社会人になると、フォーマルパーティーにお呼ばれする機会も増えてきます。結婚式や二次会、また歓迎会や送別会、何かの授賞式に出席することもあるでしょう。また、最近では海外交流を目的とした、フォーマルな立食パーティも増えてきました。そのようなときに、大人としてマナーを心得た素敵な服装で出席したいものです。
しかし、分かっているようで「この服装で大丈夫かな」と、不安を感じている方も少なくないはず。カジュアルなパーティと違い、フォーマルパーティでのドレスコードは、思ったよりも細かく設定されているため、そもそも知らないマナーも多いのです。
そこで本記事では、フォーマルパーティでも物怖じしない、品のある服装を7つのポイントに分けてご説明します。フォーマルパーティーでは、しっかりとしたドレスコードを守ると、スマートです。本記事でお伝えする7つのポイントに気を付けるだけで、上品で素敵なドレスを選ぶことができます。ぜひ参考にしてくださいね。
フォーマルパーティ☆
気品ある服装ポイントとは
フォーマルパーティでのドレスの選び方
フォーマルなパーティーのドレスは、基本的に上品なものをチョイスするのがマナー。露出が激しいドレスは避けましょう。ドレスによっては、背中が大きくあいたものなどがありますが、パーティーではお酒が入ることもあります。暑くなって上着を脱ぐことも考えられますので、そのようなデザインのドレスは避けましょう。
また、スカートの丈にも気をつけてください。短すぎる丈のスカートは、上品さに欠けます。椅子に座った際に、太ももが丸見えでは美しくありません。膝が少し出るくらいの、短すぎない丈を選んでくださいね。
【フォーマルなドレス選び】
★ 露出の高いドレスは避ける。(胸空きや肩出し)
★ スカートの丈は膝が少し出るか、隠れる程度。
パーティドレスでは季節感も大切に
ドレスの素材によっても、印象は大きく変わる場合があります。もし秋や冬にかけてのパーティであれば、ベロアなどの生地がおすすめ。ベロアの生地は高級感があるので、フォーマルなパーティーにもぴったりです。
カラーは、ワインレッド、深いグリーン、ネイビーなどがおすすめです。裾にサテン生地があしらわれたデザインのドレスなどもとってもおしゃれ。ボレロやカーディガンはブラック系が良いでしょう。全体的に暗い色のコーディネートのときは、アクセサリーを華やかにするのを忘れないで。
【ドレスで季節感を出す】
★ 春夏は、涼しげなパステルカラーや生地のドレスを。
★ 秋冬は、しっとりとした光沢感あるベロアがおすすめ。
(カラーは、秋冬らしい、ワインレッドや深いグリーン)
ドレスの素材でフォーマル感を出す
ウール素材のドレスやワンピースは、素敵なデザインのものもありますが、フォーマルな場ではチープに見えてしまうこともあります。また、セミフォーマルとしても相応しくありません。そのため、素材はサテン、シフォン、シャンタンの布地などが良いでしょう。
上品にラメが入っているものなども素敵です。フォーマルな場では、ドレスコードが基本です。普段の使いのワンピースを着用すると、周りと浮いてしまうこともあるので、注意します。
【フォーマル感が出るドレスの素材】
★ サテン、シフォン、シャンタンなど。
★ ラメが入っている素材も華やかです。
パーティはパンツスタイルもOK
フォーマルパーティーでは、ふわっとした女性らしいドレスを着用するのが基本と思われがちですが、もちろんパンツスタイルでもOK。しかしパンツの場合、素材や色、デザインに注意しなければ、普段着のようになってしまうので気を付けてください。
素材は、サテン地やベロアがおススメ。パンツスタイルであれば、カッコ良く着こなす方が素敵ですので、ブラックなどスタイリッシュなカラーが良いでしょう。デザインは、オールインワンタイプや、サルエルパンツがおすすめ。パンツスタイルは、周りとちょっと差をつけることができるおしゃれな服装といえますね。
