席札メッセージで、新郎新婦の感謝の気持ちを伝える演出が増えています。席札の裏側にひと言添えてある演出が多いですが、短い言葉でも新郎新婦からの席札メッセージを見つけると、ゲストとしては気持ちが伝わり嬉しいですよね。
一人一人に心のこもった、手作りの席札メッセージを書きませんか?手作りなら、今までお世話になった方それぞれへ、感謝の気持ちを込めて、ひと言だけでも席札メッセージを添えられます。
結婚披露宴でゲストの席を案内するためのあるのが、「席札」。本来は、結婚式場が印刷して用意したものを使用するのが一般的で、メッセージを添えないケースの方がまだまだ多いのですが、それだけに思わぬ小さなサプライズに心も和みます。
しかしそれぞれにメッセージを考え、書くことは出席者が多いほど大変です。今回は席札メッセージをひと言添える時にピッタリの、マナーも押さえた席札メッセージ例をご提案します。
席札にメッセージを添えて☆
関係性で使い分ける感謝の言葉
両親への席札メッセージ
両親には積もりに積もって、逆に話したくても話せなかったことなど、伝えたいことがたくさんあるのではないでしょうか。そこで、短いメッセージの中にしっかりと感謝の気持ちを伝える、席札メッセージです。
【 両親への席札メッセージ 】
・「お父さん、お母さん、今まで育ててくれて本当にありがとう。
これからは○○さんと二人で親孝行するから安心して下さい。」
・「お父さん、お母さん、いつも心配ばかりかけてごめんなさい。
お父さんとお母さんのおかげで今まで無事に過ごせたと感謝してます。
これからは、○○さんと二人で幸せな家庭を築いていきます。」
・「今まで大変お世話になりました。
まだまだ未熟な二人ですが、これからも温かく見守って下さい。
人生の先輩として、お父さんとお母さんを手本にして、これから頑張っていきます。」
結婚してから住む場所が遠くなる場合もあります。
・「たまには遊びに来て下さいね」
・「たまには帰って来ますね」
など、両親が安心できるような言葉を使うと、より喜ばれます。
兄妹への感謝の言葉
・「結婚式に出席してくれてありがとう。
これからも変わらずに仲良くしましょう。
改めてよろしくお願いします。」
・「私もようやく結婚できました。
いつも迷惑ばかりかけてごめんなさい。
これからも頼りになるお兄ちゃん(お姉ちゃん)でいて下さい。」
・「苗字が変わっても私たちは兄妹(姉妹)です。
新居にも気軽に遊びに来て下さい。」
年齢が上だったり下だったりで、文面も変わりますが、兄妹でそんなにかしこまらずに、いつも通りの話しの口調で大丈夫です。
親戚への感謝の席札メッセージ
親戚の方には、普段から頻繁に会ったり、盆と正月しか会わない方もいると思います。そんな方々へも、幼い頃から見守ってくれた親戚へ、席札メッセージで感謝の言葉を伝えたいものです。
【 親戚への席札メッセージ 】
・「本日はご出席頂き、ありがとうございます。
まだまだ未熟な二人ですが、これからも温かく見守って頂けます様、よろしくお願い致します。」
・「今日は私達のためにお越し頂き、ありがとうございます。
すっかりご無沙汰しておりましたが、相変わらず元気な叔父さん、叔母さんのお顔を久しぶりに拝見できてとても嬉しく思います。
ささやかな席ですが、どうぞ最後までゆっくりとして下さい。」
・「叔父さん、叔母さんには、夫婦円満の秘訣や夫婦ゲンカの時の対応などまたいろいろと教えて下さい。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。」
席札メッセージには「ご指導よろしくお願いします」という内容が多くなります。
【 従兄弟への席札メッセージ 】
・「今日は遠くから結婚式のために来てくれてどうもありがとう。
小さい時に一緒に遊んだのがつい最近のように感じます。
またゆっくり会ってたくさんお話ししたいですね。」
・「本当の兄妹のように仲良くしてくれてありがとう。
今までと変わらず、お買い物や食事にまた行きましょうね。」
