レディーファーストと聞くと外国の紳士が行っているイメージがわきますよね。ですが、今の日本でも昔に比べるとレディーファーストが定着してきました。
日本はレディーファーストができない国だというイメージもなくなってきていますが、若い人よりも年配の方は特にレディーファーストに壁を感じる人が多いものです。
しかし、レディーファーストは大げさなものではなく、普段の生活で実行可能なのです。そんなレディーファーストをナチュラルに行うことができれば、あなたの評価もぐんと上がります。
初対面の人は特に好印象を持つことでしょう。でもどのようなレディーファーストを心掛ければよいのかは迷いますよね。そこで今回は、レディーファーストをさりげなく、そしてスマートに行う5つの場面についてお伝えします。
レディーファーストはさりげなく!
スマートに行う5つの場面
レディーファーストの意味を知ろう
レディーファーストの起源は、今みなさんが頭に描いているものとは真逆のことで「男性が身を守るために女性を盾にしている」ということからきていますが、現代のレディーファーストは「女性を丁重に扱い優先させること」です。
女性に対して失礼のないように優先的に行動をしてあげるということが大事なのです。レストランで椅子を引いてあげるなどのハイレベルな物は日本人には手が出しにくいところですが、レディーファーストの意味を頭に置いて普段からできる場面を挙げていきます。
レディーファースト術①エレベーターのボタンを押す
ショッピングセンターやオフィスビル、駅などいろいろなところにあるエレベーターですが、そこでもレディーファーストを発揮することができます。
エレベーターに乗る際は、先に乗り「開く」ボタンを押して女性を乗せます。反対に下りる時は「開く」ボタンを押したまま他の人を優先しておろし、最後に自分が下りるというものです。これは今でも実践している方が多いのではないでしょうか。
何気ない気遣いがすでにレディーファーストということだったのです。
レディーファースト術②車道側を歩く
お子さん連れの親御さんは、子供を歩道側を歩かせて親御さんが車道側を歩くシーンをよく見かけることでしょう。これはレディーファーストでも使えます。男性が車道側を歩き、女性に歩道側を歩いてもらいましょう。
歩道で反対側から歩いてくる人がいたら、さりげなく女性の後ろに回り自分から進路を譲りましょう。また自転車とすれ違う場合はさらに、女性の肩を反対側へ寄せてあげましょう。
レディーファースト術③ドアを開ける
何かと自動ドアが多いですが、手動ドアもありますよね。その手動ドアを率先して開けて先に女性を通してあげましょう。ショッピングモールなどの手動ドアは大きくて重たいですので、是非ここは男性がグッと押して押さえておいてあげましょう。
また、その時に他の方も通られるようでしたら「どうぞ」と譲ってあげるとさらにスマートですね。
レディーファースト術④椅子などに座る際は女性から
ファミレスなどのレストランで食事をする時にスタッフの人が「こちらの席にどうぞ」と誘導してくれますが、その後あなたはどのようにしているでしょうか。女性よりも先に座席に座っていませんか。実はここもレディーファーストのポイントだったのです。
女性に「どうぞ」と手を差して出して座席を譲りましょう。女性が窓側に座りたいのか通路側に座りたいのか、イスとソファーの席ならどちらに座りたいのか、そこの選択を女性に譲ってあげるのです。どちらでも良いよと言われるようでしたら、眺めの良い席や座り心地の良さそうな席に座るように誘導しましょう。
レディーファースト術⑤荷物を持つ
お出かけの際のお買い物や、食料などのお買い物など何かとお買い物に付き添うことは多いものです。その時の荷物を率先してもってあげるようにします。小さくて軽い荷物なら持つ必要はありませんが、重いものや大きいものは「持つよ」「重いでしょう」と言ってサッと手を出しましょう。
この時に女性が断った場合はもう一度聞きなおしても良いですが、それでも断られるようでしたらそこで引きます。また女性が持っているバッグを持つのはトータルコーディネートを崩すことにもなりますので、基本的に荷物を持つということを覚えておくと良いでしょう。
いかがでしたか。普段の生活で何気なくできるレディーファーストの場面を挙げてみました。「え?こんなことで良いの?」と思う人もいたことでしょう。ですが、その簡単に見えることでもスマートに行動できない人はいるものです。
いかにスマートに、慣れたようにできるのかがレディーファーストの大きなポイントでもあります。意中の女性だけにレディーファーストを行う男性もNGです。女性はどのような関係であってもレディーファーストの対象と思いましょう。
知らない人にもドアを開けてあげたり、駅で大きな荷物を階段で運ぶのに困っている人がいたら、率先して声をかけてみましょう。例え知らない人でも、あなたの印象はよくなり、それが今のあなたの世代の印象となることでしょう。
レディーファーストであなたも相手も心地よい関係になり、お互いの気持よくその場を過ごしましょう。
まとめ
レディーファーストをスマートに行うには
・女性に対して丁重に・優先的に行動をしてあげるということに気を遣おう
・エレベーターは「開く」ボタンを率先して押せる男になろう
・ドアを開けてあげよう
・座席に座る際は女性を優先しよう
・重たい荷物や大きな荷物は持ってあげよう