セレモニースーツは年齢を重ねるほど着用する機会が増えてきますよね。入学式・卒業式はもちろん、結婚式にお呼ばれすることも多くなることでしょう。人生の節目となるイベントに出席する際に着用するセレモニースーツはきちんとした印象に加えておしゃれな感性も持ち合わせたいもの。
しかし、セレモニースーツは結構なお値段がするものも多いので、毎回新調するにはもったいないと考える人も多いことでしょう。出来れば出費は抑えたいものですし、良質なセレモニースーツを賢く選んで長く着こなすのは大人の女性のたしなみとも言えます。人生の節目に自信を持って参加できるセレモニースーツを持っていれば心落ち着いてイベントを楽しむことが出来ることでしょう。
これからの10年先を見越して、すぐに古びてしまわないようなセレモニースーツを選びたいものです。そこで今回はセレモニースーツを長く着こなすための選び方5つのコツをお伝えします。
セレモニースーツを長く着こなすための選び方
5つのコツ
セレモニースーツは雰囲気の違う2着を持とう
セレモニースーツを選ぶとき、まずどんなデザインにしようかと迷いますよね。大まかには全体のイメージがきりっとしたもの、ふんわりと優しい感じのものに分けられるでしょう。自分の顔立ちや雰囲気で選びたいところですが、長く着こなすためにはどちらにするか迷うところでもあります。ここは思い切って、デザインの印象が違う2種類を持つことをおすすめします。
というのも、10年くらいの過程では自分自身の雰囲気も変化してきますし、人から見られる印象も変わってくるものです。2着あれば着回しのアレンジで印象を変えることも楽しめ、イベントの内容に合わせやすくもなります。セレモニースーツは何着も購入するのではなく、雰囲気の違う2着があれば十分頼りになり、長く着こなすためのコツとも言えるでしょう。
特に襟元のデザインにはこだわろう
セレモニースーツを長く着こなすためにはシンプルなデザインがおすすめです。特に襟のデザインは全体の印象を決めるポイントにもなります。
セレモニースーツのテーラードカラーは甘さを抑えたシンプルさの中にスマートな華やかさがあり、どの年代の女性にも似合い誰からも好感を持たれる上品さがあります。
また、ノーカラージャケットは首元がすっきりし、優しい印象があります。セレモニースーツに相応しく程よい甘さも品よく映ることでしょう。こちらも好感度が高いデザインです。合わせるスカートは膝が隠れるくらいの長さがフォーマルになります。
すっきりとしたテーラードカラーのスーツと顔が優しく映るノーカラーのスーツがあれば、セレモニーの内容によって変えることが出来、重宝します。流行に左右されないデザインは長く着こなす強い味方でもありますね。
明るい色とダークな色を用意しよう
セレモニースーツを選ぶとき、何色にしようか迷う方も多いことでしょう。長く着こなすためにはベーシックな色合いをお勧めします。今後の着回しも考えるとセレモニースーツはダークな色と明るい色の2着を用意しておくと何かと便利です。おめでたい席では明るい色、例えば淡いブルーやベージュなどは華やかになりますね。ただ年齢を重ねると赤や青などの濃く派手な色は顔がくすんで見えることがありますので、セレモニースーツとしては避けた方が無難です。
ダークな色は、例えば黒や紺色・グレーなど、一つあると大変重宝します。黒は悲しみの席でも着ることができます。お祝いの席でダークな色を着る場合はコサージュやインナーを華やかにすることでぐんと垢抜けた装いになります。長く着こなすためにも色選びは慎重にしたいものです。
素材や縫製は確かなものを選ぼう
セレモニースーツをどこで購入しようか、お店もたくさんあって迷いますよね。最近はネット通販でも購入でき大変便利になりました。長く着こなすセレモニースーツの選び方としては、素材や縫製をチェックすることはとても大切です。安価過ぎるセレモニースーツは、よく見たら糸が出ていたり運針が曲がっているなど縫製がしっかりしていなかったり、生地の素材が弱くてすぐに伸びたりあるいは縮んだり、またクリーニングに耐えられないものもあります。
長く着こなすセレモニースーツを選ぶ際には、できるだけ安心できるお店で購入したいものですね。出来れば店頭でお店の人に相談しながら決めましょう。その場で縫製の具合や生地のチェックが出来ますし、試着をしてアドバイスも受けられます。シワになりにくい生地の素材も教えていただけることでしょう。セレモニースーツは長く着こなすためにも、少々は奮発して質の良いものを求めましょう。
着回し上手になろう
セレモニースーツは印象の異なる2着を持っていると、着こなしの幅がぐんと広がると先にお伝えしましたが、Aタイプの上着とBタイプのスカートを合わせるだけでも雰囲気が変わってきます。インナーを変えてみるのも良いですね。お祝いの席、悲しみの席、式典など様々なセレモニーの内容によって靴やバッグ、アクセサリーを変えるなど、ちょっと工夫をするだけで、違う装いとして見てもらうことができます。
年齢を重ねると価値観も変化してきますが、セレモニースーツは流行を追わずにシンプルなものを揃えておくと、小物で今の自分を演出できますし、自分自身も新しい気持ちで出席することが出来るでしょう。
セレモニースーツを長く着こなすためには、質の良いものを選び、着こなし上手になりましょう。
いかがでしたか。セレモニースーツを長く着こなすための選び方5つのコツをお伝えしました。セレモニースーツに求められるのは、あくまで品の良さです。過度なデザインや派手な色合いはセレモニーの席では変に目立ち、肩身が狭くなり、二度と着たくない!と思うかもしれません。セレモニースーツは流行に惑わされないシンプルなものを選ぶと長く着こなせますね。大切なセレモニースーツを長持ちさせるには、着用した後に丁寧にブッシングをし、ホコリやチリを払いましょう。
また型崩れを防ぐために掛けるハンガーは肩と首の部分が厚いハンガーをおすすめします。襟元の型崩れはだらしなく見えますので特に注意したいですね。汚れがない場合はクリーニングは控えた方がよいでしょう。生地の痛みにつながります。お気に入りの美しいスーツでセレモニーへの出席を楽しみましょう。
まとめ
セレモニースーツを長く着こなすための選び方は
・印象の違う2着を持っておくと着こなしの幅が広がる。
・襟元のデザインはシンプルなものを選ぶと流行に左右されない。
・明るい色とダークな色2着あると着回しが出来る。
・素材や縫製など質の良さが長持ちする。
・小物に変化を付けると同じ服でも気分は新しくなる。