親戚の中でも、従兄妹同士のお付き合いは幅がありますので、席札メッセージの選び方も広範囲です。自分達のために来てくれた喜びと感謝の気持ちは、親戚のみなさんにきっと伝わります。
友人への感謝の席札メッセージ
学生時代を一緒に過ごした大切な友人への席札メッセージ。女性の場合だと授業中に、こっそり手紙交換をしたことなど、思い出す人もいるのではないでしょうか。
友人の顔を思い浮かべ、学生時代を振り返りながら、席札メッセージを書く時間は、懐かしさでホッとするもの。また、自分の晴れ姿を見てもらえること、嬉しく感じますよね。
それならばぜひ、思い出話も入れながらの、席札メッセージはいかがでしょうか。
【 友人への感謝の席札メッセージ 】
・「今日は結婚式に来てくれてどうもありがとう。
いつも相談相手になってくれたよね。
この日を迎えられるのも○○さんのおかげです。
これからも末永くお付き合いして下さいね。」
・「今日は忙しい中、結婚式に出席してくれてどうもありがとう。
私より一足先に結婚した○○さん、家庭を持つ大切さを教えてくれたのはあなたです。
これからは家族でのお付き合いができることを楽しみにしてます。」
また仲のいい友人に、結婚式で色々なお願いをすることもあります。そんな友人への席札メッセージならコチラです。
【 お願い事をする友人への、席札メッセージ 】
・「今日は結婚式へ出席してくれてありがとうございます。
そして突然の受付のお願いも快く引き受けてくれて本当に感謝してます。
今度、お礼を兼ねてご馳走を致しますので、ぜひ新居へ遊びに来て下さい。」
日頃から親しくしている友人には、いつもと同じ口調の席札メッセージで大丈夫。今まで仲良くしてもらってきたお礼や、「これからもよろしくお願いします」を加えるのが基本です。
会社の上司や同僚への席札メッセージ
お世話になった方には、会社の上司など様々な方がいらっしゃいます。厳しく、そして優しく、ご指導を受けたことへの感謝が多いでしょうか。丁寧な言葉を使って伝えるのが、社会人としてのマナーです。
【 会社の上司への感謝の席札メッセージ 】
・「本日はご多忙の中、私たちの結婚式にご出席頂き、誠にありがとうございます。
これからは一人前として認めて頂けるように、今まで以上に頑張っていきたいと思います。」
・「本日は結婚式にご出席頂き、誠にありがとうございます。
結婚の報告をした時に頂いた励ましの言葉を忘れずに、二人で努力をして参ります。」
また、社会人になってから、励ましあったりしてきた同僚とは、これからもずっといい関係を続けたいもの。結婚式に出席してくれたことに対して、席札メッセージにお礼を書くと、好印象です。
【 同僚への感謝の席札メッセージ 】
・「入社してからずっと助けてくれていつもありがとう。
今日は忙しい中を出席してくれてとても嬉しく思います。
これからよろしくお願い致します。」
・「いつも相談に乗ってもらえて本当に心強く思っています。
ありがとうございます。
これからも変わらずにお付き合いをして下さい。
よろしくお願い致します。」
・「今までいつもよく飲みに行きましたね。
これから回数が減ってしまうと思いますが、楽しくお酒を飲みながらまた色々と話をしましょう。」
さて、披露宴の席は、身内以外には、友人や会社関係などの方たちで、一つのテーブルで固まっています。
日頃から仲良くしていれば、逆に感謝を伝えることは、はちょっと照れくさいものかもしれません。きちんと日頃の感謝やお礼を、真っ直ぐ言えずにいることも多いのではないでしょうか。
披露宴は、席札メッセージで感謝を綴る、良い機会です。
ただ、もしお隣りも長い席札メッセージが書き込まれ、自分は短い席札メッセージだったら…。とても淋しく感じる人もいるかもしれません。メッセージの長さは、できるだけ平均的になるように意識するのも心配りです。
もしたくさん書きたいことがあれば、別に手紙やカードを用意して、引き出物などと一緒に入れて渡す方法もあります。そして、出席者全員に丁寧に真心を込めた席札メッセージを書くことが大切!
短いメッセージでも印象に残る言葉であれば、記念に残してくれるかもしれません。ぜひ心からの感謝が伝わる席札メッセージを添えてください!