結婚式二次会のドレスは、挙式や披露宴と服装をチェンジするケースも少なくありません。新郎新婦の親族の方々の参加が少なく、友人や会社の人たちを集めて「わいわい楽しむ」スタイルが多いからでしょう。ゲームなどの余興もあるため、パーティ感覚でリラックスしながら楽しめます。

しかしお祝いの席でもあるので、結婚式二次会のドレスは、新郎新婦の友人として恥ずかしくないよう、節度あるマナーも守ったドレスで参加したいでしょう。実は結婚式の二次会というのは、会場やパーティの規模、時間帯などの選択肢がたくさんあります。そのため、ゲストもその場の雰囲気に合わせた臨機応変な対応と、結婚式二次会のドレス選びが必要となってくるのです。

そこで今回は、結婚式二次会のドレスをシチュエーション別に分けてお伝えします。これから結婚式にお呼ばれする機会が増えてきそうな女性は、ぜひ参考にして下さい。

結婚式の二次会はドレスをチェンジ☆
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会場の雰囲気を読み取るコツ

二次会の規模や雰囲気は、送られてきた招待状から把握することができます。

【招待状でチェックするポイント】

・挙式・披露宴と同じ日に行われるか
・会場はどのような場所か
・会費はいくらか

この３点です。ここから結婚式二次会のドレスコードを察知しましょう。

挙式・披露宴から出席する場合、二次会でドレスを変えることはほとんどありません。そのまま出席することを考えて、ドレスを選びましょう。

【結婚式二次会のドレスコードとなる会場の種類】

・会場はフォーマル・セミフォーマル・カジュアルの３種類に分けられます。

会場ごとに服装のマナーが異なるため、これからご説明します。また、会場の規模や雰囲気がよくわからない場合は、会費でおおよその雰囲気を読み取りましょう。

フォーマルな結婚式二次会のドレス

【フォーマルな会場の種類】

・二次会が挙式や披露宴と同じ式場内で行われる場合。
・会費が１万円前後の場合。
・会場がランクの高いホテルの場合など。

このような会場の場合には、結婚式二次会のドレスはそのままフォーマルドレスで出席しましょう。結婚式と同じように選びます。

【フォーマルな結婚式二次会のドレス選び】

・露出度の低いパーティドレスが鉄板です。
・色は花嫁とかぶる白以外なら問題ありません。
・黒やネイビーなどの落ち着いた色合いのドレスが圧倒的に多いです。
・デザインがシンプルなものならピンクやイエローといった明るい色も選べます。

また二次会が夜の場合、肩出しなどの軽い露出も大丈夫ですが、式場の空調がきいていることを考慮して、ボレロなどの羽織物を持参しておくと良いでしょう。

フォーマルな会場に不向きなドレス

普段使いのカジュアルなワンピースは避けましょう。ワンピースでもサテン生地のものならＯＫですが、綿素材や柄物などはカジュアルすぎるため浮いてしまいます。

もしドレスを用意できずワンピースで出席する場合は、合わせるバッグや靴、羽織物、アクセサリーをなるべく高級感のあるものにして、バランスを取ることが大切です。

【フォーマルな結婚式二次会のドレスＮＧパターン】

・品のあるドレスでも、普段使いのカジュアルワンピース。
・綿素材や柄物は避けます。

セミフォーマルな結婚式二次会のドレス

【セミフォーマルな会場の種類】

・レストランやカフェ・バーなどで行われる二次会は、セミフォーマルです。
・会費は７，０００円前後が目安です。

【セミフォーマルな結婚式二次会のドレス選び】

・フォーマルな会場よりもカジュアルな服装、且つ、「きれいめ」を意識します。
・結婚式二次会のドレスは、そのまま電車に乗れるくらいのドレスアップです。

もちろんフォーマルなパーティドレスでの参加も問題ありませんが、かしこまりすぎて浮いてしまうのも、気になります。

【挙式や披露宴のまま行く場合】

・ジャケットやカーディガンを羽織って、カジュアルにするとセミフォーマルになります。

【着替えて出向く結婚式二次会のドレスの工夫】

・よそいきの無地のワンピースに、髪をセットする。
・パーティ用のアクセサリーに身を包む。

などの工夫で、フォーマルになりすぎないTPOに対応しながら、たちまちドレスアップします。

セミフォーマルな会場に不向きなドレス

二次会がレストランやカフェに移動するとはいえ、本格的なパーティ会場をセッティングしているところも多いです。そのため、普段着のようなカジュアルな服装はふさわしくありません。あくまでもきれいめを意識しておきましょう。

