退職の挨拶スピーチで絶対忘れてはいけない7つのポイント


人のキャリアはそれぞれです。転職、結婚、出産、定年等、それぞれの理由があって退職という道を決心することもありますよね。そこでお世話になった職場を去る際、同僚の前で最後にスピーチをする方も多いのではないでしょうか。

そして、多くの人は「どのようにスピーチをしよう?」と考えてしまいますよね。どれだけキャリアを重ねても、「退職スピーチは任せておいて!」という人は数少ないはず。即興で挨拶というのはなかなか難しいですし、職場への感謝の気持ちを伝えるためにも前もってスピーチを考えていく場合が大多数でしょう。

というわけで、本記事では退職の挨拶スピーチにおいて絶対に忘れてはいけない7つのポイントについてお伝えします。終わりよければすべてよし、とも言いますから、7つのポイントを守って気持ちよく退職できるように頑張りましょう。

 

退職の挨拶スピーチで
絶対忘れてはいけない7つのポイント

 

明るく話そう

内容の前に、スピーチの仕方についてのポイントです。それは、明るく話すということです。慣れ親しんだ職場を離れるのが寂しいあまり、スピーチの話し方もついつい暗くなってしまうというような場合が時々見受けられます。

退職というのは別れを意味しますから、寂しいと感じるのも無理はありません。しかし、退職が決まっている以上は仕方のないこと。最後は笑って気持ちよくお別れを言えるよう、明るいスピーチを意識して行うようにしましょう。

 

ゆっくり、大きな声で話そう

スピーチを行う際、もう一つ気を付けて欲しいのがこの点です。「スピーチを間違えずに終わらせなければ!」というプレッシャーのあまり、小声で早口になってしまう人はよく見られます。

こうしたことは、普段人前で話すことに慣れていない人に多いようです。しっかりスピーチ内容を頭に入れておくことが大前提ですので、まずはスピーチを覚えることが大切です。

本番ではどうしても緊張しがちですから、あらかじめお家などでオーバーなくらいゆっくり、大きな声でスピーチする練習をしておくといいでしょう。

 

退職理由を伝えよう

スピーチの中に入れて欲しい内容の一つが、退職理由です。理由をあまり聞かれたくない場合であっても、自分から差支えのない程度に理由を公表しておくことで、それ以上の追求を避けることができるという効果も。

ただ、転職するような場合は理由を述べると気まずくなってしまいますので、「一身上の理由で…」といったぼかした感じで大丈夫です。結婚・出産などおめでたい理由の場合はもちろん正直に述べてしまっていいでしょう。

 

在籍時の仕事・経歴を伝えよう

退職の挨拶スピーチの際には、今まで自分が関わってきた仕事や経歴について振り返ることがほとんです。入社してからの年数や、どういった点で同僚に助けられ、迷惑をかけてしまったかなどの具体的なエピソードがあればさらにベター。

自分がその組織でどのような道をたどってきたかを振り返るいい機会にもなりますね。入社歴の浅い人でも、どのような面で自分が成長できたかなどできるだけ具体的なことを言えるようにしておくといいですね。

 

今後の抱負を伝えよう

退職理由にもよりますが、退職後のビジョンについても触れることができればさらに充実した内容のスピーチになります。

「今後は家庭に入り家族を支えていきたいと思います」「また仕事ができるよう、今しばらくはゆっくりと療養に専念していきたいと思います」「退職後は孫と遊んだり、趣味を見つけて充実した時間を過ごしたい」など、言える範囲で付け加えてみるのをオススメします。

 

感謝の気持ちを伝えよう

ここであえて説明する必要はないかもしれませんが、これまでお世話になったことに対する感謝の気持ちやお礼を述べるのは絶対に必要な部分です。

最悪、この部分さえあれば退職スピーチとしてはOKとも言えるでしょう。ここでも、できるだけ具体的なエピソードや気持ちを交えてスピーチすることで、同僚にはその思いが伝わりやすくなります。

急な退職などで迷惑をかけてしまう場合などは、暗くならない程度にそのことについて詫びてもいいでしょう。

 

同僚の今後の活躍を祈ろう

最後は、会社や同僚の今後の活躍を祈ってスピーチを締めましょう。これは、退職挨拶スピーチというよりはスピーチの基本としてご紹介しておきます。

「株式会社○○の今後ますますのご発展と、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。」といった感じで締めましょう。最後は、「みなさん本当にありがとうございました。」とさらにお礼を述べてフィニッシュです。

こういった一言を覚えておくと、どんな場合でも応用がききますのでサラッと出てくるようにしておきましょう。

 

いかがでしょう、退職の挨拶スピーチは、基本的には感謝の気持ちを述べることが中心になりますが、退職の経緯や今後の見通しにも触れ、自分のキャリアを振り返るような形になります。

冒頭でもご紹介したように、発生などスピーチの仕方についても気を配れれば完璧です。人前で話すことが苦手という方も、前もって練習できるように時間に余裕を持って内容を考えておけると良いですね。今回ご紹介したポイントを押さえつつ、素敵なスピーチになることをお祈りしています!

まとめ

退職の挨拶スピーチのポイント

・明るく話そう
・ゆっくり、大きな声で話そう
・退職理由を伝えよう
・在籍時の仕事・経歴を伝えよう
・今後の抱負を伝えよう
・感謝の気持ちを伝えよう
・同僚の今後の活躍を祈ろう


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