神社での参拝マナー☆家族で学びたい、基礎知識とは

神社での参拝マナー☆家族で学びたい、基礎知識とは
神社で参拝する機会は、毎年の初詣はもちろん、近年のパワースポット人気で増えつつありますが、一方で神社での参拝マナーはあまり知る機会はありませんよね。けれども神社はいわば神様の住まい。失礼のない神社の参拝をしたいもの…。

神社は鳥居が玄関口、参道は廊下で社が家の中だと考えると、誰もが厳粛な気持ちになるのではないでしょうか。ただ、最近の神社は観光地化していることもあり、「神様のお家」と言うところまで意識が向く方は、少ないかもしれません。

とは言え、せっかく神社へ参拝するのなら、厳粛な気持ちで礼拝し、そのパワーを享受したいですよね。そこで今回は、神社で参拝する際の基本的なマナーを解説します。観光などで行く場合でも、ぜひ一度目を通して訪ねてみてください。



 

神社での参拝マナー☆
家族で学びたい、基礎知識とは

 

神社の鳥居は玄関


まず、冒頭でお伝えしたように神社の鳥居は玄関。そのため、あまり見掛けることはないのですが、本来ならばお辞儀をして通るのが、神社の参拝マナーの基本です。

【 神社の参拝マナー☆鳥居 】

★ 神社の鳥居はお辞儀をして通り過ぎますが、いくつも重なって鳥居がある神社では、最初の鳥居前でお辞儀をすれば大丈夫。

・ そして参道は廊下と考え、真ん中をえらそうに通るのを避け、神様の通り道を作って端っこを歩いてください。

 

手水舎での作法


参道を通ると手水舎と呼ばれる、手を清める場所が見えてくるはず。水が溜まり、柄杓が掛けられている場所と言えば、すぐ分かるのではないでしょうか。ここでの清め方にも、一連の流れがあるのです。

【 神社の参拝マナー☆手水舎 】

① 手水舎の前で一礼する。

② 右手に柄杓を持って水盤の水を汲んで、左手に水をかけて清める。

③ 次に柄杓を左手に持ち替えて、右手にをかけて清める。

④ もう一度柄杓を右手に持ち替えて、左手の手のひらに水をため、その水で音を立てずに口をすすぐ(1回でOK)。

⑤ 左手で口元を隠し、口の中の水をそっと排水溝に吐き出す

⑥ 残った柄杓の水を、再度左手にかけて清める。

⑦ 柄杓の柄を、椀の部分が上になるようにして持ち、柄に水をつたわせて洗う

⑧ 柄杓を元あった位置に戻し、一礼

この時、してはいけないことは、柄杓に直接口をつけること。この行為は「杓水(しゃくみず)」と呼ばれ、タブー視されているので、気をつけてください。最初に汲んだ水で、一連の動作を行うことも、注意すればバッチリです。

 

お賽銭を静かに賽銭箱へ


神様にお祈りをするところは「拝殿(はいでん)」。手水舎でのお清めが終わったら、こちらで拝礼となりますが、順番は、お賽銭を入れる・鈴を鳴らす・拝礼する、の順番。ここで特に間違えている方が多いのが、お賽銭の入れ方!

【 神社の参拝マナー☆お賽銭 】

★ このお賽銭、勢いよく賽銭箱に投げ入れるのではなく、賽銭箱の近くに寄ってそっと滑らせるように入れるのが本来の作法。

・ お賽銭はそもそも、実りの季節に収穫された米や野菜などの「食料の捧げもの」でした。神様への感謝の念がこもった捧げものがお金に代わっても、その由来を考えると決してぞんざいな扱いはできないことがわかります。

また、私たちは買い物をした時、お釣りを店員から投げるように返されると決して良い気持ちはしないはず。神様へのお賽銭もそれと同じ!大切な方に捧げるように、そっとお賽銭を入れてください。

 

礼拝の仕方


順番が前後しますが、鈴を鳴らすのは「私達が本日伺いました。」と、自分達の存在を知らせる行為ですから、遠慮せずしっかりと鳴らすのが正解。その後、お賽銭を丁寧に入れたら、いよいよ礼拝です。

【 神社の参拝マナー☆礼拝 】

★ 多くの神社では礼拝は「二拝二拍手一拝」、つまり二度の深いお辞儀をした後に、拍手を二回、そして最後にお辞儀を一回、の順番が正しい神社の参拝マナー。

・ ただこの際、最初に軽くお辞儀をしてから「二拝二拍手一拝」を行い、最後にまた、軽くお辞儀をすると、より丁寧。

また、最近では神社の参拝ではお願い事をする方が多いのですが、本来は「ありがとうございました」と言う感謝を述べるもの。まずは感謝をお伝えしてから、お願い事をしてみてはいかがでしょうか。

 

「おみくじ」をひいたら


参拝が終わったら、おみくじを引くのを楽しみにしている方もいるはず。このおみくじ、よく境内の木に結ばれていますが、これは木々の生命力で、願いを聞き届けて貰うという意味があります。

また凶を引き当てた時は悪い結果を、境内に残してくることで「その場に留まっていただきますように」という思いから始まった、とも。

【 神社の参拝マナー☆おみくじ 】

★ しかし、むやみに境内の木々に結びつけてしまうと、木の生長を妨げてしまうことに…。

・ 神社によっては、おみくじを結びつける棚が用意されているので、気になる方はそこを使うよう心がけるとより好印象!

なお、大吉でも凶でも、おみくじはその方に関する「重要な神様からのメッセージ」が込められているとも言うので、持ち帰ってよく読み、生き方の参考にするのも良いのかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか、今回は神社に参拝した時に近年勘違いされやすい、基本的な礼拝マナーをお伝えしました。鳥居からお辞儀をして、神様の住まいに上がらせていただく身と考え、丁寧に参拝を進めれば大丈夫。

そして帰りには、行きでの神社の参拝マナーの反対で考えればOK!帰り道は行きと反対側の端を通ってみてください。そして振り返ってお辞儀をしてから鳥居をくぐり、境内を出ます。

神社では「初穂料」を払って拝殿をすることもありますが、その場合には礼拝は二拝二拍手一拝ではなく、多くの神社で玉串奉奠。玉串のあげ方を調べてから行くと安心です。七五三などの他、神式の挙式の他、葬儀にも神社で行う神式の玉串奉奠があります。

また、出雲大社など一部の神社では二拝二拍手一拝ではないことも…。案内を確認しながら、ひとつひとつ丁寧な礼拝をして、気持ち良く過ごしてください。

まとめ

神社での参拝マナーの基本とは

・鳥居前ではお辞儀をする
・参道は端っこを通る
・お賽銭は静かに入れる
・鈴は大きく、しっかり鳴らす
・多くの神社で二拝二拍手一拝
・おみくじの棚があれば、そこを使う