家族葬のマナーについて知っておくべき7つのポイント

家族葬のマナーについて知っておくべき7つのポイント家族葬とは家族や家族同然に接してきた人達だけでとりおこなう密葬のことです。大がかりな葬儀を望まない人が遺言で家族葬に、と指定する場合もあります。

大がかりな葬儀の場合、遺族は個人との関係がよくわからない人たちが大勢弔問にやってくるのを嫌うので小規模を望んでいる家族葬には弔問に訪れる側の人にも注意すべく点があるようです。

 

家族葬のマナーについて
知っておくべき7つのポイント

 

葬儀の通達のない人は安易に弔問しない

家族葬とは近親者のみで行い、小規模に葬儀を済ますことが目的なので、葬儀の情報をきいても、世話物好きのご近所の方が安易に弔問しないほうがよいかもしれないというのが家族葬のマナーです。

家族葬のパターンは様々でお通夜が行われない場合、さらには火葬のみで済ます場合もあったりするからです。

 

香典返しは遠慮します、と明示されていたら渡さないことこそが礼儀

香典を頂いたら、今度頂いた家で葬儀があった場合、同じ程度の額の香典を出すもの、また、香典はもらったら香典返しをする、それが今までの常識でした。

家族葬においての「香典返しの遠慮」とは、そのパターンを繰り返したくないと表明しているようなものなのですから、「こちらは以前香典をもらっているので渡さないわけにはいかない」と、思うのも従来においては当然の考え方なのですが、葬儀主催者は固辞しているのですから、渡さない側としては釈然としなくても無理に香典を受け取ってもらうことはやめて、家族葬のマナーとして、心からのお悔やみの言葉を述べてくるのみでいいのです。

 

どうしても何か形にして渡したいと思う場合、お花などを送る

遠縁だったり、昔に会ったきりでも年賀状のやりとりなどしていたような知り合いだった方が亡くなって家族葬で葬儀を済ませたことが後からわかった場合などに、遺族に弔意を示したい時は、お花だったり、海苔やダシなどの乾き物や調味料セットなどと一緒に、カードにちょっとしたメッセージを書いて送ります。

文面最後に「お返しは不要です」と一筆書いておくと遺族も安心することでしょう。

 

弔電は家族葬を行う家族にも負担にならない

香典を渡すことは負担であっても、弔電・電報にてお悔やみを伝えることはむしろ、家族葬を営む遺族には喜ばれることです。生前の故人のことをこのように思っていてくれたのだとしみじみ思うことができ 故人の人柄、活動が想像できて嬉しく思うことが多いのでしょう。家族葬において弔電を読まれることもあります。

 

参列する時の服装は例え「平服で」と記載されていても喪服がよい

たとえ規模の小さい故人を偲ぶことが目的の家族葬であっても服装は弔意を表して喪服を着ることがマナーです。平服で構わないと記載されていても、用意できる限りの喪服だったりダークスーツなどで参列すると遺族の方にも喜ばれるのではないでしょうか。また、喪主が女性だった場合、和服でないといけない感じがしますが決してそうではありません。特にそういった決まりがあるわけではありません。子供の場合は制服か、それに準じた地味なものを着用するとよいでしょう。

 

遺族は葬儀後、葬儀の案内をしなかった人に故人がなくなったことを連絡する

遺族は、葬儀後に葬儀の案内をしなかった故人の友人知人に対して、故人が亡くなった事と、家族葬にしたので連絡が事後になったということを知らせておきます。その時に香典を辞退する場合は合わせて記載しておくとよいかもしれません。地域によっては町内会長さんなどには葬儀前に一報入れておいたほうがよい場合があります。その後弔問客が家に訪れることはやむを得ないかもしれません。後日家に焼香に訪れる人が多いかもしれない、とあらかじめ予想出来る場合は、家族葬にするよりは普通に葬儀をあげた方が返って遺族の負担にならないかもしれません。

 

遺族が故人の友人を招いてのお別れの会を開く

故人の交友関係は、遺族にとっては意外とわからないもの。趣味の仲間や昔の職場の仲間、旧友たちと会ってはいなくても連絡はとっていた、などあるかもしれません。そのような知人が多くいる場合、故人を偲んでのお別れの会を遺族が主催することもひとつのマナーでしょう。その場合会費制にする場合が多く、また、その会においても香典を受け付けないならば、その旨を案内状に記載すると良いでしょう。お別れ会は亡くなって1ヶ月から四十九日頃の間までに催すのが目安です。

 

家族葬といえばなんとなく小規模でお金のかからないイメージがありますが、参列者が少ないということは香典を葬儀代に充てることが出来ず、意外と出費の多くなる葬儀となってしまうことがあります。また、住んでいる地域性や故人の交際範囲を考えて、家族葬で送り出すのが良いのか、通常の本葬で執り行うほうが返ってスマートに収まるのか、日頃考えておくのもよいかもしれません。

 

まとめ

家族葬のマナーについて知っておくべき7つのポイント

・葬儀の通達のない人は安易に弔問しない
・香典返しは遠慮します、と明示されていたら渡さないことこそが礼儀
・どうしても何か形にして渡したいと思う場合、お花などを送る
・弔電は家族葬を行う家族にも負担にならない
・参列する時の服装は例え「平服で」と記載されていても喪服がよい
・遺族は葬儀後、葬儀の案内をしなかった人に故人がなくなったことを連絡する
・遺族が故人の友人を招いてのお別れの会を開く


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