法事の服装に迷ったら。法要で見分ける7つの基礎知識

法事の服装
法事の服装は何を着るのが正解なのか、わかりづらいものですよね。最近では個人の没後7日目に執り行う初七日法要も、火葬後すぐに繰り上げて行うことも多く、その場合は喪服を着替えることなく、そのまま参列するケースがほとんど。

ただ、四十九日や三回忌などの法事の服装となると、迷うことが多いとの声が、アンケート結果にも出ていますが、それは、このような場で着る「喪服」の格式に迷うから、ではないでしょうか。

同じ法事の服装でも、遺族と一般参列者では必ず、格式の違う喪服を着なければなりませんし、法事の種類によっては必ずしも喪服ではなくても可ということも…。確かにこうなると、ただ格式の高い喪服を着れば良い、と言う訳ではありませんよね。

そこで今回は、法事の種類によってどのような服装をすれば良いのか、7つの基礎知識と題してお伝えします。

喪主・遺族、一周忌までの法事の服装

正喪服とは最も格式のある装いの喪服。通夜では準喪服と呼ばれる、正喪服よりも少し格式の低い服を着用するケースが多いですが、喪主や遺族など、弔事に招く立場の方が葬儀・告別式で着る服装と同じものを差しています。

【 喪主や遺族の法事の服装:一周忌まで 】

■ 葬儀後も一周忌法要までは、この正喪服を着て参列者を出迎えれば大丈夫。

・ 喪主や遺族の場合には、最も高い格式の喪服で問題ありませんから、法事の服装は迷うことも少ないかもしれません。

 

一般参列者、一周忌までの法事の服装

続いて準喪服は、誰もが最も着る機会のある喪服。喪主・施主や親族は通夜の際、そして三周忌以降の法事の服装では、この準喪服を着て一般参列者を出迎えて問題ありません。

【 一般参列者の法事の服装:一周忌まで 】

■ そして一般参列者は葬儀・告別式の際と、初七日~一周忌の法事の服装として、この準喪服を着用すると安心。

・ つまり、一般参列者は喪主・施主や遺族よりも一段格下の喪服を着るのがマナー、ということになります。

 

一般参列者、三回忌以降の法事の服装

略喪服は、一般参列者が急な弔問や通夜、及び三回忌以降の法事で着る服装。

【 一般参列者の法事の服装:三回忌以降 】

■ 正喪服や準喪服と比べて、自由度の高い装いにはなる法事の服装が、略喪服

・ 確かに自由ではありますが、あくまでも弔いの席での服装ですので、華美になりすぎないように注意してください。

 

七回忌以降の法事の服装

法事は三回忌以後も七回忌、十三回忌…と続きますが、一般的には七回忌からは規模を縮小して、遺族や近親者のみで供養をするように。

その時の服装は略喪服となりますが、皆で服装を打ち合わせ、お互いに了承している状態なら少し格を落とし、黒や紺・グレーなどを基調にした程度の服装でも構いません。例えば…。

【 法事の服装、七回忌以降 】

■ 男性の場合

紺やグレーのスーツに白いシャツ
・ネクタイは黒以外にも地味な色目なら可

■ 女性の場合

黒・紺・グレーなどのアンサンブル
・ブラウスは白でも可

※ 靴やバッグ、アクセサリーは華美なものを避ける

もし一般参列者が招かれる場合、遺族や親族の装いよりも、格上の服を着るのはマナー違反。少なくとも準喪服は避け、上記の地味目のお出かけ着を着た方が、その場には相応しいかもしれません。

 

遺族や親族のみの法事の服装

法事の時期に関わらず、参列するのが家族や親族のみのごく小規模な法要でしたら、喪服の格に拘らずに前項のような、地味目の服装でもOKな場合も。

【 法事の服装:親族のみ 】

■ ただし、勝手に判断するのではなく、施主の意向や地域の慣習なども考え、皆で打ち合わせておくことが必要です。

・ なお、身内以外に参列者が居なくても弔いの席ということに変わりはないので、カジュアル感のある服は避け、デザインもシンプルなものを着用しておくと安心。

 

子どもの法事での服装

子どもが参列する場合の法事の服装も、いざとなると悩むもの。幼稚園児~高校生までは、制服があればそれを着用しますが、靴や靴下がカジュアルにならないよう配慮すれば大丈夫。問題は、制服がない場合の法事の服装ではないでしょうか。

【 法事の服装:子どもの場合 】

■ 男の子→

・ 黒や濃紺、ダークグレーのスーツに白いシャツ

■ 女の子→

・ 黒や濃紺、ダークグレーを基調としたアンサンブルやワンピース

…などの服装でも可。

なお、赤ちゃんが参列する時は、地味な普段着とすれば、問題はありません。

 

「平服でお越しください」との案内では

一般参列者に限りますが、法事の案内に「平服でお越しください」と記されていることも…。この場合の「平服」とは、普段着のことではなく、略喪服を指していると考えてください。一般的に黒の喪服は、準喪服以上を指すので、このように呼ばれているのです。

【 法事の服装:平服指定の場合 】

■ したがって、普段着で参列するのはNGなのですが、かと言って準喪服を着てしまうと、遺族や親族よりも格上の喪服となる場合があるので、バランスが悪くなってしまいます。

・ このような時はあえて、地味なフォーマルウエアを意識して、ブラックフォーマルを避ける配慮が必要です。

 

以上、法事と服装を、それぞれのパターンに分けてお伝えしました。大きなポイントは、一周忌と七回忌以降の選び分けではないでしょうか。

一周忌はちょうど喪が明ける時。七回忌以降は一般的に法事の規模を縮小するので、喪服の格が切り替わるのです。このような弔いの席での服装は、故人を偲び敬意を表すことや、悲しみを表すなどの意味を持っています。

法事は何年にもわたって行われ、故人を失った悲しみも徐々に癒えますが、何故、喪服や地味な服装にしなければならないのか、という意味を考えれば、自ずとカジュアルな服装や、派手な服装はできないことになるはず。

法事は故人に縁のある方が一堂に会する機会でもあります。故人が与えてくれたつながりに感謝し、その席に相応しい服装で臨みましょう。

まとめ

立場や時期で変わる、法要の服装マナー

・正喪服は遺族の、一周忌までの服装
・準喪服は遺族の三周忌以降、一般の一周忌までの服装
・略喪服は一般参列者が、三回忌以降の法事で着る
・七回忌以降の服装は略喪服。打ち合わせれば地味な服でも可
・身内のみなら、打ち合わせれば地味な服でも可
・子どもは制服、または黒・紺・グレー基調の服装
・平服は略喪服であることに注意


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