49日法要の香典、相場はいくら?49日にまつわるあれこれ

49日法要の香典、相場はいくら?49日にまつわるあれこれ

お葬式に参列された方は、49日法要の案内も合わせていただくことが多いのではないでしょうか。実は、49日は死後営まれる様々な法要の中でも、亡くなられた方や遺族にとって特別な意味合いがあるものなのです。ですから、49日法要を営む遺族の方も参列する側の方も、49日法要の意味をきちんと理解しておく必要がありますね。

それだけではなく、法要を営んだり参列するにあたりいろいろな疑問も出てくるかと思います。そして、その中には「お香典はいくら?」「お布施はいくら?」など、人に質問しにくい疑問もあるのではないでしょうか。

今回はそんな方々のために、49日にまつわるあれこれについてまとめてみました。まずは、本記事をご一読いただくと「49日法要って、こんな感じかな」というイメージがつかめることでしょう。初めて49日法要を経験するという方、必読です。

 

49日法要の香典、相場はいくら?
49日にまつわるあれこれ

 

49日はなぜ大切なのでしょうか

一言でいうと、49日とは”忌明け(いみあけ)”の日。

具体的に言うと、あの世とこの世の間をさまよっていた魂が、閻魔様の裁きにより極楽浄土(天国)に行けるのかどうかが決まる日なのです。その節目である49日法要には、亡くなった方の魂が天国に行けるように皆でお祈りするという目的があります。

ですから、一周忌や三回忌よりも大切な意味合いを持った法要と言われているのです。故人の冥福をただお祈りするだけではなく、極楽浄土に行けるようにお祈りしましょう。

 

49日の前にやっておかなければならないこととは?

法要を営む遺族の方は、まずお葬式の手配と同時に49日法要の日取りや場所も決める必要があります。

49日が平日の場合は、休日に前倒しで行うようにしましょう。場所は、自宅や菩提寺、霊園などが一般的です。その他、招待者のリストアップ、位牌の発注、(納骨を行う場合は)墓石の彫刻の発注、法要の案内状や卒塔婆の準備もできるだけ早めに進めておきましょう。

そして、当日の参列者にお渡しする返礼品の発注も忘れないように。漏れがないように注意してくださいね。

 

49日の服装はどうすればいいのでしょうか

遺族の場合は、49日法要当日は喪服を着用するのが基本です。対して、参列者の場合は略式喪服を着用するようにしましょう。

男性の場合は、ダークスーツやブラックスーツに白ワイシャツ、黒ネクタイ、黒の靴下、黒の革靴を着用します。女性は、黒・紺・茶等のワンピースかアンサンブルに黒のストッキング、黒の靴、黒いバッグを合わせます。

喪服の時同様、光沢や金具のある小物は避けましょう。メイクは控えめに、アクセサリーはできるだけしないようにという点も同じです。

 

お香典の相場はどのくらいが適切?

お香典の金額は、故人との関係や49日法要の形式によって変わってきます。

付き合いの深さや年齢、地方によっても違いが出るようです。具体的な金額としては、故人の親戚は10,000~30,000円(夫婦で出席の場合は+20,000程度)、そして友人・知人は5,000~10,000円(お世話になった場合は10,000円~30,000円)程度が一般的でしょう。

そして、会食がある法要の場合はさらに10,000~20,000円をプラスしましょう。不安な場合は、近い立場の参列者とすり合わせをしてもいいですね。

 

お寺に確認しておくこととは何でしょうか

もし、49日法要と納骨法要や納骨式を同日に行う場合は、その旨をお伝えすることを忘れないようにしましょう。

49日法要後、ご住職がお帰りになってしまっては大変です。また、法要後にお斎(会食)を行う場合は、ご住職にも事前にご都合をうかがっておきましょう。

「法要後に食事を用意いたしますが、よろしければご住職にもご一緒いただけないでしょうか」といった感じでOKです。その出欠によって、お布施やお車代等をお渡しするタイミングも異なってきます。

 

お布施はどのくらい差し上げるべき?

49日法要のお布施は、最低でも30,000円というのが相場です。どうしても不安な場合は、予約の時にお寺に尋ねてみるのも一つの方法です。

封筒の表書きは「お布施」「御布施」「御経料」のいずれか。そのほか、住職のお車代(交通費)に5,000~10,000円を別にお渡しします。タクシーを予約して直接タクシー会社に実費を支払ってもOKです。そして、お斎にご住職が出席されない場合は「御膳料」として5,000~20,000円ほどお渡しします。

お斎を行わない場合は、折詰やお酒の小瓶をお渡ししましょう。

 

法事の後には会食が必須なのでしょうか

必ずしもお斎(会食)を行わなければいけない、というわけではありません。

会場の都合や施主の都合もありますから、法要のみを行っても失礼には当たらないのです。この場合は、法要後に引き出物と一緒に折詰のお弁当やお酒の入った小瓶を参列者やご住職にお渡しすることになりますので、事前の手配をお忘れなく。

お斎を行う場合、以前は会場の別室で行うのが一般的でしたが、場所を移してホテルやレストラン等で行うケースも今では増えてきています。

 

いかがでしたか。

49日の意味合いなど、もしかしたら知らなかったという方もいらっしゃるでしょう。

故人が天国に行けるようにお祈りをする49日法要は、だからこそ重要視されているのです。その他、今回は出席者や施主が知っておきたいあれこれについてご紹介しました。どれも基本的なポイントばかりなので、しっかり頭に入れておきましょう。

そして、どうしても分からないことは家族や親せき(施主の場合はお寺や葬儀会社)に尋ねてみるのが一番!知ったかぶりはしないで不明な部分は質問してみるようにしましょうね。

 

まとめ

49日法要の香典、相場はいくら?49日にまつわるあれこれ

・49日はなぜ大切なのでしょうか
・49日の前にやっておかなければならないこととは?
・49日の服装はどうすればいいのでしょうか
・お香典の相場はどのくらいが適切?
・お寺に確認しておくこととは何でしょうか
・お布施はどのくらい差し上げるべき?
・法事の後には会食が必須なのでしょうか


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