暑中お見舞いには時期がある。安心して送る、マナー集

暑中お見舞いには時期がある。安心して送る、マナー集
暑中お見舞いの時期は、何となく小学生や中学生の夏休みが始まった頃だろうと思っている人が多く、正確にいつからいつまでだと認識している人は少ないですよね。

子供の頃に暑中お見舞いを友達と送り合った経験がある人は、とくに「なんとなく」のまま大人になってしまっているもの。

しかし、社会人になって会社の上司や取引先など、重要な相手に暑中お見舞いを送る際には、マナーをしっかり守れなければいけません。そのマナーの中でも暑中お見舞いの時期は、重要なポイントの一つ。

暑中お見舞いをはじめとした日本の季節の挨拶状にはれっきとした意味があります。その意味を十分に理解していないと、マナーに反してしまうことがあり、相手に失礼になってしまうことに…。

そう考えると、やはり十分注意して暑中お見舞いの時期も見極めたいですよね。そこで今回は、暑中お見舞いの時期について、その背景や意味合いもあわせて解説します。



 

暑中お見舞いには時期がある。
安心して送る、マナー集

 

そもそも、暑中お見舞いとは


暑中お見舞いの時期を単純に覚えることは簡単ですが、丸暗記をしたことはいずれ忘れてしまうことが多いもの。そこで、まずは暑中お見舞いとは、何のために送るものなのか、その意味合いから理解をすることが重要になります。

【 暑中お見舞いの時期☆意味合い 】

★ 本来、暑中お見舞いは、夏場の暑さが厳しい時期に送り、相手の安否確認をする役目を持っていました。

・ かつては手紙やはがきしか連絡手段がありませんでしたので、暑さが厳しい時期には、遠方に住んでいる友人や知人の安否確認をしつつ、自分の近況報告をするために暑中お見舞いの習慣ができたのです。

ただ、現代ではメールや電話、SNSなどがありますから簡単に友人や同僚、上司など自分が付き合いがある人が何をしているか、元気に過ごしているかを知ることができます。

今では、季節の挨拶状として活用されることが多いですが、暑い時期に送りあうものというのがポイントです。

 

開始時期の諸説


暑中お見舞いの開始時期には、大きく3つの説があります。これは、地域や習慣の違いで微妙に異なった内容で、今に伝わっているのかもしれません。

【 暑中お見舞いの時期☆3つの説 】

① 1つ目の説は、夏の土用の日からという説。これは立秋から数えて18日ほど前に当たる7月20日前後です。

② 2つ目の説は、小暑と呼ばれる7月7日からというもの。

③ そして、3つ目は、梅雨明けからという説です。

これらはどれも間違っているわけではありませんし、どの開始日にも該当する時期に送れば間違いない、という風にも考えられます。

しかし、そもそもの暑中お見舞いを送る意味合いを正しく理解していれば、いつが暑中お見舞いの時期としてふさわしいかは分るはず。その、暑中お見舞いを送る意味あいから、発送時期を決める考え方を、これからご説明します。

 

発送時期の見極め方


暑中お見舞いの時期は3つの説があるとお伝えしましたが、そもそも、暑中お見舞いを送る目的は「暑中お見舞いとは」の部分で解説した通り、相手の安否確認をすることと自分の近況報告をすること。

【 暑中お見舞いの時期☆見極め方 】

★ ですから、いくら小暑を過ぎていても梅雨が明けておらず、気温が暑いというほどでもない時期に送ってしまっては、本来の目的を果たすことができません。

・ そのため目安としては、梅雨が明けて暑さも夏本番の気温に上がってきてから、送るのがベター。

年によっては、気温が上がる時期が遅い場合もありますが、ひとまずは梅雨明けを待つということ、ある程度夏らしい気候になるのを見計らうのがポイント!

土用の日を過ぎても暑さが厳しくならない場合には、暑中お見舞いの文面で「今年は過ごしやすい気候ですが~」などと、最適な文言を入れておくとよいかもしれません。

 

終了の時期


暑中お見舞いの時期には開始のタイミングもあれば、終了のタイミングも…。それが立秋の日。立秋の日は、年によって異なりますから、カレンダーやインターネットなどで今年の立秋の日を調べておくと確実です。

【 暑中お見舞いの時期☆終了の時期 】

★ もし、自分が送っていなかった相手から、暑中お見舞いを頂いた場合には、返事をするのがマナーですが…。

・ はがきが届いたのが立秋の日を過ぎていた場合には、暑中お見舞いを出すには相応しくありませんから、代わりに残暑お見舞いを送るのが作法。

早めの夏休みを取っていて、立秋の日にちょうど家を空けていた場合には、送られてきた暑中お見舞いに気づかなかった、ということもよくありますから、終了日にも十分に注意が必要です。

 

残暑お見舞いの時期


暑中お見舞いの時期を逃してしまった人は、残暑お見舞いを送って返事をするのがマナーですが、残暑お見舞いにも終了の時期はあります。基本的には8月中に送るもの。

9月に入ってしまうと季節は徐々に秋になっていきますので、残暑お見舞いを送るには相応しくないのです。

【 暑中お見舞いの時期☆残暑見舞い 】

★ しかし、8月末までと言っても、年によっては8月の下旬頃には、すでに暑さが和らいで過ごしやすい気候になっていることも…。

・ 残暑お見舞いは、暑さが残る時期に送る挨拶状ですから、涼しい秋の気候になってしまったら、残暑お見舞いではなく、通常の手紙にするのが最適です。

 

いかがでしたでしょうか、暑中お見舞いの時期は、ある程度決まっているものの、その年の気候によって、開始日は前後するという事は、自分が暑中お見舞いの本来の目的や意味合いを正しく理解していないと、発送時期を見誤ることも…。

確かに、送られた側でも、あまりマナーを気にしない人もいるかもしれません。

ただ、ちゃんと暑中お見舞いの時期について、意味合いを理解している人には、まだ梅雨明けしていない時期に暑中お見舞いが送られてきたら「あまりマナーについて知らないんだな」というマイナスの印象を与えてしまいます。

何でも言い合える友人や、親しい親戚の間では問題ないかもしれませんが、相手が仕事上のお付き合いがある人だったり、上司や取引先の場合には、せっかくのご挨拶、自分の評価を下げてしまうこともありますので、注意して印象良く送りましょう!

まとめ

暑中お見舞いの時期についてのマナーとは

・暑い時期に安否確認をするもの
・開始時期は梅雨明け以降が良い
・夏らしい気候になってから発送
・立秋の日以降なら、残暑見舞い
・残暑お見舞いは8月末まで