葬儀屋の給料は?仕事内容は?葬儀業界が分かる7つの知識

葬儀屋の給料は?仕事内容は?葬儀業界が分かる7つの知識

転職をお考えですか。葬儀業界にご興味をお持ちですか。高齢者社会の日本で「安定した職業に就きたい」と願い葬儀社を希望する方もいらっしゃるでしょう。

誰にでも訪れる最後の瞬間「死」。その旅立ちのお手伝い、葬儀全体の運営と、ご遺族のサポートが葬儀屋のお仕事ですが、どんな内容の職種があるのか知りたい所ですね。

そして、気になる収入は…?今日は葬儀屋の主な仕事内容と、給料が分かる7つの知識を紹介します。

普段、なかなかお世話になる機会も少なく、またお世話になっている時は観察する暇もなく、どんな職業の方達が関わっているのか分かりにくい葬儀屋のお仕事。

「死」を扱うのがメインですから、精神的にきついお仕事である事は覚悟して下さい。金額には変えられない、やりがいのあるお仕事ではありますから、ご自身の向き不向きもきちんと考えながら読んでみましょう。



 

葬儀屋の給料は?
仕事内容は?葬儀業界が分かる7つの知識

 

納棺師(湯灌師)


【月給:17~25万円、それ以上】

映画「おくりびと」で有名になった納棺師。湯灌師と呼ばれる場合もあります。旅立ちの身支度を整え、ご遺体を棺に納めるまでが主な仕事内容です。

葬儀社の中に納棺師の仕事や役割を担う方がいるケースと、納棺師のお仕事を専門とする方が存在します。具体的には、

・湯灌…故人を寝かせたまま体を清拭する「古式湯灌」、もしくは給排水装置がある専用車や簡易型浴槽、施設の設備を利用して体を清拭する「シャワー湯灌」を行います。

・ドライアイス等で内臓や体全体を冷やし、腐敗の進行を抑える処理をします。含み綿などで表情を整え、髭剃りや髪染・カラーリング、爪切りや化粧を行います。

・遺族から依頼のあった衣装を着せ、表情を整え直した上で納棺します。遺族や参列者と故人が対面できるよう、清潔にし、生前の面影に近づける仕事です。

故人と見送る方々の最後のお別れが、心穏やかに過ごせるよう思いやりを持って作業して下さい。

また、宗教によって行う作業が違ったり、地域によっても納棺師の立場が異なったりします。詳しくは、葬儀社に確認してみると良いでしょう。

 

エンバーマー(復元納棺師)


【月給:17万円~】

葬儀社によっては、エンバーミングを納棺師が行う場合があります。納棺師と同様の仕事と思われがちですが、行う作業は少し異なるのが実情です。

日本では聞きなれないエンバーマーと言う職業ですが、何らかの事情ですぐに葬儀が出来ない場合にエンバーミングと呼ばれる処理をします。

遺体の防腐、殺菌、修復の処置を行い、長期保存を可能にする技術がエンバーミングで、日本では「死体防腐処理」や「遺体衛生保全」と呼ばれる事もあります。

具体的には、

・全身の消毒処理、及び洗浄を行います。
・動脈内に防腐剤を注入と同時に静脈から血液を排出します。

・腹部を少し切開し、残った体液や、防腐を起こしやすい消化器官内の残存物を吸引除去し、防腐剤の注入をします。

・切開を施した部位の縫合、事故などで損傷個所がある場合は、その部分の修復も行い、切開を行った部分にはテープ等を貼り目立たなくします。

・再度ご遺体を清拭し、表情を整え、必要に応じた処理を行い、遺族より依頼のあった衣装を着せ、棺に納めます。

病院等で死亡した場合、看護師らによって行われるエンゼルケア(全身洗浄・体液排出処理)がエンバーミングに近い仕事となります。

 

セレモニーディレクター(葬祭ディレクター)・エンディングプランナー


【月給:20~30万円、それ以上】

葬儀全般に関する知識や技能が必要な立場です。葬祭ディレクター技能審査協会が実施する「葬祭ディレクター技能審査」という試験もあり、資格(1・2級)の取得も出来る仕事になります。

葬儀業の従事に当たって、この資格取得の義務はありません。実際に働きながら仕事を覚え、後々資格を取得すると信頼度の上がる葬儀ディレクターになれるでしょう。

また同等の扱いを受けるのがエンディングプランナーです。具体的な仕事内容は、・葬儀に関する一切の運営・進行、または企画・立案。

・訃報の連絡を受け、自宅や病院へ遺体の引き取りに行き、ご自宅もしくは葬儀社に搬送します。

・ご遺族と葬儀の日程や規模、演出や予算などの打ち合わせをし、必要な発注を業者に連絡します。

・葬儀の際の司会進行を行い、火葬場にも同行します。

・お骨をご自宅に安置するまで担当します。

葬儀全般の知識、司会や幕張の実務経験、宗教儀礼や相続、遺言や民法、また心理学など多方面における知識が必要となります。

一般的なコミュニケーションはもちろん、マナーや葬儀における心構え、交渉術など経験を積んでいく必要があり、またプランナーとしては企画力・プロデュース力が必要な職種です。

 

