結婚式に招待されたら、ついスーツは無難な黒色の礼服を選んでしまいますよね。結婚式のマナーとして、やはりスーツは礼服を選ぶべきだと思ってしまいますが、マナーの範囲内で素敵なスーツを選ぶだけで、他の人とは一線を画した素敵な装いを実現させることができます。
お友達の式であれば、格式ばった服装よりも、雰囲気になじむことを前提にオシャレな装いで出席したいもの。そこで今回は、結婚式の服装マナー☆スーツの色で魅せる5つの着こなしをお伝えします。結婚式でマナー違反にならないスーツの色を知り、周囲を惹きつける素敵なデザインのものを選んでください。そして是非、「あのスーツがオシャレだった人」という印象を勝ち取りましょう。
結婚式の服装マナー☆
スーツの色で魅せる5つの着こなし
海外では定番のネイビーカラースーツ
海外では屋外で結婚式が行われることが多いのですが、そこで見られる人気のスーツカラーは圧倒的にネイビーです。軍隊の制服の色として用いられるネイビーは、礼服としても品位のある色として黒よりも好んで用いられているのです。結婚式以外でも使える実用的なスーツの色であることもうれしいですよね。
着こなしのアイデアとして、ネイビーに映えるシルバーカラーのネクタイとポケットチーフを合わせれば、ぐっと品よく見えます。また、スーツカラーに近いネイビーを一部分使用している、デザイン性の強いネクタイで遊び心を加えるのも面白いですね。特に3ピーススーツではない場合、Yシャツの色が白いので、明るい色のネクタイでは色味がぼけてしまうかもしれません。メリハリの利いたカラーのネクタイは見た目を引き締める役割を果たします。
トーンの選び方で雰囲気が変わるグレー
結婚式のスーツに選ぶ色として、グレーもマナーの上ではOKです。但し、明るすぎるトーンのグレースーツは、新郎のタキシードとかぶってしまうかもしれませんので、明るいトーンを選ぶときはダークカラーの上下の中に着るベストに持ってくるなどし、全体が明るくなり過ぎないように注意します。ダークグレーの上下に淡い色のグレーベストを合わせれば、人気の3ピーススーツも着こなしとしてワンランク上に見えますよ。
グレーのスーツを選ぶときは、チャコールグレーのようなダークトーンのものを選び、カフスボタンやタイピン、ポケットチーフ等の小物でセンスを光らせましょう。
ダークスーツに軽めのストライプ
ダークスーツは、結婚式のスーツの色としては黒の次に無難とされる色味です。濃紺、濃いグレー等、黒に近いけれど黒ではないという色味のスーツを指します。結婚式に着用するスーツは、黒色の礼服が主流でしたが、最近は「もうすこしオシャレにしたい」と感じる人が増えてきたため、「黒に見えるけれど」というところでマナーをアピールしつつも自分らしさをデザインで出すというスタイルになってきています。
スーツがダークカラーなので、デザインは少し凝りたいところですが、礼服を意識するのであれば細く淡いストライプ程度に抑えておくと安心です。黒一辺倒よりもオシャレに見えつつ、派手すぎないことが好印象を与えます。
大ぶりのものやメリハリの利きすぎたストライプは、カジュアルすぎる印象を与えるため本来結婚式ではNGですが、カジュアルスタイルのパーティであれば許容される傾向にあります。結婚式の雰囲気に合わせてスーツの色やデザインを選べば間違いないでしょう。
やはり、定番の黒
結婚式のスーツというと、どうしても黒い色ばかりになってしまうため、別の色に挑戦してみたいという思いになってしまいますが、日本においてはやはり、正装として認められているのは黒の礼服です。仕立ての良い礼服は、それだけで品よく見えますし、年配の出席者からも好印象をもたれます。結婚式から出席する場合や格式の高い式場、披露宴会場である場合は礼服で出席すると安心できますね。
とはいえ、結婚式では定番の着こなしではなくスーツをおしゃれに着こなしたいですから、ネクタイの色やポケットチーフの色でセンスの良さを光らせませしょう。ネクタイは白ではなく、シルバーと明るいグレーのストライプにしたり、細かなドット柄にするのも素敵です。
ブラックスーツは礼服よりも軽めの印象になる
ブラックスーツも礼服も、同じ黒なので一緒のように見えますが、礼服は本当の漆黒。ブラックスーツと比べると、「黒」の色味が全く異なることが分かるでしょう。比べてわかるくらいですので、ブラックスーツは礼服と比べてやや軽い印象を与えることができます。結婚式でどうしても黒いスーツをとなるならば、色味の軽いブラックスーツをチョイスするのも一案です。
ブラックスーツであれば、中にダークグレーのベストを合わせたりして少し遊びを出すことも可能になります。ネクタイも、青海の強いシルバーとグレーのストライプや明るい色のカラーネクタイを選ぶこともできそうですね。
いかがでしたか。結婚式に着るスーツの色は基本的にダークカラーと相場がきまっていますが、選ぶ色味やデザイン、小物の使い方で印象が随分と変わってくることがわかりました。
結婚式の主役はあくまで新郎新婦で、招待客は二人を祝福するために出席するのですから、自分が目立つための服装選びは避けなくてはいけません。しかし、自分たちの結婚式が暗い色味の服装ばかりの出席者になるよりも、明るく華やかな式でありたいと願う新郎新婦は多く、最近の式では服装の縛りが昔よりも軽くなってきています。お祝いする立場であるという礼節はわきまえた上で、新郎新婦の結婚式に華を添えるというつもりで、素敵な着こなしをして出席してみると良いですね。
まとめ
結婚式で上手にスーツの着こなすには
・海外で人気のネイビーカラースーツの3ピース
・グレーを着るなら深めのトーンを選んで
・軽いストライプが入ったダークスーツ
・やはり定番の礼服はネクタイを選んで
・礼服よりも着こなしやすいブラックスーツにカラーネクタイなどがオススメです