フランス料理マナー☆これだけでバッチリになるポイント

フランス料理のマナーは、日本で言えば懐石料理のように繊細なマナーがあります。和食やイタリアンは比較的食べ慣れている傾向のある日本人ですが、本格的なフランス料理は敷居が高く感じる人々が多いです。

けれどもフランス料理のマナーを守ってスマートに食事が楽しめれば、恋人との大切な記念日や、結婚式、大切な集まりなど、多くの機会で物怖じせずにいられます。日々の楽しみ方や海外旅行、世界は大きく広がります

「子供ならまだしも大人になってから、きちんとフランス料理のマナーが身に付いていないのは、非常に恥ずかしい!」と人にも聞けず、敬遠してしまう日本人は案外多いのですが、もったいないこと!

そこで今回は、フランス料理のマナーが初めてでも、これだけ押さえておけば大丈夫!そんなフランス料理マナーのポイントを解説します。本記事をチェックしておけば、堂々と美味しいフランス料理をスマートに堪能できます。

 

フランス料理マナー☆
これだけでバッチリになるポイント

 

レストラン入店の準備と、着席まで

フランス料理のマナーは、レストラン入店前から始まります。到着したらまずお店に入る前に、玄関の前でコートやマフラーなどの防寒着を脱いで、片手に掛けます。その時には、コートなどに付着した水滴・雪・ホコリなどをきちんと払うようにして下さい。

【 レストランでの荷物の扱い 】

☆ レストランの中に入ったら、大きい荷物はクロークに預けて、お財布やハンカチなどの必要最低限の荷物を持って着席しましょう。

着席する時にも、フランス料理にはマナーがあります。フレンチレストランでは、主賓がいない場合、上座は女性が案内されます。男性はもたつかないよう、堂々とスタッフに続いてください。

 

オーダーでのフランス料理マナー

次は、オーダー編です。フランス料理のマナーでは、オーダーはまず飲み物から先に頼みます。フランス料理での飲み物と言えば、ワインを頼まれる方が多いです。

【 フランス料理でワインを頼む 】

☆ ワインに詳しいのなら本日のメニューを聞いて、料理に合うワインを自分で探してみてください。基本的に赤は肉料理白は魚料理に合うと言われていますが、案外その都度、気に入ったワインを頼む人が多いです。

しかしながらあまりワインに詳しくない場合には、遠慮せずにスタッフに尋ねます。高級フランス料理店では、ソムリエがいるケースがほとんど。フランス料理のマナーにも叶っているので、気にする必要はありません。

【 フランス料理マナーに則った、ワインの尋ね方 】

・ 希望価格
・ 好みの味

このふたつを中心に伝えて、ソムリエに尋ねます。

高級店だからと言って、ムリをせず素直な希望価格を伝えても問題ありません。ソムリエはワインの専門家ですから、素直に尋ねてください。きっと大満足の飲み物を選んでくれます。

 

フランス料理の醍醐味はワイン

フランス料理マナーとして、オーダーは飲み物から注文するように、フランス料理の醍醐味はワイン。厳密に言えば、ワインと料理の相性を楽しむことに尽きます。そのため、ワインをはじめとする飲み物に関するマナーは案外細やかです。

【 日本人が気になる、フランス料理マナー 】

☆ ワインじゃなくて、ビールでもOK?

基本的にはワインを頼むか、炭酸系のお酒ならスパークリングワインのシャンパーニュを選ぶ人々がほとんどですが、メニューにビールが載っているなら、頼んでも問題はありません。

日本人が食前に飲むお酒と言えば、ビールです。「本当はビールをグビグビッと飲みたいんだけど…。」そんな日本人は案外多いのです。ただし、メニューにない場合にはビールの注文は控えます

 

飲み物に関する、フランス料理マナー

フランス料理のマナーでは、飲み物に関するマナーが比較的細やかにあることは、前述しましたが、他にも日本人の風習では気を付けておきたいタブー行為があります。

【 日本人が注意したい、フランス料理マナー 】

☆ ワインなどの飲み物が注がれたら乾杯をしますが、その時にグラスを当てて「チンッ!」と音を立てる行為は控えます

高級フランス料理店で扱われているワイングラスのほとんどは、同じく高価なものが多い上に繊細で割れやすくもあります。高級フランス料理店での乾杯は、少しグラスを持ち上げる程度に留めます。

 

ワインを選んだらテイスティング!

