面接のノック回数にも意味がある☆理由で理解するマナー


面接でノックする瞬間…、心臓がバクバクするほど緊張するシーンですよね。頭の中が空っぽになる方も多いからこそ、日頃からマナーを意識した行動がポイント。リラックスを心掛けても、緊張感はコントロールしにくいものです。

面接マナーは入室から、と言いますが、実は入室前の面接のノックから、基本的な作法があります。このような細かい部分まで追求する面接マナーは、「全て覚えきれない!」なんて気持ちにもなりますが、その意味合いを理解すると自然に身に付くもの。

面接のノック回数などの細かな部分まで、自然にその作法をこなしたいですよね。そこで今回は、面接のドアのノック回数が決められている理由から、基本的な面接マナーをお伝えします。

面接のノックの仕方や回数など、小さなことまで丁寧にマスターすることで、スマートな対応が好印象に繋がることも。どうぞ面接でノックする自分の姿を思い浮かべながらお読みください。

 

面接のノック回数にも意味がある☆
理由で理解するマナー

 

面接のノック回数は何回だろう

【 面接のノック:回数 】

★ ズバリ、3回です!2回は少ないし4回は多すぎる、などというあいまいなことではありません。

はっきり決まっているのが、この面接のノックの回数。ちゃんと数えている面接官も、多くいるので、ここは事前に意識して面接のノックをしてください。

 

面接のノックを3回行う理由とは

実は3回の面接のノック、それぞれの意味があることをご存知でしょうか。

【 面接のノック:回数の意味合い 】

★ 1回目と2回目は空室確認。そして面接のノックの3回目は、入室確認の意味合いがあるのです。多くの面接官がノックの回数は3回を基準にしています。

・ ちなみに2回のノックは「トイレノック」と言われ、トイレの空き室確認の意味合いがあります。面接企業でトイレに行く際には、ノックを2回にして、使い分けると尚良いかもしれません。

しかし、就職サイトや就職本によっては4回を推奨している場合も。こお違いや理由は、次の見出しでお伝えします。

 

プロトコールマナーを知っておく

プロトコールマナーと聞いても、ピンと来ない方も多いのですが、これは多くの人がマナーを実行するために手順などをまとめたもの。言い換えると国際標準マナーです。

そこでは面接のノックに限らず、いろいろなシーンでの回数が定められていますが、大切なのは、「世界共通の基準」ということ!特にグローバルな企業への面接マナーとしては有効です。

【 面接のノック:プロトコールマナー 】

★ 前述したノック2回のトイレの在室確認も、そのひとつ。

・ 3回は家族、友人、恋人などの親しい相手

・ 4回以上が、初めて訪れる所や礼儀が必要になる場での回数…。

これを知ってしまうと、面接のノックが3回か4回か、迷ってしまいます。

日本では面接のノックは3回が基本ですが、世界的には4回が正しいため、4回を推奨される場合もあるのです。それは、このプロトコールマナーを踏まえてのこと。2回でなければ、大きなマナー違反にはなりません。

 

面接のノック方法

面接のノック、回数が分かったところで方法についてもお伝えします。面接ノックはゆっくり3回行なうのが基本。

【 面接のノック:4回ノックの方法 】

★ 2回や3回のように続けて「トントントントン」とノックするのではなく、「トントン」、「トントン」と2回と2回にわけた面接のノックが正解。

・ 3回の面接のノックでは、ドアノブの上を中指の第二関節を少し高くして「トントントン」と軽く叩きます。

「ドアの外なんだから、中指の第二関節とか誰も見てないでしょ!」と言いたくなりますが「壁に耳あり障子に目あり」。どこでだれが見ているか分かりませんので、気を抜かず面接ノックをしてみてください。

 

ドアが開いていても、面接のノック

面接会場のドアが開いていたら、面接のノックをする必要はあるのでしょうか。あります。部屋に入る時にノックするのは面接のマナーの基本。

【 面接のノック:ドアが開いている場合 】

★ ドアが開いていても、面接のノックをして、「お入りください」と言われてから部屋に入ります。

 

面接でノックをしても返事がない

ここまでが面接のノックのマナーですが、なかなか中から返事がないと、もう一度ノックしようかどうしようか、悩むかもしれません。

【 面接のノック:中から返事がない場合 】

★ もちろん何回もノックしたら失礼になりますが、「お入りください」と言われなければ、聞こえていないことも考えられます。

・ 暫く待って返事がなければ、もう一度面接でもノックして構いません

 

いかがでしたでしょうか、上記のようにノックは3回。面接のノック、回数には意味がありましたし、プロトコールマナーとのTPOも難しい点かもしれません。グローバルに活躍できる企業であれば、面接のノックも4回がお勧め。

面接のノックは人によっては極度の緊張の中でしないといけないこと!普段から意識して練習し、癖をつけておくことで、体が自然に動いてくれます。

ただ、面接のノックマナーだけではなく、決まっているからそれをしたら必ず成功するわけでもありません。企業や業種、面接官によっても、それぞれの価値観や個性があることは否めません。

ただ、相手の性格は予測不能。たとえ相手が面接官であっても流されない、ブレない気持ちも意識すると、あまり緊張しすぎず、適度な緊張感で面接が受けられるかもしれません。

今日お伝えした内容を意識しながら、面接のノックも自分なりの選択をするのも一案です。

まとめ

面接のノックの回数と入室マナー

・入室時には、3回のノックが基本
・2回目までは空き室確認、入室確認なら3回
・世界基準のプロトコールマナーでは、4回が基本
・ゆっくり3回、中指の第二関節でドアノブの上をノックする
・面接会場のドアが開いていてもノックする
・中から返事がなければ、暫く待ってからノックする


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