就活スーツを格好良く着て、ビシッと就職を決めたいですよね。でも実際にその局面を迎えると、「基本はこうだけど、業界がおしゃれだから…。」などなど、就活スーツを選ぶだけでも、周囲と差を付けたいと思えば思うほど、悩む方々も増えています。
「面接官にどう思われるだろうか。」「マナー違反になっていないだろうか。」「個性がなくて、つまらない人間に見られるのではないか。」…などなど、いろいろ気になりだしたら、きりがありません。
第一印象でその後の人生が変わるわけですから、悩んで当然!あまり悩まず就活スーツを揃えるとしたら、それは公務員や銀行員、ホワイトカラーなど、ある程度分かりやすい業種の場合に限ります。
人生の大きな勝負!しっかり就活スーツをチョイスして、希望の就職先をゲットしたいですね。そこで今回は、就活スーツを選ぶ際に押えたい、大切なポイントを7つお伝えします。
就活スーツを揃えるなら☆
信頼させる7つのポイント
就活スーツの色選び
当然ながら就活スーツ選びはここから始まります。実際に学生の方々に、就活スーツとして選ばれるのは、黒が圧倒的!「変に目立ちたくないから無難な黒を選ぼう。」というのが、その理由です。
確かに無難な方が悪目立ちするよりもいいのですが、「本当に無難なのか?」というとそうでもないことも。もしかしたら、服飾業界の戦略にはめられているのかもしれません。
【 就活スーツ:色選び 】
★ 意外に無難なのは、実は紺や濃紺。その方が黒よりも明るく見えて、印象が良いのです。
・ また、就活スーツにストライプはタブー視されていますが、必ずしもタブーと言うわけではありません。
個性的なところを評価してくれる面接官がいるのは事実。ただ、目立ってしまうことにはなりますので、企業が大切にするイメージや周りとの調和も考慮した、「イメージ戦略」のひとつとして考えてください。
就活スーツを予算で選ぶ
就活スーツの値段はピンキリですから、これも悩みどころ。安物を着ていて、軽く見られてしまわないかと不安になるかもしれません。逆に、ブランド物のスーツなど着ていると気取って見られるかも…。
そもそも面接官にとっては、まだ就職していないのに、そんな高いスーツを買えるかどうか、不思議なところでもあるのです。
【 就活スーツ:手頃な値段 】
★ 安いものでも1万5千円くらいが、就活スーツの相場!とは言え、もっと安いものを選んでも問題ありません。
・ 今は1万円以下のスーツでも、良質なものが増えつつあります。大切な点は縫製がしっかりしていて、キチンと見えるかどうか。
そして、最初の一着であれば夏物を選ぶことがおすすめ!そうすれば、年中着れるので経済的なのです。
自分に合ったサイズを選ぶ
当たり前のことですが、既製品なのでぴったりサイズが必ずある訳ではありません。みっともない印象にならないよう、ポイントを押さえて選んでください。
【 就活スーツ:サイズの見方 】
★ サイズがあっているかどうかは、肩の収まり方で知ることができます。
・ 肩がきつく感じたり、不自然なしわが寄っていないか、しっかりチェックしてください。
また袖口が長すぎず、短すぎないこともチェックしたい項目。それで、就活スーツを選ぶ際にはシャツを着て出かけ、試着してチェックすると尚安心です。
ワイシャツを選ぶ
色は白、が基本中の基本。そして、注意したいのは長袖を選ぶこと!
【 就活スーツ:ワイシャツの選び方 】
★ 夏は半袖を着たくなりますが、先ほどのサイズで袖口の長さをチェックすることに触れましたが、その基準はワイシャツの袖がどれほど出ているか、なのです。
・ それで、スーツの袖からシャツの袖が出ていないことが、減点になることもあります。
そしてスーツ同様、夏物を選ぶことをおすすめします。薄手で汗を吸収しやすいものを選ぶと良いかもしれません。これも年中着れますので経済的です。
付属アイテムを選ぶ
就活スーツそのものに加えて、それに付随するアイテムも揃えられたら、尚安心です。就活スーツと一緒に一式揃えて、コーディネートしておくと慌てずにすみます。
【 就活スーツ:付属アイテム 】
・ ベルトは基本的に黒。
・ ベルトに合わせて、靴も黒がベスト。…どちらも仰々しくない、おとなしめのものにします。
ウィングチップの靴などカッコいいですが就職してから楽しむことにして、就活スーツにはストレートチップなどの、「おとなしめのもの」にしてください。そして、男性にはなくてはならないネクタイ選び。もちろん暑くても必須!
【 就活スーツ:ネクタイ 】
★ 色は悩むところですが、夏は涼しげな印象を与えるよう淡い色にするなど、季節に合ったものにすると、印象が良くなることが多いです。
着こなしを考える
就活スーツで差を付けたいなら、実はスーツ選び以上に手入れが肝心。当然ながら、どんなに良い就活スーツを選んでも、手入れが行き届いていないと、印象は格段に悪くなるのです。
【 就活スーツ:手入れ 】
★ まずは型が崩れないように注意!
・ 基本的に着る時間が長ければ長いほど型は崩れますので、必要のない時には着ないようにしてください。
例えば面接の場所が遠い場合などは、私服で出かけてどこかで就活スーツに着替えるようにするのもアイデア。その場合、スーツはスーツカバーを利用して、傷まないように注意することもポイントです。
また、ポケットにたくさん物を入れると型は崩れます。そしてフラップが折れ曲がったりしているのも、だらしない印象に!中に入れるにしても外に出しておくにしても、しっかりチェックして、中途半端にならないように気をつけなければいけません。
傘を用意する
意外に忘れるポイントが傘。スーツが濡れてしまうと型崩れの原因に!色落ちしたりしわになったりするもの気になるもの。傘は荷物になるので、なるべく持っていきたくないのも分かりますが、雨が降ってからでは対応が難しいので、事前に備えてください。
【 就活スーツ:傘を常備 】
★ 一般的には、折り畳み傘をいつも持っておくのが安心。
・ そして、使った後はどこかに忘れることが多い物ですので、替える前に持ってるかどうか、チェックすることも習慣にしておくと良いかもしれません。
いかがでしたでしょうか、とにかく第一印象が大切ですから、しっかり準備したいのが就活スーツ。つまり、就活スーツを選ぶところから闘いは始まっている、と言っても過言ではありません。
面接官はその道のプロ。ポイントを押さえてしっかり見てきます。過度に恐れる必要はありませんが、挑発しかねない独自の発想をしないように注意してください。個性を出すのは良いことですが、就活スーツでではなく表情や語りで出す方が安全です。
就活スーツは無難でも手入れで清潔さや丁寧さが伝わるはず。そして面接では、自分のアピールを聞きたいと思ってもらえるのがベスト。
就活スーツを選ぶことで悩んでいること自体、それだけ真剣に取り組んでいる証拠です。努力はきっと実を結びます。就活の独特の緊張感を乗り越えて、希望の就職先をゲットしてください!
まとめ
信頼させる就活スーツを選ぶには
・紺や濃紺で清潔感と明るさをアピール
・1万5千円の就活スーツが相場
・就活スーツのサイズは肩幅で選ぶ
・白いワイシャツは、必ず長袖を選ぶ
・ベルトとバッグは黒でそろえる
・就活スーツは物よりも手入れでアピール
・型崩れを起こさない雨対策は必須