嫌いな上司がいると、会社に行くのがかなり憂うつになりますよね。ひどい人は会社に行けなくなったり、辞めざるを得なくなる人もいます。
残念ながらどんな会社でも、嫌いな上司がいないとは限りません。「嫌いな上司」と言うと主観的ですが、アンケートによると、嫌われやすい上司の特徴はいくつかの共通点があります。
例えば、自分の失敗は棚上げにして、部下の失敗を大きく取り上げたり、仕事をサボったり、部下に押し付ける上司も、部下としては大変です。
また、えこひいきをしたり、感情的になって怒る・嫌味を言う上司もストレスが貯まる特徴ではないでしょうか。そして、その次に多い特徴が、部下を守ってくれない上司でした。
ただ、上司も人間ですので、自分で分かっていなかったり、好きで嫌われている訳ではないことを考えると、「上手な付き合い方」や「距離感」で、ある程度の問題は回避されることも多いのです。
そこで今回は、嫌いな上司に対してどんな反応をとれば良いのか、その対処法をお伝えします。
嫌いな上司でも問題ない!
ビジネスマンとしての対処法
良いところを探す
嫌いな上司の特徴はいろいろありますが、人は一度嫌いになると、ついついひとつのパターンに当てはめて解釈してしまう癖があります。
もしかしたら、その嫌いな上司も反省して、明日、しあさっては変わっているかもしれませんし、タイミングが悪かったり、自分の対応がきっかけで、悪い面が露呈している可能性もあるのです。
【 嫌いな上司の違う面を探してみる 】
★ 嫌いな理由を意識してしまうと、ますます上司が嫌いになり、周りをも緊張させるだけですので、まずは良いとこ探しをてみてはいかがでしょうか。
・ もしも可能なら、敢えてその良い面を直接本人に伝えることも良いアイデアかもしれません。
無視しない
嫌いな上司を無視するというのは、なんのメリットもなく、デメリットだらけの方法で、特に良い効果は見られませんし、人との関係が滞ってしまうと、仕事も滞りがちになります。
【 嫌いな上司でも、仕事は別 】
★ 仕事は報告・連絡・相談で、コミュニケーションを常に取るチームワークが、実は大切ですので、「連絡の取りやすい関係性」は、できるだけ維持するのが、賢い選択です。
・ 感情を仕事に持ち込むと、自分もその上司に、与えられる仕事も制限されたり、イヤな仕事ばかり押し付けられたりしてしまうかもしれません。
このようにお互いに邪魔し合う関係性に発展してしまうと、感情を仕事に持ち込む人として、自分も周囲から評価を下げてしまうだけです。
ここで大切なことは距離感ではないでしょうか。仕事を円満にこなすために、気持ちの良い職場の雰囲気を心がけてください。
【 嫌いな上司との距離感の作り方 】
★ 嫌いな上司にも変わらぬ接し方をしながら、自分の心を乱されない「距離」を作り、それ以上入り込まないよう、笑顔でかわすのが得策です。
・ プライベートな話などを避け、でも対応は柔和に行うと、良いバランスで距離を保てるかもしれません。
長い人生の一瞬であると考える
嫌いな上司がいると、とんでもなく長い時間を辛抱しなければならないと悲観的になりがちですが、長い人生の中で嫌いな上司と接している時間は、ほんの一瞬と捉えると、随分楽になります。
【 嫌いな上司との時間を引きずらない 】
★ 嫌いな上司から受けた嫌な感情は、その上司から離れた時から数分で「忘れる」くらいに、気持ちの切り替えを試みるのもアイデアです。
・ 例えば、ドアを閉めたら大きく深呼吸するとか、気持ちの切り替えアイテム(例えばミントのタブレットなど)を使って、「切り替えスイッチ」を作ってみる方法はいかがでしょうか。
さらに、もしかすると上司は変わるかもしれません。ほんの少し辛抱すれば状況は変わるのだ、ということを言い聞かせてください。
礼儀正しくする
嫌いな上司の嫌なところをまねてしまう事のないよう、注意が必要です。人間というのは不思議なもので、イヤな人と思っていても接しているうちに似てくるものです。
【 嫌いな上司に似ないよう、周囲への配慮を忘れない 】
★ 上司と同じ態度になってしまわないように意識するためには、いつも礼儀正しくしていることが役立ちます。
・ さらに、その嫌いな上司へ対しても、こちらが礼儀正しくし続けることで、次第に礼儀正しく返してくれることも多いです。
たとえ、歩み寄りがなかったとしても、自分としては正しいことをしているという自負心を持つことができるので、ぜひ、「堂々と礼儀正しく」を試してみてください。
仕事に集中する
もともと会社は仕事をする場なので、仕事に集中する内に、上司の影響を受けなくなることも多いです。そのため、仕事をいかにこなすか、を考えて、その嫌いな上司を頭から追い出す方法はいかがでしょうか。
【 仕事に集中して、嫌いな上司を考えない 】
★ 与えられた仕事をこなすことに思いを集中すると、嫌いな上司の事を考えている暇もなくなるはずです。
・ 考える時間が減ると、不思議と「嫌い」という感情事態も減ってきます。そうすると気持ちはずいぶん楽になってきておすすめです。
気持ちが楽になるといい仕事ができるようになりますし、この好循環を作り出せるように努力するアイデアは、一石二鳥とも言えるのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか、嫌いな上司がどの会社にもいるかもしれないことは、否定できません。嫌いな上司がいて楽しいはずはありませんが、その事実をどう捉えるかで人生は大きく変わります。
嫌いな上司が気になって仕方がない状況で大切なポイントは、いかに自分の感情をその嫌いな上司に乱されずに、いい仕事ができるかどうか、です。そして感情までは自分以外は動かせません。
しかも、いい仕事ができるようになったら、いくら上司でも邪険にはできないはずですので、一目置かざるを得ません。いつの間にか、居心地の良い職場へと変えていくことができるのも、メリットです。
ぜひ、嫌いな上司がいることにスポットを当てすぎないように注意して、自分の感情をいかに乱されないか、あらゆる方法を試しながら、発想の転換で仕事に力を注いでみてはいかがでしょうか。
まとめ
嫌いな上司が職場にいる時の対処法
・良い面を探して、見え方を変えてみる
・報連相を守りながら、距離感を守る
・上司のいない場所では切り替えをする
・上司や周囲の職場の人々へ礼儀良く接する
・仕事に集中して上司の事を忘れる