言葉遣いで全てが変わる!品の良さが伺える7つの「常識」


言葉遣いだけでも、人の印象は大きく変わりますよね。人の印象は見た目が重要と言われています。

ただし、どれだけ容姿に清潔感があって第一印象が良くても、実際に会話をしてみてイメージダウンしてしまったというケースが多いのも事実。その多くは、「言葉遣いが汚い」とか「下品だったから」ということが多くあるのです。

自分の言葉遣いに品があるかどうか、客観的に考えたことがある人は、実はあまり多くいないのではないでしょうか。学生時代に不良になったという経験がない限り「自分は普通だ」と思い込んでいる人が多いからです。

しかし、思春期で反抗していた時に身についた言葉遣いや、友人同士で通じる言葉遣いは、意外と大人になっても定着しています。そう聞くと「私の言葉遣い、本当に大丈夫?」と少し不安になりますよね。

そこで今回は、品がいいと相手に感じさせる言葉遣いの常識について、具体的なポイントを7つお伝えします。

 

言葉遣いで全てが変わる!
品の良さが伺える7つの「常識」

 

ゆっくりした話し方

早口で話している人は、相手に余裕がないような印象を与えます。本当に緊急事態に早口で話すのはいいのですが、普通に話している時でも早口になってしまうと、常に焦っているように見えてしまいます。

【 言葉遣いの基本:早口 】

★ また、早口で話している自覚がなくても、相手から「え?」と聞き返させることが多いと感じる人は、早口になっている可能性があります。

・ 滑舌よく、ゆっくりと余裕をもった言葉遣いは、相手に品がいいイメージを与えることができるのです。

 

正しい尊敬語と謙譲語

品のある言葉遣いに欠かせないポイントが尊敬語と謙譲語を正しく使えているかどうかです。

【 言葉遣いの基本:尊敬語と謙譲語 】

★ 例えば、目上の人に対して「駅から歩いて来たんですか?」という言葉遣いを使ったとします。

・ 一見、丁寧語を使っているように思うかもしれませんが目上の人への言葉遣いにしては、フランク過ぎます

「駅から歩いて来られたんですか?」とか「駅から歩いていらっしゃったんですか?」と言った方が、品がいい印象を与えることができます。

 

「お」や「ご」を付ける

言葉遣いで品の良さを上げるためにすぐにできるのが、単語や動詞に「お」や「ご」を付けることです。

【 言葉遣いの基本:「お」や「ご」 】

★ 例えば、「夕飯食べた?」と聞くより「お夕飯食べた?」と聞いた方が品が上がるのです。

注意したいのは、何でも「お」や「ご」をつければいいというわけではないということです。「お夕飯をお召し上がりになった?」など、過剰につけすぎると違和感がありますから、適度につけることを心がける必要があります。

 

品のいい謝り方

仕事で取引先や他部署の人に謝らなければいけない時、とっさに「すいません」と謝ってしまう人は多くいますよね。

【 言葉遣いの基本:謝り方 】

★ 日本語としては間違えではありませんが、「申し訳ありません」「申し訳ございません」と言った方が、言葉遣いとしては品が上がります

また、同僚や後輩に対しても「ごめん」と言うより「ごめんなさい」と言った方が、品がいい印象を与えることができます。

 

正しい日本語を使う

学校を卒業して社会人になったばかりだと、つい学生気分が抜けずに、若者言葉を使ってしまいますよね。また、それに気づいていない人も多いのではないでしょうか。

【 言葉遣いの基本:正しい日本語 】

★ 例えば「超~」「マジで~」という言葉遣いは、社会人としてはNGですし、品がいいとは言えません。

・ 「超」は「とても」「マジで」は「本当に」と、どのような年代の人にも伝わる、正しい日本語を使うと品も上がります。

また、ネット専門用語は同世代の間でしか通じないことが多いため注意が必要です。

 

下品な言葉を使わない

10代の思春期の時には、親に怒られながらもあえて下品な言葉を使っていたという経験がある人は多くいます。

【 言葉遣いの基本:下品な言葉 】

★ 少し気分を害しただけで「ムカつく」とか「うざい」などの下品な言葉を声に出して言ってしまうのです。

しかし、怒りや苛立ちを言葉に出してしまうのは、「品が良い」かどうかと言えば、相手にとって「品が良い言葉」ではありませんよね。このような自分の感情を表す言葉遣いは正すのではなく、言葉に出さないように心がけるのが一番です。

 

尻上がりのイントネーションにしない

学生や若年層の間では、昔からある言葉遣いや単語でも、尻上がりのイントネーションに変えて話していることが多くあります。しかし、疑問文でもないのに尻上がりのイントネーションの言葉遣いにするのは誤りです。

【 言葉遣いの基本:イントネーション 】

★ 「~じゃない?」という言葉も、尻上がりのイントネーションにするだけで、一気にチャラチャラした印象を相手に与えてしまいます。

・ 方言は別として、その土地その土地での正しいイントネーションを意識して話すことが品アップにつながります。

 

いかがでしたでしょうか。言葉遣いというものは、母国語である言語を話している時は特に意識をして話すものではないので、知らず知らずのうちに自分の個性が出てしまうものです。

その個性が品のいいものであれば問題ないのですが、せっかく内面が上品でも言葉遣いが下品だと損をしてしまうのです。

化粧や服装、髪型などの外見で印象が決まるのと同じで、言葉遣いも特に初対面の相手にとっては印象を決める大きな要素になりえます。

十分な時間を一緒に過ごしていないと、その人となりを判断する手掛かりは、目に見える情報と耳に聞こえる情報しかないためです。

今回解説した通り、正しい言葉遣いや尊敬語、丁寧語、謙譲語を使えるかどうかは、勉強次第で誰でも成長できる部分です。あとは、ゆっくりとした話し方や正しいイントネーションを意識して心がけることで、徐々に言葉遣いは品が良くなっていくのです。

 

まとめ

品がいいと思われる言葉遣いとは

・感情に左右されずゆっくりしたペースで話す
・目上の人に対して尊敬語と謙譲語を正しく使える
・適度に単語や動詞に「お」「ご」を付ける
・「すいません」ではなく「申し訳ありません」
・若者言葉を使わず老若男女に伝わるに正しい日本語を話す
・「ムカつく」「うざい」など下品な言葉を使わない
・単語や文章をなんでも尻上がりのイントネーションにしない


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