神社のお参り作法☆子どもに教えたい7つの作法とは

神社のお参り作法☆子どもに教えたい7つの作法とは
神社のお参りには作法があります。初詣や七五三など、神社は家族で行く機会が多いものですから、この神社のお参りの作法は、親から子に教えてあげたいですよね。

子供が作法を覚えれば、大人になって一人で神社にお参りにいっても困りませんし、子供が親になった時にそのまた子供にも教えてあげることができます。

神社のお参り作法は古くから日本の文化として受け継がれてきたものですから、おざなりにせず、親から子へ代々受け継いでいきたいもの。日本人は自分が無宗教だと思っている人が多いですが、神社のお参りは立派な宗教行事であり宗教行為。

神道を信仰している人がお参りをする場所である神社では、失礼のないように振る舞わなくてはいけませんよね。

 

神社のお参り作法☆
子どもに教えたい7つの作法とは

 

鳥居をくぐる

神社のお参り作法は、お祈りのタイミングだけ気を付ければいいというものではありません。神社でのお参り作法は、神社に入るその時から始まっています。神社には、メインの鳥居の他にも裏口やその他の鳥居があることもあります。

【 神社のお参り作法:鳥居 】

★ しかし、神社で神様にお参りをするのですから、裏の出入り口から入ってくるのは失礼

・ 例え、駐車場や道路からのアクセスが悪く遠回りになる場合でも、お参りの時にはかならずメインの鳥居をくぐって入るようにしなくてはいけません。

 

鳥居で一礼

鳥居をくぐる時に忘れがちな神社のお参り作法のポイントが、一礼をするという事。

【 神社のお参り作法:一礼 】

★ 神社にお参りをする時に家族と一緒だと、つい会話に夢中になって、家族と話しながらするっと鳥居をくぐってしまうかもしれませんが、それでは神様に失礼!

・ これからお参りをさせて頂くんだという謙虚な気持ちで、鳥居をくぐる時は一礼をします。

人の家に勝手にずかずかと入っていくことはまず、ありません。神社でも同じで「お邪魔します」という意味を込めて一礼をするのです。

 

手水舎でのお清め

神社にお参りに来て作法の中でも難しいと思われることが多いのが、手水舎での身の清め方ではないでしょうか。手水舎が混雑していると省略してしまう人がいますが、手水舎でのお清めはこれから神聖な神社に入るため汚れを清める行為ですから、必ず行わなければいけません。

【 神社のお参り作法:手水舎 】

★ 柄杓を持って、左手、右手、口の順に水で清め、最後に左手を再び清めたら柄杓を置いて終わり!

・ 口をゆすぐ時は、柄杓をそのまま口に付けずに、左手に水をためて口にふくむのがマナーです。

 

参道の歩き方

手水舎で身を清めたら、参道を歩いていよいよ本殿に向かいます。どんなに小さな神社でも参道はありますから、参道を歩くときは、より一層気を引き締めてください。また、参道を歩く時に子供に教えるべきことは、中央を歩かないという事!

【 神社のお参り作法:参道 】

★ 参道の中央は神様が通られる場所ですから、神社のお参り作法としては、参道の端を歩くのが基本。

・ 子供は石畳を歩くのが楽しくて、つい参道を歩くときもふざけてしまうことがありますが、実はNG

これから神様に参拝しにいくのだという気持ちを教え、参道を歩く時も端を歩くよう注意しなくてはいけません。

 

一礼して鈴を鳴らす

参道を歩いて本殿に到着したら、いよいよお参り。神社では鈴があるところが多いですが、この鈴は神様に自分がきたことをお教えするためにあります。ですから鈴はならさなくてもいいという判断は間違っていると覚えておきます。

【 神社のお参り作法:鈴 】

★ まずは一礼をして、その後に鈴を鳴らし、続いてお賽銭を入れるという順番が神社でのお参り作法。

・ お賽銭は五円玉を入れると「ご縁がある」と言って縁起がいいのでおすすめです。

 

二礼二拍手一礼

本殿について鈴を鳴らしたら、神様は自分がきたことにお気づきになっていますので、いよいよお祈りをします。手をパンパンと拍手してお祈りをしていると、何となく認識している人が多いと思いますが、正確には二礼二拍手一礼をするのが正しい神社のお参り作法です。

【 神社のお参り作法:二礼二拍手一礼 】

★ 2回お辞儀をし、2回拍手をし、その後に合掌してお祈り。

・ お祈りが終わったら、1回礼をしてお参りは終了です。

 

帰る時の出方

神社のお参り作法は、お祈りをし終わったからと言って、終わりではありません

【 神社のお参り作法:帰り道 】

★ 神社の敷地を出ていく時には、来た時にくぐったメインの鳥居からでるというのも大事な作法。

・しかし、鳥居から入り、鳥居から出るのがマナーですから、面倒くさがらないことが大切!

お参りが終わると「ああ終わった!」と解放感が溢れ、特に初詣なので混雑している場合には、空いている裏口から出てしまいがちですので、意識しておくと安心です。

 

いかがでしたでしょうか、神社のお参り作法は。細かなことまで説明するとなると、覚える量が膨大ですが、家族で神社に行ってお参り作法を子供に教える時には、まずは最低限今回お伝えした7つのポイントさえ覚えておけば、まずは安心!

神社に神様がいるか信じるか信じないかは、自分や家族次第。しかし、神社という公共の場に行くのであれば、周囲にいる他の参拝者にも配慮が必要です。

神社のお参り作法に対して、無意識のうちに失礼なマナー違反なふるまいをしていないか、今一度確認してみたいもの…。ただ、神社のお参り作法は、子供に覚えさせるには難しいと感じるかもしれません。

その場合には、その作法の背景にあることまで一緒に説明してあげると、理解が深まりやすくなります。家族でお参りに行ったときは、家族全員で神社のお参り作法をおさらいしてみてください。

まとめ

子供でできる神社のお参り作法とは

・神社に入る時はメインの鳥居をくぐって入る
・鳥居をくぐる時は神様に一礼するのを忘れずに
・参拝時には手水舎でからなず身を清める
・参道を歩く時は中央を歩かずに端を歩く
・お参りは一礼した後に鈴を鳴らしお賽銭の順
・二礼二拍手の後にお祈りをして一礼をする
・帰る時も近道をせずに入ってきた鳥居から出る


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