面接の入室では、緊張すぎてマナーがボロボロに…。それを、引きずって面接官の前で自分の力も発揮できず、アピールも中途半端に終わる…。実は、そんな先輩達の経験談が多くあります。

こうなってしまっては、後悔の嵐。けれども実は、面接官がどこをチェックしているかを意識すれば、ポイントが押さえられ落ち着くことが多いのです。本当に働きたい会社であれば、尚、重要な「コツ」でもあります。

面接の入室のマナーをスマートにこなし、自分の力を存分に発揮して、きちんとアピールできるようにしておきたいものですよね。

そこで今回は、堂々と挑めるよう面接官のチェックポイントも交えながら、面接の入室のマナーを解説します。本記事を参考に自身の行動を照らし合わせ、堂々と面接へ向かってください!

 

面接の入室マナーをおさらい!
面接官のチェックポイント

 

企業が面接をする理由

面接は日常の立ち居振る舞いのマナーをチェックする場でもあります。企業への意欲があっても、態度が悪いとその気持ちは伝わりません。お辞儀や姿勢、目線など失礼のないように振る舞う必要があります。

【 企業が面接をする理由 】

★ 面接の入室で面接官は、立ち居振る舞いのマナーができているか、目を見て話ができているか、ハキハキと応対できているどうか、をチェックし、その印象を確認しています。

企業もお客様やクライアントがいますから、当然、入社してから会社の顔として、見合った振る舞いができるかどうかを、確認しているのです。

 

面接の入室前のマナー

もちろん、面接で入室する前も見られています。意識したいのは「一社会人としての対応」。お客様の前で自分がどんな立ち振る舞いをするか、を考えてみてください。

【 当たり前でも、心がけたいこと 】

★ 面接時間にギリギリになって、慌てたまま面接を受けるのは、NG!

・ 一方であまり早く到着しすぎても、迷惑です。どこか近辺で少し時間を潰し、少し余裕をもって面接会場には10分前には到着しておくようにします。

受付では、大学名と氏名を告げ面接を受けに来た事を「簡潔に」伝えます。待機している間は、私語を慎み、携帯をいじったりせずに姿勢を正して待つのも、大切なポイント。

そして、返事も大切です。名前を呼ばれたら「はい」と元気よく返事をしてください。

 

面接の入室のマナー

名前を呼ばれたら、いよいよ面接官と対面です。対面時の第一印象は深く残ります。ひとつひとつの動作を丁寧に行うことで、印象がずい分変わることは、マル秘ポイントです。

【 面接の入室マナー:ドアノック 】

★ 面接で入室する時はドアを3回ノックします。

・ 面接官の「どうぞ、お入りください。」という声が聞こえてから、ドアを開けます。

応答がないときは再度ノックをします。それでも応答がない場合は「失礼いたします。」と言ってからドアを開けます。

ドアを少し開け、面接官の目を見て「失礼いたします。」とはっきりと聞こえる声であいさつします。(複数面接官がいる場合は、中央に座っている人の目を見るようにします。)

 

ドアを開ける時のマナー

面接で入室する時、ドアは片手で開けます。初対面の時には、しっかりと相手を見て視線を合わせ、けれども睨みつけるような強い視線は避けて、笑顔で入ることも、良い印象を受ける瞬間でもあります。

【 面接の入室マナー:ドアの開け方 】

★ 自然に身体が正面を向くように、右開きのドアなら右手で、左開きのドアなら左手でドアを開け入室します。

一方、ドアを閉める時は、面接官に背面を見せないように、斜めの立ち位置でドアを閉めるとスマートです。ドアの音がならないように静かに閉めることも、意識してくださいね。

 

ドアを閉めた時のマナー

【 面接の入室マナー:挨拶 】

★ 面接で入室してすぐ、面接官の方に向き直り、一礼(45度が好ましいです。)「よろしくお願いいたします。」とあいさつします。

・ この時、ドアを閉める行為を終えて、お辞儀をし、あいさつをする、の一連の動作を「同時にしない」ことがポイントです。

背筋をのばし、姿勢よく椅子のところまで歩くこと、簡単そうに見えて自分が思っているように動いていないことも。しっかりと鏡を見て、日頃から自分の振る舞いを確認してください。

椅子の横に立ち、男性は手を体の横にまっすぐ伸ばし、女性は体の前に右手が上にくるように両手を重ねます。

 

自己紹介と着席のマナー

ここで、自己紹介です。

【 面接の入室マナー:自己紹介 】

① 「○○大学○○学部○○学科の○○ ○○と申します。よろしくお願いいたします。」この時も必ず、面接官の目を見て言います。

② その後、一礼します。

③ 面接官より「どうぞおかけください」と言われてから、「はい。失礼いたします」と言い、その後一礼し着席します。

座るときは深く腰をかけ過ぎないようにして、姿勢を保ってください。男性は手を軽く握り膝の上に置き、女性は両手を重ねて膝の中央に置き、足は膝を離さずにそろえて座ります。

【 美しい姿勢で座る 】

★ ここも、自分で思っている姿勢と実際が大きく違うことがあります。

・ あごを引いて背筋を伸ばし、心持肩を後ろに引いて胸を張ると美しい姿勢になります。

背筋をそったり、足を投げ出したり、猫背になるなどの姿勢は、だらしなく見えるのでマイナスイメージになりますので要注意!置き場所に迷いやすいカバンは、足元に置くのが正解です。

 

面接官の質問と退席のポイント

面接官との質疑応答の間、姿勢を正し、面接官の目を見ながら自然な笑顔で受け答えができれば印象はバッチリです。アイコンタクトでのコミュニケーションも大切ですので、緊張はすると思いますが、良い表情を心がけます。

【 面接が終わったら 】

① 着席したまま「本日は、ありがとうございました。」と一礼

② 起立して椅子の横で再度「ありがとうございました。」と一礼

③ 感謝の気持ちを込めてお辞儀します。

ドアの手前で面接官のほうに向きなおり「失礼いたします」とあいさつして退室です!

 

いかがでしたでしょうか。面接の入室の場面だけでも、何人もの面接をしている面接官にとっては、ちょっとしたしぐさや振る舞いで、その人物がどのような生活を普段しているのかが見えてしまうもの。

面接官は働くあなたを想像してチェックしていますから、面接に限らず、今後、社会人として生活していくためには身につけておきたい振る舞い、ということになります。

この面接の機会にぜひ、マナーが自身の身につくよう、日々心がけて生活することが大切!そうすれば、面接の入室に限らず、入社してから商談に企業訪問に行くときなどにもスムーズに振る舞うことができるのです。

そのおかげで、自分の力を発揮することができ、十分にアピールもできる!というもの。やる気があり、清潔感があり、爽やかで、応対も良い!良い印象で面接官に納得してもらいましょう!

 

まとめ

面接の入室の、チェックポイント

・社会人としての立ち居振る舞いが見られる
・面接10分前を目安に余裕を持って到着する
・入室前のドアノックは3回
・「どうぞお入りください」の声があってからドアを開ける
・入退室には「失礼いたします」
・姿勢を正して「どうぞおかけください」と言われてから着席
・アイコンタクトでのコミュニケーションもポイント


連記事