面接のカバンは、案外目立つアイテムなので、面接官も自然とその扱いに目がいきます。
「もうすぐ面接!」と言う時、志望動機や自己アピールなど、話す内容の練習に力が入るもの。面接は、履歴書では伝えられない内容を、直接面接官にアピールできる場ですよね。
それと同時に外見による印象で、良くも悪くも評価される場でもあります。服装や髪型はもちろん、当日は面接のカバンにも気を遣えれば、バッチリです。
「カバンなんて、そんな小物は関係ないのでは?」と思いがちな就活者が多いのですが、これが意外と見られています。どんなに髪型やスーツだけビシっと決まっていたとしても、面接のカバンが浮いてしまったら、全体の雰囲気は壊れます。
細かなところまで気を遣った状態で、面接に臨めれば安心!
今回は、面接のカバンをこれから新調する方へ、押さえておきたい面接カバンの選び方を解説します。「既に持っている。」という方も、チェックリストとして、使ってください!
面接のカバンは大丈夫?
新調するあなたへ、7つのマナー
色はブラックが基本
ビジネスバッグとはいえ、お店を見ると様々な色が展開されています。どうせなら、自分の好きな色を選びたいところですが、面接のカバンはブラックのカバンをおすすめします。
【 面接のカバンなら、ブラックを選ぶ 】
★ オススメの理由は、どんなスーツにも合うこと。
・ 面接時はブラックやグレーなどのスーツが一般的ですが、ブラックを選べば間違いありません。
どうしても色の主張が強いカバンは、服との相性も気になりますし、カジュアル感が出てしまいます。「どうしても黒は嫌だ…。」という場合は、面接カバンにダークブラウンや、グレーも安全ラインです。
リュックはダメ
街を歩くビジネスパーソンを見ていると、リュックを背負っている人をよく見かけます。確かにリュックは、両手が空くので行動しやすいことと、片肩にだけ負担が掛かるのを防ぐことができます。
【 面接のカバンでは、リュックNG! 】
★ しかし、面接のカバンとしてリュックは避けるべきです。
・ 男性であれば、手で持つ形のカバン、女性は肩から掛けられるカバンを選ぶのが基本です。
ハイブランドロゴが目立つものはダメ
面接でのカバンは、なるべくシンプルなものが好ましいです。ハイブランドのロゴが大きく目立つようなカバンはおすすめしません。
【 面接のカバンでは、シンプルなものを 】
★ 面接官は、その時初めて会った(もしくは数回しか会っていない)人ですから、あなたの人となりは履歴書や見た目、話す内容で判断するしかありません。
・ ハイブランドのバッグを見て、「金銭感覚がズレているかも」「派手そうな人だな」という印象を持つ人もいます。
なるべく、人によって悪く捉えられる可能性のあるブランド品は、面接のカバンには避けたほうがベターです。
★ もちろん、ロゴがシンプルなカバンであれば、ブランド品でも問題ありません。
自立するカバンを選ぶ
面接時の行動を考えると、カバンは椅子の横に置くシーンが多いです。その時、そのまま自立できるカバンの方が見た目の印象が良いことも、意識して選んでください。
【 自立する面接のカバンが良い理由 】
★ 「横に倒れて、カバンの中身が飛び出しちゃった…」なんていうハプニングは面接で避けたいところ。
・ カバンを椅子にもたれかけさせるのも、あまり見た目はよくありません。
底が丈夫で、ある程度マチがあるカバンを選ぶようにすると◎です!
A4サイズの書類が入るカバンを選ぶ
面接において、カバンの大きさは重要なポイントです。
【 面接のカバンでは、A4サイズが入る大きさ 】
★ 履歴書の一般的なサイズはB5ですが、会社指定のエントリーシートがあったり、面接官から書類を貰ったりすることがあります。
・ 必ずA4サイズが入る大きさのカバンを選んでください。
面接時に履歴書を出そうとしたら、カバンが小さすぎて上手く出せず、くしゃくしゃの状態で手渡す…、なんてことは避けたいものです。
量が多く入る面接カバンを選ぶ
先ほどの「A4サイズの書類が入る」サイズは抑えつつ、さらに量が多く入る面接カバンを選ぶことをおすすめします。
【 量が多く入る面接カバンを選ぶ理由 】
★ 例えば、1日に面接や説明会が続けて入っていた場合、どんどん荷物が多くなります。
・ 中身がパンパンになると、物を取り出すときにも時間がかかりますし、ちょっと見た目もイマイチなのです。
増えた荷物はサブバッグに入れるのも一つの手ですが、カバンが2つになりますので、あまりスマートではありません。また、中のポケットや仕切りが多くあるのも、使い勝手が良いのでおすすめです。
丈夫な素材のカバンを選ぶ
「面接のカバンなんて、一時的にしか使わないし、適当なヤツで大丈夫。」と思いがちですが、カバンの素材によってはすぐに汚れや傷が付いてしまったり、糸がほころんでしまったりするものもあります。
【 面接のカバンは、丈夫なものを 】
★ 自分では酷使してる自覚がないので、気付かないうちに見た目がボロボロ風になっている可能性も。
・ 「清潔感が無い。」と思われてしまいますので、できれば傷がつきにくい、丈夫な素材を選ぶ方が正解です。
また、雨の日にも対応できるよう、防水性のある素材であることもポイントです。
いかがでしたでしょうか。面接のカバンで気をつけたいポイントを、いつくか理由とともに、解説しました。面接という短い時間で、いかに自分を伝えるかが勝負ですので、見た目にも気を遣いたいところです。
第一印象は、ほぼ見た目で決まりますから、カバンもバッチリ決めることが出来れば、自己アピールもスムーズに聞いてもらえるはず。「話している内容は良かったのに、なんとなくだらしなさそう…。」なんて印象だったら非常にもったいないです。
さらに重要な書類をしまう面接のカバンは、その選び方や取り扱い方で、仕事や会社への姿勢をイメージする面接官が多いのも、意識する必要があります。
逆に、見た目に清潔感がある・しっかりしてそう、という印象をプラスで与えることができますから、自信を持つためにも、ぜひ面接カバンのマナーは、他の服装マナーとともに押さえておきましょう!
まとめ
面接で用意したい、適切なカバンの条件とは
・色はブラックが基本
・リュックはダメ
・ハイブランドロゴが目立つものはダメ
・自立するカバンを選ぶ
・A4サイズの書類が入るカバンを選ぶ
・量が多く入るカバンを選ぶ
・丈夫な素材のカバンを選ぶ