結婚式の親族の服装!男性がおさえる身だしなみマナー

結婚式の親族の服装は女性も気になるところですが、実は男性こそいざとなると、悩みます。と言うのも例えば母親は「黒留袖」など、結婚式の親族の服装であっても着物であれば、一応安全と捉えられていますが、男性はそうもいかないからです。

もちろん神前挙式などでは、男性も和装を選ぶケースが多いです。けれども、最近では父親も正礼装に洋装を選ぶのがほとんど。そうなると兄弟や伯父(叔父)などは、ゲストよりも格上でありながら、父親よりも格が下がる礼装に迷うのです。

今回は父親や兄弟、叔父(伯父)など、親族が結婚式で選びたいスタイルと、基本マナーをお伝えします。本記事を参考にして、マナーも押さえながらおしゃれなスタイルで、晴れやかに新郎新婦をお祝いして下さい!

 

結婚式の親族の服装!
男性がおさえる身だしなみマナー

 

結婚式の親族の服装:モーニングコート

昼の挙式や披露宴で、父親が着たい本来のスタイルと言えば、モーニングコートです。新内閣発足時に、大臣達が並んで記念撮影をする際着ている服装。それが昼間の正礼装であるモーニングコートなのです。

【 結婚式の親族の服装:モーニングコート 】

★ モーニングコートの中のベストはシルバーグレーを選びます。

・ ネクタイは白黒のストライプが基本です。

結婚式の親族の服装だけではなく弔事でも利用され、弔事では黒ベスト黒無地ネクタイのスタイルになるため、ベストとネクタイの色目は、必ず慶事用にしなければなりません。

 

結婚式の親族の服装:タキシード

結婚式の親族の服装で、父親が最も選ぶスタイルはタキシード。母親が黒留袖を選ぶ場合でも、父親は洋装を選ぶケースがほとんどです。

【 結婚式の親族の服装:タキシード 】

★ タキシードは本来「夜の準礼装」です。

・ 一部では「夜の正礼装」とも言われています。最も格式の高い夜の正礼装は、燕尾服(テールコート)なのですが、これは新郎の衣装である事が多いのです。

昼の挙式や披露宴であればモーニングコートを選ぶのが本来のしきたりですが、現在では昼夜関係なくタキシードが選ばれています。

 

結婚式の親族の服装:父親の和装

結婚式の親族の服装でも、父親が選ぶのはほとんどが洋装なのですが、例えば神前挙式など、形式によっては結婚式の親族の服装に、和装を選びたい場面もあります。

【 結婚式の親族の服装:父親の和装 】

★ 正礼装である五つ紋付きの、羽織袴が基本です。

・ 袴は縞とひだのあるものを。小物類(足袋や扇子など)は白いものを選びます。

 

結婚式の親族の服装:ディレクターズスーツ

ディレクターズスーツは結婚式の親族の服装でも、伯父・叔父や兄弟から着る「準礼装」です。

【 結婚式の親族の服装:ディレクターズスーツ 】

★ 正礼装であるモーニングコートより、格が下がる「準礼装」のため、兄弟叔父(伯父)が選びやすいスタイルです。

・ 本来は昼間に着る準礼装です。

一般ゲストが多く選ぶブラックスーツよりも、格上ながら控えめであり、父親を立てるスタイル。父親以外の結婚式の親族の服装には、最もおすすめです。

 

結婚式の親族の服装:ブラックスーツ

ゲストとしてお呼ばれした場合にも兼用出来るため、最も多いスタイルがブラックスーツです。時々結婚式の親族の服装でも、薄いストライブが入ったものを着用している姿を見受けますが、無地がベストです。

【 結婚式の親族の服装:ブラックスーツ 】

★ 結婚式の親族の服装にブラックスーツを選ぶなら、ベストがおすすめ!

・ 結婚式のブラックスーツであれば、光沢があるものも華やぎます。ゲストよりも格上ながらも華やぎを抑え目に、おしゃれに決めたいなら、ベストがおすすめです。

 

結婚式の親族の服装:3ピースの注意点

結婚式の親族の服装に限らず、ブラックスーツはその質や素材もさることながら、サイズ感がとても重要です。

【 結婚式の親族の服装:3ピースの注意点 】

★ 特にベストを選ぶなら、ベストはフィットしたものを選びます。

・ さらに結婚式の場で選ぶベストは、シルバーグレーが映えます。シャツは白であることは基本マナーですが、ウィングカラーを選んでも雰囲気が出ます。

 

結婚式の親族の服装:靴の選び方

結婚式の親族の服装であれば、足元まで細かくマナーあるスタイルを選びたいもの。靴は気が抜けがちですが、正礼装、準礼装に準じた靴があります。

【 結婚式の親族の服装:靴 】

★ 正礼装、準礼装ならば、靴は「プレーントゥー」「ストレートチップ」を選びます。

・ あまりデザインに凝ったものや、反対にカジュアルすぎる(ローファーなど)の靴では、せっかくの正装も台無しに。マナーに則った靴を選んで下さい。

 

いかがでしたでしょうか。結婚式の親族の服装は男性、女性に限らず、相手方など周囲への配慮が不可欠です。しかもホスト側であるために、格式の高い正装や準正装でありながら、ゲストよりも控えめなスタイルが求められるのです。

そこで気になるのが、ネクタイやポケットチーフ類ではないでしょうか。昔ながらのマナーでは「グレー」「白」がネクタイの正式な色目とされていますが、今では華やぎのある「シルバーグレー」「白×シルバーグレー」のストライプなども選ばれています。

ポケットチーフも、ネクタイと合わせたコーディネートが目立ちます。ただし高齢の人々はマナーに厳しいケースもあります。結婚式の親族の服装が選ぶ、最も安全なポケットチーフの色は「白」かもしれません。

本記事を参考に、しっかりとしたマナーある服装で、家族や親族を祝ってください!

 

まとめ

結婚式で親族の男性が着る、立場別フォーマルスタイル

・父親が着る洋装の正礼装スタイルは、モーニングコート
・父親が最も選ぶ人気スタイルは、準礼装のタキシード
・父親が和装を選ぶなら五つ紋付きの、羽織袴が正礼装
・伯父・叔父や兄弟の準礼装なら、ディレクターズスーツ
・親族がブラックスーツを選ぶなら、ベストがおすすめ!
・ベストはフィット感がポイント!シルバーグレーを選んで
・靴は「プレーントゥー」か「ストレートチップ」が正解!


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