建前上、仕事とは関係なくても、どこか「仕事の延長線上」という雰囲気もある会社の飲み会で、幹事になると大変ですよね。友達どうしの飲み会でも幹事になるとお店を決めたり、それぞれのスケジュールを聞いたりとやることが多くありますが、少しぐだぐだになっても笑って許してもらえます。
しかし、会社の飲み会となるとテキパキできなかったり、スムーズに進まないと「手際が悪い」という印象を与えてしまいます。その後、仕事とは関係ないにしても自分の評価が下がってしまうような雰囲気になってしまいます。その反面、飲み会がスムーズにいくと好印象に繋がります。
会社の飲み会での幹事は、ある意味自分の評価にも繋がる大事なことでもありますので、必ず成功させたいものです。
そこで今回は、幹事として会社の飲み会を成功させるポイントについてお伝えします。
会社の飲み会は幹事次第!
成功のための5つのポイント
主役やお偉いさんの好みを把握する
お店の雰囲気は申し分なく、飲み食いともに種類が豊富で、飲み会の参加者全員が満足できるお店が理想ですが、現実ではとても無理です。なるべく全員の意見や好みを取り入れるようにはしても、最終的には「誰か」寄りになってしまいます。
この時に、優先させる「誰か」は飲み会の主役もしくはお偉いさんになります。例えば、歓迎会や送別会なら主役の好きな飲み物や食べ物のあるお店、忘年会や新年会、懇親会ならばお偉いさんの好きなものがあるお店にしておきましょう。
会社の飲み会にはターゲットなる人がいて、その人の好みを押さえたお店を選べば、間違えることはありません。ただし、取り入れられる範囲で他の人の好みにも配慮することも必要です。
独断でお店を決めない
上司や先輩に相談するとたまに「幹事のお前に任せる」ということを言われますが、これを鵜呑みにしてはいけません。
額面通りに受け取って自分の好きなお店や行きつけのところを選んでしまい、それが上司や先輩に不評だと大変です。言葉では「任せる」と言っておきながら「会社の飲み会にふさわしくない」とか「こういう店好きじゃないんだよな」的なことを言い出しかねません。
やはり、お店は独断ではなく、みんなにアンケートを取るなどして多数派の意見に重きを置きつつ、少数派にも考慮して決めていくようにしましょう。
お金は先に集めておく
幹事はお店を手配するのと同じくらいの大きな仕事として、会社の飲み会に出席する人それぞれからお金を集めることがあります。そして、これは絶対に飲み会が始まる前までには済ましておく必要があります。
もしもお金を集めることを忘れたまま飲み会を始め、途中で気付いたとしても、すでに酔っている人もいるでしょうから、なかなか集められません。そして、全部集まらないままお開きを迎え、お会計で足りない分は泣く泣く自分で払わなければなりません。
後日、集められなかった人に費用を請求することも可能ですが、実際にはやりにくいはずです。なので、お金は必ず飲み会が始まる前には全て集めるようにして下さい。
お酒が飲めない人に配慮する
会社の飲み会には、お酒が飲める人ばかりが出席するわけではありません。全然飲めない人や事情があって車で来る人もいるでしょうし、飲める人の中でも沢山飲む人もいれば、ほどほどの人もおられます。
お店を決める段階から飲めない人への配慮は必要で、絶対にお酒に特化したお店を選んではいけません。例えば、アルコールとソフトドリンク両方のメニューが豊富なところや、どちらも飲み放題のお店などを選べば飲めない人での楽しめます。
また、飲み会の最中は全体に気を配らないといけませんが、飲めない人が楽しめているかは特に注意して見ていきましょう。飲めない人と飲む人ではテンションが違うので、お店の席は飲めない人どうしで固めておくのも一つの配慮になります。
挨拶を考えておく
いざ飲み会を始めるにしても、勝手にそれぞれで乾杯をしてよいわけではなく、何かきっかけがないと始めることができません。そして、きっかけを作るのも幹事の仕事になるのです。
しかし、会社の飲み会ではただ「乾杯」と言うだけではなく、軽く挨拶をしなければなりません。飲み会をスムーズに進めるためにも、前もって挨拶は考えておくことをおすすめします。
挨拶と言っても全て一人でやる必要はなく、歓迎会なら新しい人に親睦会なら上の人に話しをしてもらってもOKです。その場合の幹事は、前フリと乾杯の音頭を取ることが役目になりますが、前もって話しをしてもらうことを忘れずに伝えておいて下さい。
いかがでしたか。会社の飲み会を成功させるために、幹事はお店を選ぶのと飲み会をスムーズに楽しく進むようにすることが、大きな役割です。その中でもお店選びは、特に慎重にやらなくてはいけません。
安易にお店を決めたせいで、一部の人しか楽しめないようになってしまうと、飲み会は失敗と言わざるを得ません。変に志向を凝らしたり変わり種を選ぶよりは、当たり障りのない無難なお店を選ぶことをおすすめします。
また、挨拶や乾杯がスムーズにいかずぐだぐだになってしまうと雰囲気が悪くなるので、進行のイメージを頭に浮かべておくようにしましょう。成功させるポイントさえ押さえれば、必ず会社の飲み会は成功しますし、自分の評価も高くなること間違いなしです。
まとめ
幹事として会社の飲み会を成功させるポイントは
・主役やお偉いさんの好みを優先する
・お店はアンケートなどで意見を聞く
・お金を集め損ねないよう始まる前には集金する
・お酒が飲めない人にも配慮をする
・スムーズに進めるためにも挨拶は考えておく