この様に多くの飲み物の作法があるフランス料理マナー。それだけに高級料理店ではソムリエがいるケースがほとんどです。ソムリエはワインを選んでもらうと、多くのケースでテイスティングを勧めます

【 日本人が間違えやすい、テイスティングの知識 】

☆ 多くの日本人が「テイスティング=味見」と捉えがちです。

・ そのためテイスティングをした後に、「違うワインを。」など変更を求める場合がしばしばありますが、これはNG行為です。

フランス料理マナーでのテイスティングの意味合いは、ワインのコルク臭・カビの確認のためにあります。そのためテイスティングの時点で、すでにそのワインを選択していると捉えます。

 

フランス料理マナーで重要なナプキンの扱い

フレンチレストランであろうが、イタリアンであろうが、一般的には飲み物と料理のオーダーが終了した時点で、ナプキンを膝にかけます。もし、結婚披露宴でコース料理が出た際には、乾杯の挨拶が終わった時点で、ひざに掛けることをおすすめします。

【 フランス料理マナーでの、ナプキンの扱い注意点 】

☆ この時に気を付けなければいけないのが、ナプキンの折り目です。

・ 長方形のナプキンは二つ折りにして、折り目を手前にします。

これは、口を拭いたナプキンの汚れが目立たないようにする工夫です。折り目部分で口を拭くため、反対側にある場合には乱れてスマートではありませんし、汚れが外へ目立つことになります。

 

フォークやナイフも法則さえ覚えれば簡単!

フランス料理マナーで最も緊張する場面…。どうしても迷ってしまうのがスプーン・フォークなどのカトラリー類のマナー。たくさん並べてあるので、「いったいどこから使えばよいのか、分からない!」ずらっと並ぶカトラリーに圧倒されてしまう日本人は多いです。

【 最も簡単に覚えられる、フランス料理マナー 】

☆ カトラリー類のフランス料理マナーに関しては、「外側から」と覚えておけば大丈夫です。

いくつか並んでいても、外側に置いてあるものから順に使っていけば何の問題もありません。もし間違って別のものを使ってしまった場合は、慌てずにスタッフを呼んで、補充をお願いして下さい。

 

フランス料理のマナーに躊躇している日本人が、間違えやすかったり「ここだけ押さえれば大丈夫!」と言うポイント集は、いかがでしたでしょうか。

特に今回は、フランス料理の醍醐味であるワインをはじめとした、飲み物の取り扱いを中心に、日本人が躊躇しやすい基本マナーを解説しました。。和食・イタリアンにも色々な作法が必要ですが、特にフランス料理マナーは独自の世界があります。

特に日本人には、本格的なフランス料理をあまり食べる機会がありません。フランス料理マナーに自信を持てない方も多いです。しかしながら、今回のようにポイントごとにまとめてみると、それほど難しくはなかったりします

洋食ではフランス料理マナーが基本になっていますので、結婚式などのシーンでも役立つ作法でもあります。今回の記事を参考に実践を重ね、高級フランス料理を食べる機会があっても、自信を持って存分に料理の味わいを楽しんでください。

 

まとめ

フランス料理はこのポイントさえ押さえれば大丈夫!

・レストラン入店前にコートは脱いで、大きな荷物はクロークに
・フランス料理のオーダーはドリンクから。ソムリエに聞いてもOK
・日本人の好きなビール!メニューにあれば頼んでも大丈夫
・ドリンクが注がれた後の乾杯。グラスを「チンッ!」はNG行為
・ソムリエが勧めるテイスティングは味見ではない!チェックのため
・膝に置くナプキンは汚れが目立たぬよう、折り目を手前に
・日本人が躊躇するカトラリーマナー。基本は「外側から」が合言葉


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