【フォーマルパーティでのパンツスタイル】
★ サテン地やベロアなどの生地で光沢感を。
★ カラーはブラックなどでスタイリッシュに。
★ オールインワンやサルエルパンツなどを選んでおしゃれに。
フォーマルドレスは、特別に用意して
フォーマルな場でのドレスは、デザインもとっても重要。普段使いのワンピースよりも華やかなデザインの物をチョイスします。おすすめは、ドレープがかかったワンピース。トップからストンと大きくドレープがかかったワンピースは、体型をカバーしてくれます。
また、スカート部分にプリーツ加工がしてあるデザインも女性らしくて素敵です。袖部分が、レース素材になったデザインも年齢関係なく着用できますよ。控えた方が良いのは、バイカラーなどのワンピース。ちょっとカジュアルに見えてしまうのでフォーマルな場にも不向きな場合があります。
【フォーマルドレスならではのデザイン】
★ ドレープがかかったワンピース。
★ プリーツ加工のスカート。
★ レース使いの袖があしらわれているデザインなど。
フォーマルパーティのストッキング注意点
意外と見られていないようで見られているのが足元です。フォーマルなパーティーでは、夏でも生足は厳禁。必ずストッキングを着用するようにしましょう。夏であればベージュ、冬であればあまり色が濃すぎない黒いストッキングが良いでしょう。
厚すぎるタイツは、カジュアルな印象になってしまうので控えましょう。網タイツや大きく柄がプリントされたものも、好ましくありません。ちょっとワンポイントが入っていたり、ラメが上品に入っているものなどであればOKです。
【フォーマルパーティでのストッキング】
★ 素足はタブー。ストッキングがベース。
★ 厚すぎる『タイツ』は避けます。
★ 大きな柄や派手なストッキングもNGです。
フォーマルパーティでの足元マナー
最後に足元ですが、間違いが無いのがパンプスです。特にパンツスタイルの方は、パンプスだと足長効果が狙えますのでマストです。ヒールが苦手という方は、先が細くなっているちょっと低めのパンプスを選ぶと良いでしょう。先がとがったデザインの靴は、高さもあるように見えます。
パンプスでも、先があいているオープントゥはフォーマルなパーティーには不向きとされているため、避けましょう。また、ミュールやブーツも、デザインがフォーマルであってもNGですので注意してくださいね。
【フォーマルパーティでの靴選び】
★ つま先の隠れたパンプスが基本。
★ 数センチのヒールがある靴をチョイス
★ オープントゥー、ミュールはNG
いかがでしたでしょうか。今回はフォーマルパーティに参加する際の、まずおさえておきたい7つの基本マナーをお伝えしました。結婚式はもちろん、立食パーティなど、あらゆる席で参考になるマナーばかりです。本記事でお伝えしたポイントをおさえることで、全体の雰囲気がグッと上品な印象になります。
この基本的なドレスコードに慣れたら、ホテル会場なのかレストラン会場なのかなど、会場のフォーマル度を考慮して、少しファッションに遊びを入れられるようにもなります。アクセサリーも安心できるのは、パールの一連ネックレスなどですが、TPOに合わせたチョイスで楽しんでも、良いですね。
その際、もちろんお店の方にアドバイスをいただくことも大切ですが、パーティーの雰囲気や招待される客層などを知っているのはご自身です。当日のことを考えながら、ご自身のイメージでぴったりなドレスをチョイスしてください。
まとめ
フォーマルパーティの基本的なドレスコードで品良くまとめる
・まずは基本中の基本!露出のあるドレスは避ける
・季節も考慮した服装だとよりオシャレ☆
・綿素材はチープに見えることも。素材にも注意して
・パンツも工夫して上品に。周りに差をつけるカッコ良さ
・普段使いとちょっと差をつける☆華やかなデザインのものを
・素足はNG!ストッキングは忘れずに
・足元はパンプスで決まり!オープントゥは避けた方がベター