【セミフォーマルな会場での注意事項】

・過度な露出やタイトすぎるドレスは避けましょう。
・アニマル柄などは不向きです。

・挙式や披露宴ほど、小さいバックではなくても構いません。バックが大きい場合には、事前にコインロッカーなどに預けて、会場へ向かいましょう。

・靴や小物を品良くまとめて、カジュアルになりすぎないコーディネートを。

カジュアルな結婚式二次会のドレス選び

【カジュアルな会場の種類】

・居酒屋やカラオケのパーティスペースを使用する場合。
・二次会会費は５，０００円以内に収まります。

普段着で来る人も多いですが、やはり結婚式の二次会であることを意識した結婚式二次会のドレス選びが、大人のマナーです。

【カジュアルな会場での結婚式二次会のドレス選び】

・カジュアルなワンピース
・セットアップのスーツなど

※ワンピースやセットアップは、よそいきを演出できて最適です。

・アクセサリーは普段使いにもできつつ、少し高級感のあるものを。

また、フォーマルな会場ではサンダルやミュール、素足はＮＧです。けれどもカジュアルな結婚式二次会のドレスには問題ありません。

カジュアルな会場に不向きなドレス

前述にもありますように、こういったカジュアルな会場で、結婚式二次会のドレスがフォーマルだと浮いてしまいます。居酒屋などが会場に使われる場合、挙式や披露宴と別日に行われることが多く、結婚式二次会のドレス選びは、カジュアルな服装が正解、となるでしょう。

ただ、挙式当日の二次会会場が居酒屋などの場合には、どのようにしたら良いか迷う人々が多いのも事実です。

・挙式や披露宴後にカジュアルな場で二次会が催される場合は、着替えを持参しておくのがオススメです。

特に地元の友人や親族がメインの小さな結婚式などの場合に、「当日の二次会が居酒屋だった。」という経験談も多くあります。そのケースだと、他のゲストは一度帰宅しているパターンも多くなるので、二次会会場があまりにカジュアルだった場合には、予め着替えを用意しておくと、スマートに順応できます。

いかがでしたか。結婚式では挙式や披露宴、二次会においても様々なマナーがあります。マナーを知っていたとしても、「本当にこの結婚式二次会のドレスは、大丈夫だろうか？」と不安になるものです。

結婚式二次会のドレスコードですが、実は近頃は結婚式の服装のマナーを１００％守っている人は、ほとんどいません。「白を着ない」「ブラックパールの小物や革製品を避ける」といったごく基本的なことさえ守っていれば、そう目立つことはないのです。

また新郎新婦の家柄や地域、仕事の業界などでも、結結婚式二次会のドレス選びは、ずいぶんと変わります。集まるゲストで、二次会の雰囲気も変わるからです。招待状を読んで、招かれた二次会会場の背景を確認して、結婚式二次会のドレスを選ぶようにしましょう。

確かに結婚式二次会のドレスに、マイクロミニのドレスなどは、いくらカジュアルな会場でも考えものです。けれどもこの記事を参考に、節度ある範囲内で、パーティならではの華やかなおしゃれを楽しんで下さい。

まとめ

結婚式二次会の会場で選ぶ、ゲストドレスは

・まずは二次会会場による、ドレス選びの見極めを
・ホテルなどのフォーマルな会場なら、披露宴と合わせて
・フォーマルな会場では二次会でも、正装が安心
・レストランなどセミフォーマルな場は、品良くまとめる
・セミフォーマルな場では、二次会も「キチンと」スタイル
・居酒屋などのカジュアルな二次会なら、普段の「よそいき」
・カラオケなどの二次会なら、フォーマル過ぎにも注意