お参りの作法をおさらい☆拝殿マナーや手水舎の手順とは


お参りの作法、いざ問われると、果たしてきちんとお参り出来ているか、不安になりますよね。神社は私達にとって意外と身近な存在。気軽にお参りする方も多いのではないでしょうか。

ただ、合格祈願・恋愛成就・安産祈願・厄年のお祓い・お参りなど、ここぞという時に神社に奉られている神様のお力を借りる人も少なくありません。神様にお願いごとをするのなら、お参りの作法を守りたいもの…。

お参りの作法はさまざまあって、参道の通り方・手水舎の手順・お願い事をする際の方法など、1つ1つ確認する機会はあまりありません。神様に敬意を表して神聖な気持ちでお参りするために、一度一通りのお参りの作法を理解しておきたいですよね。

そこで今回は、神社へ行く前にチェックしたい、お参りの作法をおさらいします。ぜひ、今後の参考にしてください。

 

お参りの作法をおさらい☆
拝殿マナーや手水舎の手順とは

 

お参りの作法は、鳥居をくぐる時からスタート!

神社に参拝しようと歩いていくと、必ず目にするのが鳥居。お参りの作法を学ぶのなら、まずは鳥居をくぐるところからマナーを意識!知らないとサッと通り過ぎてしまうような鳥居ですが、実はきちんとしたマナーがあります。

【 お参りの作法☆鳥居 】

★ 鳥居をくぐる前には一礼をするのが基本のお参り作法。

・ そして、人間の心理として鳥居の真ん中を通ってみたくなりますが、鳥居の端から参道へ入って行くようにしてください。

初詣で大混雑しているような状況では、なかなか一礼が出来ない時もありますが、覚えておいて損はありません。

 

参道を通る時、神様の通り道はNG

さらに、参道も鳥居と同様に真ん中を通ることは、NG!なぜなら、参道の真ん中は「正中」と呼ばれる神様の通り道だからです。

この時に、注意しなければいけないのが参道の右側から入るのか、左側から入るのか、またどちらの足を踏み入れるのかなど、細かなお参り作法…。

【 お参りの作法☆参道の入り方 】

★ 基本的に参道の右側から入る人は、右足から参道へ踏み入れて、参道の左側から入る人は、左足から踏み入れるようにすればバッチリ!

・ もし、反対になってしまうと、神様にお尻を向けていることになり、大変失礼なことをしていることになるのです。

 

参道を歩く時には、心を落ち着けてゆっくりと

参道を歩く時には、チャラチャラと浮ついた心でいてはいけません。神聖な神様の通り道ですし、お参りの前に心を落ち着けて過ごす大切な時間だと考えて歩きたいもの。

【 お参りの作法☆参道の歩き方 】

★ これから神様にお参りをするために一歩一歩近づいていることを意識しながら、ゆったりとした気持ちで歩いて行くのです。

・ くれぐれも大きな声をあげたり、参道を走って通り過ぎるなど、神様に対して失礼な行動はとらないようにしてください。

 

手水舎での手順を覚える

神様にお参りをする際の作法として欠かせないのが、手水舎で身を清めること。ただなんとなく手を洗えば良いというわけではなく、きちんと正しい作法を身に付けることをオススメします。

【 お参りの作法☆手水舎での手順 】

① はじめに、右手に柄杓を持ってください。

② 水を汲みます。3以降の手順に関しては、全てこちらのお水でおこなっていくことになることを意識!

③ 右手で汲んだお水で、左手を洗います。静かに洗ってください。

④ 次に左手に水が入った柄杓を持ち替えて、右手を洗います。

⑤ 次は口をすすぐ手順。右手に柄杓を持ち替えて、左手にお水を入れて、口を軽くすすげば大丈夫。

⑥ 左手で口が付いた部分を、軽く洗ってください。この時に柄杓を立てたことによって、手が触れてしまった所も洗うのがお参りの作法。

⑦ 使用した柄杓は伏せ、濡れた手はあくまでも自然乾燥で終了。

 

お賽銭はそっと入れ、二礼二拍手一礼が基本

【 お参りの作法☆お賽銭 】

★ お賽銭は神様へ捧げるものですから、お参りの作法としては投げ入れるのはオススメ出来ません。

・ あくまでも、そっと入れることが原則!良く考えてみれば分かることですが、人にも神様にもお金を投げるという行為は失礼なこと…。

またお賽銭を入れた後には、神社の鐘を一度だけ鳴らして、二回礼をして手を二回叩き、最後に一礼をするという「二礼二拍手一礼」が作法になります。

 

すぐにお願いをするのではなく、誓いが大事

神社にお参りをすると、ついお願いごとばかりを先走って伝えてしまいがちですが、その前に神様に自分がどこの誰であるのかを名乗る必要があります。

【 お参りの作法☆お参りの内容 】

★ 自分の名前・住所だけではなく、現在の自分が生かされていることは神様のおかげであるということも忘れずに、お伝えすることが大切!

・ お願いをするばかりではなく、日頃の感謝の気持ちをしっかりと伝えることを忘れないようにしてください。

 

いかがでしたでしょうか、今回は、神社へのお参りの作法を、改めておさらいしてみました。神社にお参りに出向くのは、1年を通して数えるほどしかない、という方も覚えておいて絶対に損はありません。

また、最近では「御朱印」をコレクションにする、「御朱印ガール」と呼ばれる女性達までいるほど!御朱印は「神社に参拝したという証」ですから、お参りの前ではなく、お参りの後に頂くのがお参りの作法。

御朱印は大切に保管しておくべきものなので、御朱印帳を購入しておくと便利。神社にお参りをしたからといって、絶対御朱印を購入しなければいけないものではありませんが、集め始めるとハマってしまう人も多くておすすめです。

神様が通る神聖な道である参道や、手水舎での手順など、1つ1つをきちんと確認していけば、難しいことではありません。ぜひこの機会に頭の中にいれて、実践しながら神社での参拝を楽しんでください。

まとめ

基本的な神社での参拝作法

・鳥居をくぐる前には一礼
・参道も鳥居と同様に真ん中を通るべきではない
・参道を歩くはゆっくりと
・手水舎での手順は事前に覚える
・お賽銭はそっと。二礼二拍手一礼が基本
・お願い事の前に、誓いが大事
・お参り後に御朱印をもらうのが、今人気!


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