結婚式の欠席の理由は、正直に伝えて良いものと、少しぼかして伝えた方が良いものがあります。新郎新婦が語る結婚式の体験談では、ゲスト招待への出欠にまつわる想いが多くあります。
一般的には「友人が欠席だった。」と落胆すると考えがちですが、実は違います。実際にアンケートを取ってみると、出欠自体ではなく、その時の対応が心に残る人々が多いのです。中には、「欠席の出来事を通して、より関係が深まった。」と言う体験談まであるのです。
では、同じ欠席をするのでも、何が違うのでしょうか?今回は結婚式の欠席の理由と、どのように伝えれば、新郎新婦も気持ち良く理解してくれるのか、上手な断り方のポイントをお伝えします。
本記事を参考に、ご自身の結婚式の欠席の理由に当てはめながら、今後も新郎新婦とのご縁が続く断り方をして下さい。
結婚式の欠席は理由が大事!
上手にお断りする方法とは
結婚式の欠席の理由:弔事の場合
結婚式の欠席の理由で最も多いのが、弔事です。弔事だけに時にはお通夜や告別式と、その前日や当日になって、突然出席出来ない事も多く、伝えにくいのも確かです。
【 結婚式の欠席の理由:弔事の場合 】
★ お通夜や告別式など、弔事と重なった時には、弔事を優先するのがマナー。
・ 「弔事はぼかして伝える」マナーがありますが、正式にはぼかして伝えながら、新郎新婦にはそれとなく伝えると、相手も理解してくれます。
お通夜などでは必然的にギリギリの報告になりますが、「なるべく早く」お伝えします。
「お通夜や弔事の前や後で、結婚式に駆けつける!」と言う人もなかにはいますが、それは実はマナー違反。やはり不幸事ですので、「持ち込まない」ようにします。
結婚式の欠席の理由が弔事の注意点
前項で「不幸事を持ち込まない。」と言うマナーをお伝えしました。これはもちろん、ご家族など身近な人々の弔事でも、同じ事が言えます。
【 結婚式の欠席の理由:喪中 】
★ 結婚式の時期が喪中でしたら、残念ですが出席を控えるのがマナー。
・ そして結婚式の欠席の理由に、そのままを書くのではなく、ぼかして伝えます。(ただしこちらも、新郎新婦との関係性によって、親密であれば電話などで伝えても、良いかもしれません。)
もしも「どうしても出席したい!」ならば、お祝い事の席である結婚式や二次会の場では、喪中の話は控えて下さい。
結婚式の欠席の理由の書き方
結婚式の欠席の理由も大切ですが、その伝え方も相手の心象に大きな影響を与えます。「行きたいけれど、どうしても行けなかった!」と言う「残念」な気持ちを伝えると、相手も理解してくれるはずです。
【 結婚式の欠席の理由の伝え方 】
★ 「残念ながら…」「ぜひ、参列したいのですが…」「どうしても…」
・ 「いろいろ都合を付けようと努力をしたけれど…」と言うニュアンスで伝えると、相手にも誠意が伝わりやすくなります。
結婚式の欠席の理由:仕事の場合
本当の結婚式の欠席の理由として断トツに多いのが、実は仕事。ここで厳禁な言葉は「多忙」!最も新郎新婦が納得する、仕事が原因の結婚式の欠席の理由は、「出張」なのですが…。
【 結婚式の欠席の理由:仕事の場合 】
★ 「仕事のスケジュールがどうしても空けられず…」など、正直に伝えながら、スケジュール調整を試みたことを伝えるのが得策です。
東京でも割と近場であったり、たくさんの共通の知り合いがいる、最近ではSNSも充実しているため、普段の行動が見えやすい時代なのです。
仕事を理由にした欠席は、それでも難しい
前項で「正直に伝えるのが得策」とお伝えしましたが、これも新郎新婦によって賛否両論なのが難しいところでもあります。これも相手との関係性で判断すると良いかもしれません。
【 結婚式の欠席の理由を「出張」にする場合 】
★ 「嘘でも出張など、どうにもならない理由を伝える」の回答が多いのは事実。
・ この場合は、例えばSNSでも関わることはないであろう、少し遠い関係性の相手などなら大丈夫であるケースが多いです。
もちろん相手にばれないというのも理由のひとつですが、実際に相手に後々ばれても、これくらいの関係性であれば、新郎新婦も理解を示してくれるケースが多いのです。
結婚式の欠席の理由:妊娠や出産、子育て
妊娠や出産はお祝い事なので、弔事とは違い本人が何とか参列出来るのであれば、出席する事は何ら問題ありません。ただ、妊娠や出産、子育て期間の結婚式の出席に関しては、新郎新婦によって様ざまです。
【 結婚式の欠席の理由:妊娠や出産、子育て 】
★ 臨月の結婚式は参列を控えるのが無難
・ やはり「いつ陣痛が起きてもおかしくない!」状況は、周囲をハラハラさせてしまいます。ご自身が「どんとこい!」でも、あまり予定日周辺の場合は控える方が無難です。
★ 産後間もない赤ちゃんを連れた参列は控える
・ これも、同じ理由で本人が大丈夫でも、まだ免疫力のない赤ちゃんが人が多い式場にいることは、周囲も戸惑ってしまいます。
一方、幼児は難しいところです。新郎新婦と親密な関係であり、さらに新郎新婦から当日のゲストの顔ぶれを聞いて、大丈夫であれば出席する、という考え方が安全です。
結婚式の欠席の理由:相手への心遣い
このようにいくつかの結婚式の欠席の理由で、正直に伝えても新郎新婦から理解が得られるものがあります。けれども結婚式の欠席の理由自体よりも、大切な事は「断る時の誠意」であったりします。
【 結婚式の欠席の理由:相手への心遣い 】
★ 当日は祝電を打ったり、後日結婚祝いを贈る心遣いを。
・ 祝電にはマシュマロやバルーン、花などと共に届けられるものもあり、新郎新婦の印象に残ります。さらに後日結婚祝いを贈れば、相手にもその誠意が伝わるはず。
大切なのは「お祝いをしたい!」「お祝いをしたかった!」の心からの気持ちを伝える事だったりします。
いかがでしたでしょうか。お断りをする事自体、新郎新婦の気持ちを考えると、とても気後れのするもの。いろいろと悩んでしまうのは、仕方のない事です。そこで結婚式の欠席の理由が大事だと思いがちです。けれども最後は新郎新婦への心遣いや誠意なのです。
また、お通夜や告別式など仕方のない結婚式の欠席の理由ではない限り、招待状への返事は少なくても1週間以内には、送るのがマナーです。特に準備で忙しく、ストレスフルな新郎新婦には、遅く届いて欠席の返事では、悪印象が残ってしまうかもしれません。
さらに返信ハガキを送る前に、メールや電話で結婚式の欠席の理由と共に、欠席することを早めに連絡すると、尚良いです。そして返信ハガキの「欠席」には「残念ながら」など、ひと言メッセージを添えると、より誠意が伝わります。
まとめ
新郎新婦に誠意が伝わる、結婚式欠席の理由と伝え方
・弔事と重なったら弔事優先がマナー。結婚式に駆けつけるのもNG
・喪中の場合には欠席理由をぼかして伝える
・「残念ながら…」など、行きたかったけれど…のニュアンスで
・仕事が理由なら、「調整しようとしたけれど…」が大事!
・遠い関係性の新郎新婦なら「嘘も方便」と考える人も多い
・臨月や産まれて間もない赤ちゃんを連れた出席は控えて
・祝電を打ったり、後日結婚祝いを贈る心遣いで誠意を伝えて