法事の服装、事前にチェックしておきたい7つの一般常識

急な訃報などでの弔事は、いつその日が来るのか予め知ることは出来ないので突然の連絡を受けると慌ててしまうものですが、法事などは予め知ることが出来ますね。

急な訃報で準備が間に合わないならまだしも、予め知ることが出来た法事なのに、事前に準備を怠っていて服装など当日になって慌ててしまう!なんてことがあっては大変です。

自分はもちろんのこと、親族にも恥ずかしい思いをさせてしまうこともあるかもしれません。

特に服装は、きちんと事前に準備しておかなければ、当日気付いても時間や場所によっては購入することも出来ないもの。

忘れ物はないか、買い忘れはないか、法事の1週間前にはすべてのものを準備してチェックしておけば安心です。そんな法事の服装で、きちんと事前にチェックしておけば安心の一般常識を7つお教えします。

 

法事の服装、
事前にチェックしておきたい7つの一般常識

 

一周忌までは、略式礼服を着用しよう

男性も女性も、一周忌までの法事には、略式礼服を着用するようにしましょう。男性は白いシャツに黒いスーツが基本です。

女性は夏であっても肌の露出の少ないものを着用し、暑くても素足ではなくきちんとストッキングを履くようにしましょう。

またキラキラ光るアクセサリーや、黒以外の髪飾りも付けるのは控えましょう。冬の法事などでは黒以外のコートを着用するのもかまいませんが、会場に入る前に脱いで裏返しにしておきましょう。

 

男性も女性もダークスーツを着用しよう

三回忌以降の法事では、略式礼服ではなく平服でお越しくださいと言われることもあります。その際には、ダークカラーのスーツやワンピースなどでも大丈夫ですが、カジュアルになり過ぎないように注意が必要です。

平服でと言われても、略式礼服と同じように、女性は夏でも露出はひかえ、素足でなくストッキングもきちんと履くようにしましょう。

略式礼服からスーツがダークスーツに変わるだけで、それ以外は基本的には略式礼服と同じと考えておけば問題ありません。

 

ネクタイと靴は黒いものを用意しよう

ネクタイや靴も忘れずに黒いものをきちんと用意しておきましょう。靴は黒のシンプルな革靴にし、光る金具のないものが望ましいです。また、黒の革靴であっても、型押しや爬虫類の革のものは、殺生を想像させてしまうものなので控えなくてはならないアイテムです。

ベルトは見えないからいいと思われがちですが、実際は動いた時に見えてしまいがちなので注意が必要です。

革靴同様に、型押しや爬虫類の革のものは避け、黒革のシンプルなものを用意します。

 

靴下も忘れずに黒いものを履いていこう

法事の時に一番忘れがちなのは、黒い靴下を用意することです。

スーツなので立っていれば見えないかも・・・と思いがちですが、立っていても歩けば見えますし、座れば間違いなく見えます。白や派手な靴下が足元から見えているのはとても恥ずかしいことです。

また会場によっては、靴を脱いで会場に上がるという場合もあるので必ず用意しておきましょう。

履いた時に穴が開いていて慌てることもあるので、新品の予備を一組家に置いておくようにすれば安心です。

 

サンダルやつま先の開いた靴は控えて

女性の場合、靴はヒールが低めの黒いプレーンな形のパンプスというのが基本です。ヒールの高いパンプスやぺたんこのヒールのないパンプスは避けるようにしましょう。

また、サンダルやつま先が開いているデザインのパンプスもカジュアルなイメージになりますから、法事には向かないので避けましょう。

デザインがシンプルな低めヒールのパンプスは、弔事全般で使うことが出来ますので、1足用意しておけばいざというときに慌てずに済みます。

 

金時計や光るアクセサリーは避けよう

金の時計や金のネックレスなどは法事の時には外すようにしましょう。高級感があるのでついして行きがちなのですが、華やかな雰囲気は法事の席では避けるべきです。

また、バッグに付いている金色や華やかな飾りがないものにしますが、外せるものは外しても大丈夫です。

外せなければ裏側にして持ったり、見えないように配慮しましょう。布製、またはプレーンな黒い革のハンドバッグを一つ用意しておけばずっと使えるのでオススメです。

 

子供は制服があれば制服を着せておこう

子供の法事の時の服装は、何を着せたらいいのか迷ってしまいますが、子供の場合は、制服があれば制服を着せれば大丈夫です。

制服がない場合でも、略式礼服を用意する必要はなく、グレー・紺・黒などダークスーツに準ずるカラーのブレザーやズボン、スカートであれば問題ありません。

また靴も黒い革靴でなくても、黒いスニーカーや学生らしい白いスニーカーでも大丈夫です。目立つ柄や派手な色のものは、持たせるのを避けるようにしましょう。

 

いかがでしょうか。

法事の服装の一般常識で大切なのは、事前にしっかり必要なものを用意しておくことでしたよね。

法事の時に必要なバッグや靴等は、急な弔事の時にももちろん使えるものばかりです。いざというときに法事や弔事で失礼のない服装をするためにも、すぐに用意出来ないアイテムは、長く使えるものをきちんと用意しておけば間違いありません。

そういったアイテムをきちんと用意しておくことが、服装を事前にチェックしておく上ではとても大切なことなのです。

服装の準備で毎度慌ててしまわないようにきっちり事前にチェックして、落ち着いて当日を迎えたいものですね。

 

まとめ

法事の服装、事前にチェックしておきたい7つの一般常識

・一周忌までは、略式礼服を着用しよう
・男性も女性もダークスーツを着用しよう
・ネクタイと靴は黒いものを用意しよう
・靴下も忘れずに黒いものを履いていこう
・サンダルやつま先の開いた靴は控えて
・金時計や光るアクセサリーは避けよう
・子供は制服があれば制服を着せておこう


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