葬儀司会


【月給:~20万円。それ以上】

その名の通り、葬儀司会を専門で行うスタッフです。葬祭ディレクターが行う場合もありますが、葬儀全体に気を配っておかなければいけない立場の為、葬儀社によっては司会を専門に行うスタッフもいます。

具体的には、

・開式前に、葬儀担当者や喪家様との打ち合わせを行います。

・式場内での司会進行。アナウンス中心で、入場や着席などの案内をします。

・葬儀中に必要に応じたコメント、焼香時の呼びだしや弔電の拝読を行います。

※場合によっては「前説」や「誘導」のお手伝い。地域や喪家の雰囲気によってナレーションを変えてみたり、和歌や古歌を交えてみたりと工夫も必要なお仕事です。

葬儀に相応しい声の出し方や立ち居振る舞い、言葉使いや敬語など、また宗教関連の言葉や作法なども身につけておきたい職業でしょう。

 

セレモニースタッフ・葬儀アシスタント


【月給:15万円~、アルバイト・パート:時給800円~】

葬儀全般のサポート役です。セレモニースタッフと言っても、葬祭ディレクターのアシスタント的な仕事内容だったり、納棺師のアシスタントだったり、葬儀のサポートだったりと、葬儀社によって行う仕事は様々です。

具体的には、

・納棺師のお手伝い、病院からの搬送、葬儀の打ち合わせ等を行います。

・葬儀の手配、写真やお料理、会葬御礼状やその他備品など、指示を受けて連絡します。

・葬儀の準備、祭壇や椅子、備品や外装設備など設営をします。

・葬儀中のお手伝い、焼香案内、会葬御礼状、御礼品の配布、僧侶案内やお茶出し、尋問客誘導、棺内に納める生花の配布など役割を受けて行います。

・その他、葬儀後、ホール内の掃除など。

葬儀関連の知識は不要ですが、あると重宝されるでしょう。またここから葬儀ディレクターや納棺師を目指す方もいらっしゃいます。

葬儀屋に就職をお考えの方は、ここから入って知識や経験を積むと良いでしょう。また葬儀社の求人内容によって給料や仕事内容が異なりますから、前もって確認しておく事をお勧めします。

 

生花スタッフ


【月給:18万円~。アルバイト・パート:時給800円~】

お通夜、葬儀(葬式)、告別式やお別れ会で使用する生花全般を扱う仕事になります。花祭壇、フラワーアレンジメント、供花の作成など喪家の方と打ち合わせしながら作成する仕事になります。

仕入れや鮮度管理、宗教に合った飾り方など十分な配慮と知識が必要です。具体的には、・資材を搬入し、喪家・葬儀担当者と打ち合わせを行います。

・花の種類や順番を確認し、スタンドを設置して活けていきます。

・式終了後、機材やお花の回収を行います。

短い準備時間の中で、どれだけ手早く、そして故人に相応しい空間を創り上げられるか、が大切なお仕事です。葬儀担当者やご遺族との打ち合わせを綿密に行い、その場に合った花の選出と組み立てが鍵となります。

葬儀の形式や宗教によっての飾り方など、葬儀全般の知識や経験に加え、花の知識、活ける技術が必要です。必要設備の搬入や設営などもありますから、体力にも自信がある方にお勧めの職業でしょう。

 

ドライバー


【月給:16万円~、アルバイト・パート:時給800円~】

霊柩車ドライバー、バスドライバー、病院からの搬送や、葬儀時の送迎業務を行うお仕事です。

主に男性が活躍している職種で、特に中型または大型自動車二種免許を取得している方が必要とされています。具体的には、

・搬送者の運転。病院、場合によっては警察署へご遺体を引き取りに行きます。

・霊柩車の運転、リムジン型を含む霊柩車の運転をします。

・マイクロバスで、ご遺族や参列者を送迎します。

・葬儀関連品や返礼品の配送も行います。

・車両の洗車や車内清掃。

免許があれば簡単に就ける職業だと思いがちですが、内容によってはご遺体の処理を行う場合もありますから、面接時に内容を確認しておくと良いでしょう。

葬儀に関わるドライバーですから、言葉遣いや服装にも心配りをされて下さい。また、命を預かるお仕事となりますから、安全かつ丁寧な運転が出来る方が相応しい職種です。

 

いかがでしたか。

葬儀に携わる仕事と言っても、色々な職種がありますね。ご遺体との対面もありますし、ご遺族への配慮も必要になりますから、精神的にも強くなければ務まりません。

また葬儀に休日や祝日はもちろん、年末年始・連休も関係ありませんから、ご家族の理解なしには出来ないお仕事です。体力にも自信がある方でないと難しいでしょう。

葬儀全般の知識に加え、言葉遣いや立ち居振る舞い、その場その場の対応力など、様々な心配りが必要な職業になりますが、それ相当の給料かどうかと言う所は、ご自身次第です。

ご遺族からの感謝、仕事のやりがい、また人間味に触れ、豊富な経験が出来るお仕事ですから、金額には変えられない職業と言えるでしょう。

 

まとめ

葬儀屋の給料は?仕事内容は?葬儀業界が分かる7つの知識

・納棺師(湯灌師)
・エンバーマー(復元納棺師)
・セレモニーディレクター(葬祭ディレクター)・エンディングプランナー
・葬儀司会
・セレモニースタッフ・葬儀アシスタント
・生花スタッフ
・ドライバー